NHK、国営放送様より通達が来ました。衛星普通契約(白黒)は10月から廃止となると言うものでした。今の世の中、白黒テレビなど存在したら奇跡ですから、私はこれを当然の処置だと思いました。ところが、総論賛成各論反対と言うわけではありませんが、私の場合は問題があります。衛星放送契約をしていながら、、これをほとんど見ていないのです。何しろ、韓流ドラマに興味がなかったので、衛星放送などいらないといっても過言ではありません。
なぜそのような状況が続いていたのかと言えば、これはNHKのせいです。10年くらい前、衛星放送を見なくなった私は、カラー契約にするように真っ当な要求をするために我が家を訪問したNHK末端職員氏に対し、その要求を認めるのは当然ながら、ついでに衛星放送契約は解除する旨を伝えました。実際見ていなかったのです。もともとアメリカンフットボールNFLを見るために衛星放送を取り付けたのですが、我がダラスカウボーイズ凋落とともに、必要がなくなっていたのでした。ところが末端職員氏は、それならこのままにしておいて欲しいと言うのです。どうやら、カラー契約(現在月額1,345円)のみに変更すると、衛星普通契約(現在1,800円)よりも受信料が少なくなるためのようでした。こちらは、BSアンテナを撤去するのが面倒でしたし、年に何番組くらいは衛星放送も見るかもしれないので、そのままにしていたのです(実際年に数回利用していました)。
ところが、そういった下々の話などご存知になるはずもない大特殊法人様は、今年10月から、白黒契約が無くなり一律2,290円になると通達してきたわけです。そこで、この機会に無くても困らない衛星契約を止め、地上放送のカラー契約(月額1,345円)のみに切り替えようと考えたのは、これは貧しい庶民としては当然だと思います。細かな話ですが、ほとんど見ない衛星放送に月額455円は払えても、945円支払う気は無かったわけです(ビデオ・DVD借りた方が安い)。
そこで契約変更のため、通達の送り主であるNHKの営業センターに電話しました。「やめるなら見られないような状態にしてくださいね~」くらいのことは言われるものと覚悟していましたが、電話の応対をしたNHKの営業男氏は何か勘違いしているようで、端的に言えば、やめるならアンテナを撤去しろと言うのです。これは私有財産に対する明確な侵害ではないでしょうか。アンテナをどうしようとNHKから指図される覚えはありません。「取り付ける時にあんたら何かしてくれたの?取りはずして粗大ゴミにする時にあんたらお金出してくれるの?」と言いたくなります(似たようなことを言いました・・・)。そもそも、例えばオブジェとしてBSアンテナを立てていても、それは個人の自由であり、どうしてNHKが苦情を言える筋がありましょうか。
現実問題として、我が家のBSアンテナには朝顔が巻きついており撤去不能なので、コードを断線することしか出来ないと言ったものの、NHK職員の男は疑惑ありげな口ぶりで四の五の言い、衛星放送を見ないと言いながら隠れて見る不正があることを暗に語り、さらに衛星放送を続けて欲しいと営業トークを始める始末です。これがフリーダイヤルなら我慢もしたいところですが、こちらが普通に電話しているのです。忌々しい不正の塊であることが露見したばかりの腐った国営放送などに、痛くも無い腹を探られる覚えはありません。自分が盗人で、世間に盗人が多いからと言って、お客様を盗人と見なして商売が出来るのか!と完全に頭に来たのでした。「見るか見ないか疑いがあるなら調べに来ればいい。それをせずに客を疑って営業が出来るのか!」です。
とにかく、10分近い無駄話の末に、契約変更の書類を送るように申し伝え、早速BSアンテナのコードをはさみでちょん切り、ついでに電波を受信する箇所をドライバーで撤去しました。そして、念のため件の営業センターにその旨を報告し(わざわざ電話するのは嫌味なのですが、鈍い役所頭では理解出来ているか怪しいです)、さらにNHKのホームページを確認したところ、受信料についてのフリーダイヤルがあったので(それをなぜ通知通知書面中に案内しないのか!)、さらにそちらにも契約変更の書面送付するように電話連絡しました。末端の対応が疑わしい時は、別の経路で確認しておいた方が良いと思ったのです。なお、こちらは普通に応対してくれるオペレーターの女性氏だったのですが、こちらは「NHKの大馬鹿!」といった一時的感情が先行し、話し方が相当にきつくなってしまいました。この点は反省したいところです。
それにしてもNHKはうらやましいです。
私など、商売で送った荷物に欠品があると言われ、同梱した記憶があり在庫数も正確でどこを探しても見当たらず、とても小さな商品だったので、念のため他の商品に紛れていないかご確認をお願いしたところ、「疑われているようで不愉快だ!」と怒られたことがあります(そのお客様は、結局なぜか代品の発送を断られ、その分のお金を盲導犬基金に募金するように要求なさいました)。それに比べるのもおかしいですが、あれだけ不祥事が続発し世間の指弾を受けながらも、なお受信料を欠かさず払ってきた一般人を電波盗人扱いしたり、その私有財産の処分を強要出来るのですから、さすが親方日の丸としか言いようがありません(自由民主主義国家なのですが・・・)。
ハイビジョンなどと言い、デジタル化の流れが決定的になってもアナログ式にこだわり、無駄な資金を消費するは、ディレクターは制作費を横領するは、アナウンサーは不倫ならまだしも強制わいせつで逮捕されるは、会長様は横審の委員やら何とか大会の主催者面して威張っていただけだは、いまだに受信料の不公平是正について抜本的改革が出来ないは、自分たちが製作した昔のドラマをパクッた外国製のドラマを買ってきて喜んでいるは・・・、おや、これは関係ないかもしれませんが、とにかく今のNHK(日本ホントに滑稽の略という説もある)、国営放送様は問題山積です。
民放様は民放様でくだらないバラエティで芸能人が幼稚な遊びに興じるか、馬鹿面下げて物食ってる番組ばかりですから、もう少し頑張ってもらいたいと思っていたのですが、末端からすでに視聴者のことなど考えない体質では、あまり期待出来ないようです。
腹が立つので朝顔が枯れても撤去しないことにした「オブジェ」