[アクション]の記事一覧 | 映画一点豪華主義

『黄金のランデブー特別版』２８年超しの夢、遂に結実！

『黄金のランデブー特別版』発売中です！→こちら　本編は、日本初公開となる“Nuclear Terror”バージョンで、劇場版より時間軸が整理されて判りやすくなり、原子物理学教授のトーブマン博士誘拐シーンが追加されています。ヨーロッパビスタ（1：1.66）のワイド＆スクイーズで、日本でレストアした、現存する最高画質です。“劇場公開版”は、ネガが散逸してしまったので、ビデオマスターで特典映像としてまるまる本編を収録しました。もちろん、「木曜洋画劇場」の吹替入りです。　ライナーノーツには私が駄文を寄稿させていただきました。なぜ「黄金のランデブー」が封印されていたのかを自分なり調査した結果と、ラストで棺桶がすり替わっていた謎を解く解説を書かせていただきました。　当ブログでは、文字数の関係で書くことができなかったネタを。ネットや雑誌などで、「豪華客船じゃなくて、どうみても貨物船だろう」というツッコミを多々拝見しますが、これに一言申す！　原作でも設定は「貨客船」。そもそも、テロリストがコンテナに隠れて潜入するわけで、貨客船でなければ成立しない設定なわけです。　これは小説や映画のための設定ではなく、実際、貨物船でありながら、客室を設置した船によるクルーズはあるのです。豪華客船の旅よりも料金が安く、途中停泊での外出もアリ、船員との交流も自由。通の旅人々には人気があります。貨物船側にとっても、旅客収入があるのでメリットがあるわけです。　それに、貨客船でなければならない理由がストーリー上にあります。映画のもうひとりの主役たる貨客船カリビアン・スター号は、金塊を積んだユニコーン号にランデブーして、金塊を移し変えなければなりません。それにはクレーンが必要ですが、豪華客船には装備されていません。クレーンを備えた貨客船だからこそ、可能な計画というわけです。　また、豪華客船の場合は乗客が多すぎて、テロ側も制圧しずらいのです。貨客船なら、せいぜい客は数十人なので、制圧は容易です。　ということで、「どうみても貨物船じゃないか」というツッコミは止めるように！　ストーリー上の必然による設定ということで、認識を改めてください（笑）amazonでも買えない『黄金のランデブー特別版』独占発売中！→こちら海外のマニアは地団駄踏んでます（マジです）。「黄金のランデブー」DVD用予告編→こちら（Youtube)２分で分かる「黄金のランデブー」→こちら（Youtube)allcinemaSELECTIONにて独占販売中監督：アシュレイ・ラザルスリチャード・ハリス（カーター）………羽佐間道夫アン・ターケル（スーザン）………芝田清子ジョン・ヴァーノン（ミゲル・カレラス）………小林勝彦デヴィッド・ジャンセン（コンウェイ）………村越伊知郎バージェス・メレディス（バン・ヒューデン）………千葉順二ゴードン・ジャクソン（マーストン）………村松康雄ロバート・ビーティ（セルダン）………増岡弘幹本雄之、若本規夫、池田勝ほか＜SPECIAL FEATURES＞●２バージョン・ダブル収録○「ディレクターズ・カット：NUCLEAR TERROR」VERSION○＜ニューマスター・デジタルレストア／ビスタ＞○「劇場公開版：GOLDEN RENDEZVOUS」VERSION○＜ビデオ用マスター／スタンダード＞　　※劇場公開版はネガが紛失しているため、現存するNTSC素材を使用しております。●ＴＶ放映版日本語吹替収録（テレビ東京「木曜洋画劇場」放映）　　※一部日本語吹替の存在しない箇所は字幕対応となります。●別オープニング＆削除シーン●ＤＶＤ用ＣＭ●特製リーフレット時間■本編99分＋映像特典約115分面層■片面２層音声■1:英語（モノラル）／2:日本語吹替（モノラル）字幕■1:日本語字幕／2:吹替用字幕画面■16:9/LB ビスタサイズ（1.66:1）

『国際諜報局』プレミアム・エディション　allcinemaSELECTIONで取り扱いスタート！

　以前、『国際諜報局』の２時間枠の吹替音声を募集していた際、allcinemaONLINEに協力をしていただきました。そのよしみで、特別に『国際諜報局』プレミアム・エディションも取り扱っていただけることになりました！　特別価格>２０％オフなので、お買い得ですよ～　★『国際諜報局』プレミアム・エディション(20%OFF）allcinemaSELCTION販売ページ→こちら★気になる仕様の完全解説『国際諜報局』プレミアム・エディションDVD公式ブログ→こちら★「ゼブラ軍団」「大竜巻」ほか吹替音源募集中！→こちら

「ファイナル・オプション」…ファイナル・セール！

スティングレイから通販専用商品として発売中の「ファイナル・オプション」の販売が、あと１週間後の１１月１０日に終了します。特殊部隊アクションとしては、この作品が最高峰でしょう。業界裏事情になりますが、スティングレイの権利が切れた後は、本作の海外権利元も日本の権利の扱いを終了するようです。なので、今後二度と国内版ソフトが発売されない可能性もあります。一家に一本、損はナシ！　ぜひこの機会どうぞ。商品情報・お求めは→ allcinema Selection

