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カテゴリ:日蓮正宗
【日蓮正宗略解】より転載
昭和48年10月12日発行 発行者 日蓮正宗総本山大石寺 ※誤字脱字はご容赦下さい
1・宗 名
本宗は日蓮正宗という。 宗祖日蓮大聖人は、末法万年の長い時代、さらに未来にわたるすべての民衆を救済する仏であり。また仏教の真実の教義体系からいえば、あらゆる仏菩薩の根元、すなわち本仏としての意義を持たれている。 本宗はかかる大聖人の宗旨と宗教を、現在において正しく伝える唯一の宗団であるから、日蓮正宗と称するのである。 元来、各宗団の名称は、発生以来の種々な因縁によることが多い。 本宗でも上代は、法華経に依って宗旨を立てる意味で法華宗といい、また、天台法華宗と区別する意味で日蓮法華宗という時代もあった。明治以後、身延山系では釈尊を仰ぐ宗旨なので、適当でないのにかかわらず先に日蓮宗と称した。この状況において、大聖人より二祖日興上人へ宗旨を紹継する富士山系は一往、日蓮宗興門派と名乗ったこともある。 明治三十三年九月、大聖人の血脈を相承する大石寺が総本山として独立したとき、日蓮宗富士派と公称し、明治四十五年六月七日、さらに日蓮正宗と改称したのである。 しかし、過去の名称のいかんに関らず、また時の為政者が仏教宗団にたいする行政上の強制的離合集散の措置とは別に、わが宗門が大聖人の宗旨を、正しくありのままに紹継する唯一の宗団であると確信する上に、日蓮正宗の名称が存する。 この意義の上から、日蓮正宗の歴史は、大聖人の立教により、建長五年四月二十八日に始まるのである。そして、大聖人の宗旨は、二祖日興上人、三祖日目上人と血脈相承して現在にいたっている。
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最終更新日
2009年11月05日 19時14分59秒
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