涼しくなっても盛んに水浴びする文鳥諸君
【マイブームらしい独り言】
日本が実効支配する領海内で、操業の上、保安庁の艦船に当て逃げをはかった、命知らずというか無茶苦茶な中国人が逮捕された件が、連日報道されている。
東シナ海の尖閣諸島にしろ日本海の竹島にしろ、すべからく、国家・国土という近現代的な規定において、日本国領土とするしかない(あのような岩礁とも言えるような無人島は、近代国家になる以前は無価値な無主地)。しかし、竹島は韓国が実効支配しているので、どうしようもない。外交交渉なり国際紛争処理機関に裁定を委ねたくても、相手にその気がなければどうしようもなく、国粋主義的な人たちが無念残念に思ったところで手の出しようもない。一方、中国人が自国領と主張しても、実効支配しているのが日本であれば、本来近づくことは許されず、他国が実効支配している場所に個人が乗り込むなど狂気の沙汰であり、その狂気の沙汰を是として国を挙げて抗議されても、大概困惑、大勢呆然とするしかない。
現代の領土問題は、一方が脅かせば一方が引き退けるものではない。何の理由もなく領土を放棄しては、法治国家など成立しえず、特に民主主義の政体をとる国では、時の政府の国家・国民に対する裏切り行為とされ、選挙によって付託された政権などあっさり吹き飛ぶのである。
日本人などおめでたいもので、尖閣諸島問題など学校の社会科でやったようなそうでもないような、くらいの認識でしかなかった人が多いはずだが、おかげで中国が近々に領土を主張し始めた話が有名になってしまった。報道を見れば、ごり押し以外には見えず、日本人の中国へのイメージはどんどんと傷ついてしまうだろう。相手が引くに引けない問題を持ち出して、わいわい騒いだところで、たんに寝た子を起こす結果にならないように、大人(たいじん)の国として対処して欲しいものである(領土問題で実効支配を覆すには武力以外にないと考える。しかし、日本は専守防衛を国是とする国のはずなので、相手の実効支配を覆すために武力を行使するなど考えられず、従って、お互い腹立たしい面はあっても、とりあえず実効支配の現実を確認し、領海内での資源について柔軟に取り決めていく方向で努力するしかないと、私は考えている)。
それはさておき、今日は涼しかった。
しかし、文鳥たちの水浴びは、昨日以上に激しかった。よほど寒いのでもなければ関係ないのだろう。とにかく、水しぶきを浴び続けて、飼い主の方が風邪をひかないように注意したい。