祝！「要塞警察デラックス版」ＤＶＤ発売……実は３年越しの難産企画

　全国の「要塞警察」ファンが本当に待ち焦がれていた作品が、遂に発売されました！　放送当時の吹替音声が収録された豪華DVDです。「要塞警察」は「木曜洋画劇場」の放送で本邦初お目見えですから、吹替じゃないとファンの原体験が再現できませんからね、発売告知では吹替収録を強調しましたよ！　吹替版は、８０年代後半以降、関東圏では９０分枠でしか放送されていませんでした。その放送用マスターは、正味６９分なので、約２０分が欠落してしまいます。そこで、映画監督の鶴田法男さんのご協力を得て、気が狂いそうな作業を延々繰り返して、何とかノーカット９１分の吹替音源を復元しました。　本編マスターと特典は、アメリカのImage社が制作したものを入手。マスターは美麗なプリントかテレシネされたワイド＆スクイーズで、３０年前の作品とは思えないクリアな画像です。カーペンター監督のコメンタリーや、インタビュー、ギャラリー、予告編など、基本的にはImage社のDVDのローカライズ版といったところです。　さて、この商品の企画ですが、実は２００５年の春からスタートしていました。その頃より、海外の権利元と、日本での再発売の権利を交渉しはじめました。途中、新作の買えるような恐ろしい値段をふっかけられたり、権利元の担当者が２回変わったり（つまり、辞めた）、権利元が別の会社に買い取られたり……。ようやく合意に達したのが約１年前。　ところが、Imageの素材は権利元が持っていなくて、Imageから取寄せなければならず、ここでまた時間がかかって…マスターが日本に届いたのは、去年の秋でした（涙）。　こうして丸３年の紆余曲折を経ましたが、ようやく発売にこぎつけたしだいです。　音や画質、特典については、以下に公式ブログがありますので、ぜひご確認ください。→　「要塞警察デラックス版」公式blog　１９７６年度作品監督・脚本・音楽：ジョン・カーペンターダーウィン・ジョストン…青野武オースティン・ストーカー…樋浦勉ローリー・ジマー…此島愛子トニー・バートン…亀井三郎チャールズ・サイファーズ…細井重之マーティン・ウェスト…納谷六朗ナンシー・ルーミス…高島雅羅発売日：０８年２月２２日要塞警察デラックス版

ファイナル・オプション（その２）……若本節とその生き様

　11月11日にDVDが発売になる「ファイナル・オプション」の吹替現場に立ち会ってきました。　過去のテレビ放送では、主演のルイス・コリンズを堀勝之祐さんが担当していましたが、今回のＤＶＤでは、「特捜班ＣＩ☆５」でコリンズを吹き替えていた若本規夫氏によるニューバージョンの吹替版を収録します。　ところで、収録の際に、若本規夫氏へのインタビューが「映画秘宝」により行われました。氏が業界に入ったきっかけ、お仕事に対する真摯な取り組み方など、本当に貴重なお話しを聞かせていただきました。こちらのインタビューは10月20日発売の「映画秘宝」に掲載されるとのことです。　本日の話題は映画作品ではないのですが、あえて"一点豪華"ポイントをひねり出すとすると…今回の「ファイナル・オプション」の吹替で、リチャード・ウィドマークはテレビ吹替版と同じく大塚周夫氏が担当！　大御所なので断られる危惧もありましたが、ウィドマークといえば大塚周夫氏しかないと、吹替制作スタジオが口説き落として実現しました。というわけで、ＦＩＸ声優のイメージを損ねることなく楽しめるプレミア吹替となっています。

ファイナル・オプション(WHO DARES WINS)……若本規夫＝ルイス・コリンズで甦る、英国特殊部隊ムービーの大傑作！

　実際にあったイラン大使館占拠事件をもとに、英国特殊部隊ＳＡＳの活躍を描いたサスペンス・アクションの快作。イギリスの傑作テレビシリーズ「特捜班ＣＩ☆５」のボーディ役で人気が出たルイス・コリンズが主演に抜擢されたことでも話題になりました（英国民と一部の日本のファンの間で）。　反戦団体「人民の会」が大規模なテロ活動を起こす可能性を察知した政府が、ＳＡＳのスケルン大尉に潜入捜査を命じるが、スケルンは敵に正体を知られたあげく妻子も人質に取られてしまう。「人民の会」は晩餐会で演奏する楽団に化け、アメリカ大使館を占拠。そして恐るべき要求を政府に突きつける…というストーリー。　前半のＳＡＳの訓練シーンから後半の息詰まるサスペンスまで、全編見せ場の連続ですが、あえて“１点豪華”ポイントを挙げるとすれば、ラストのＳＡＳ突入でのワンシーン。ＳＡＳ隊員がロープでするすると大使館のホールの天蓋から降りながら、踊り場にいるテロを次々瞬殺。その間わずか１秒！　（あまりにも早いんで、まばたきしちゃダメ）「なんか凄いものみちゃった…」としばし呆然。　突入シーンでは、ＳＡＳの隊員たちがテロリストたちを片っ端から殺戮して回ります。テロリスト側、全く抵抗できません。視界に入った瞬間、弾を撃ち込まれてあの世行きです。テロが世の中を脅かす現在、これを観るとスカっとさわやか間違いなし！　この作品こそ、世界一と謳われるＳＡＳの技能を、スクリーンの上で完全に表現した唯一最高の作品でしょう（これを観てしまった私は、他のＳＡＳを扱った作品がヌルくて観れなくなってしまいました…）。さらに、今回発売されるＤＶＤは、主演のルイス・コリンズを「特捜班ＣＩ☆５」と同じく若本規夫氏が担当した新規吹替を収録。元ＳＡＳという設定の「ＣＩ☆５」のボーディの前日談として観ると、さらに楽しめるかもしれません。キャスト（声の出演はＤＶＤ新録版）スケルン大尉：ルイス・コリンズ（若本規夫）フランキー：ジュディ・デイヴィス（相沢恵子）カリー：リチャード・ウィドマーク（大塚周夫）ポッター：ロバート・ウェッバー（秋元羊介）ＤＶＤ：11/11発売（通販のみ／allcinemaSELECTION）