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雀坊の納戸~文鳥動向の備忘録~

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2008年11月12日
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カテゴリ:文鳥動向の備忘録

ブランコと文鳥ヒナたち
薄ら汚れた遊び場もご利用される坊ちゃまたち

 小松菜が主食のように食べ散らし、赤粟穂をくまなくむしり食べながらも、一口ずつくらい餌づけを続けさせてくれそうだったが、今日になって孵化46日目のイブと40日目のシューは、ほとんど餌づけをさせてくれなくなった。遺憾ながらひとりエサと言うしかない。
 39日目のラックはまだ毎回一度は食べてくれるが、これも時間の問題だろう。無事に成長してくれたことを喜ぶしかない。
 文鳥のひとりエサ(親にエサをもらわずに自立すること)では、ある日突然口を開けなくなることも多いが、今回の3羽は徐々に移行していくタイプだったので、特にイブはかなり長く餌づけを続けさせてくれた。ありがたいことだ。

【余禄】
 粟穂と言うのは、雑穀の粟が穂に付いたままのもののことだが、結構むしり食べるのを好む文鳥(特に若い文鳥)が多いので、栄養価が特別高いのではないかと疑う人もいたくらいだ。もちろん、飼料に含まれる粟は、穂から落としただけに過ぎず、穂に付いていようといまいと収穫後乾燥させたそれの栄養価など変わるわけが無い。ようするにむしって食べると言う行動が、特に若くて力が有り余っている文鳥には魅力的なのだろうと思う。
 ところがこの粟穂、将来的には入手困難になるのではないかと思える。と言うのも、粟穂の生産地はほとんど中華人民共和国だけなのだが、その中国での生産量が減少し、輸出規制も厳しくなりつつあるのだ。この件については、西種商店さんという昔から小鳥の飼料を扱われている会社のHPに詳しいので、興味のある人は一度参照してもらいたい↓。
http://www.eonet.ne.jp/~kotori-nishitane/toppage.html

 何かと中国産は避けたいところだが、日本で粟を栽培する農家はほとんど皆無の状況で、他の国、例えばオーストラリアではおそらく大きな機械で収穫するため、粟穂を商品化しづらいのではないかと思われる。また、粟穂の状態では穂を落として袋詰めにするのより積載容積もずっと必要になり、取扱も難しいので(荒く扱えば穂から落ちてしまう)、遠国からの輸入はなかなか難しいものと思える。
 つまり、小鳥の飼料として気軽に与える粟穂は中国産以外になく、その輸出がストップすれば代替が無いのが現状なのだ。
 ・・・日本の農家に頑張ってもらいたい。・・・実家が農家の人は帰農すべきだ!と無責任に思うなあ。雑穀作ってくれないかなあ。






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Last updated  2008年11月12日 23時06分30秒
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