我が物顔にふるまうスミ
昼、相変わらずおとなしいケコの翼の羽を、3枚ずつ一番外側を残し、1枚おきに切った。カゴの中で捕まえる際に「ギョエ~!」と叫んだのが、この文鳥が我が家に来て発した第一声となった。その後、少し吹っ切れたのか、それともようやく環境に慣れたのか、「チュッ!」とか「ピッ!」と声が出るようになった。お店でボール紙に移された際も、「ギョエ~!」と悲鳴をあげたので、声が出ないわけではないのは知っていたが、とりあえず安心した。
なお、これはいつも書いているような気がするが、3枚程度切られても、スピードが遅くなるだけで、飛べなくなることは無い。何しろ、初めて羽ばたける空間に出た文鳥は、ほとんど飛べないか、加減を知らずに猛烈に直進するかのいずれかで、飛べないのは羽ばたけないためであり、羽がそろっていても飛べないが、飛べる方はスピードが出すぎると危険なのだ。空中で方向も変えられないので、結局壁などに激突することになるが、スピードが早いほど衝撃は大きくなり危険となる。
どちらのタイプかは、実際放してみないとわからないので、我が家のようにお店から購入した文鳥を室内で放鳥する場合は、やはり最初に羽を間引くのが無難なのである。
なお、飛べないタイプだったスミは、現在飛べるようになり、わりに自在に頭上を行き来している。羽ばたくための筋肉がまだ劣っているためか、必要以上にバタバタと羽ばたいているが、1ヶ月もすれば、器用になっているのではなかろうか。
明日から、隣カゴにスミとは違ったタイプの「美女」がやって来るので、競うようにして、我が家に順応してもらいたい(スミは外掛け水浴び容器にダイブするようになったが、放鳥時のテーブルには関心を示さない)。