テンの上手投げにより土俵をわるデコ
生まれながらにがに股のカンは、少し握力が弱まってきた気配をみせている。先ごろ、1つだけ産卵して体調を崩した余韻なのかもしれないが、とりあえず上段の止まり木をごつごつした自然木に替えてやる。
まだカンが一羽暮らしの頃、流木から作った止まり木に替えたところ完全な拒絶にあい、普通の止まり木(少し太い直径1.5cm)に彫刻刀で刻みを入れて滑りにくくするようになった。今回はどうだろう。やはり避けようとしているが、放鳥時に自然木に慣れさせているので、たぶん大丈夫だろう。
カゴの中で生活している文鳥は、周囲の環境しか知らないので、見慣れない物、その色や形状に過敏に反応する。彼らか弱い生き物にとって、見慣れない物はイコール危険なのだ。
従って、突然近くに置くよりも、徐々に慣れさせたほうが飼い主にとっても気が楽だ。そしてより楽したければ、幼い頃からいろいろなものを見せておくことだと思う。
例えばエサや水入れひとつにしても、完全に一色に統一してしまうと、違う色に替えた時に、過剰な反応をされて驚くことにもなる。同色でコーディネートした方が見た目は良いのだが、面倒なのか楽できるのか微妙なところだ。