「文鳥香」全開のマナツ君
一歳のマナツは、匂い立つ若者になっている。「匂い」であって「臭い」ではない。英語なら、smellではなくfragranceなのだ。
なぜか『文鳥香』という品種名になっている植物があるが、それとは無関係に(名前を付けた人はよほどの文鳥愛好者なのか、それとも偶然か)、とにかく鼻を近づけないとわからない文鳥の匂い、香りは、まさに香水のようにかぐわしく、一度その匂いを知った者を夢中にする(香りを言葉で表現できない。あえてするなら、シトラス系の香水をベースに、じゃ香と日だまり成分【日に干した布団の匂い】を加えたような感じ・・・か?)。
が、すべての文鳥が、いつでも、その「文鳥香」を漂わせているわけではなく、いつも悪臭に近い体臭のこともある(ただし鼻を擦り付けるばかりに近づけない限りわからない)。したがって、文鳥の飼い主にも、芳香、フレグランスな「文鳥香」を認識していない人も多い。これは何とも残念なことだ。「文鳥香」を知らないとは!文鳥の魅力全体の5パーセントを知らないに等しいではないか!?。
しかし、未知の部分があるのは良いことだ。何年一緒に暮らしても、1羽ではわからないかも知れない、その不確かさは魅力だ。文鳥、奥深いですな。
そのマナツの母スミの容態が怪しくなっていた。夜の放鳥時、呼吸器症状(口を開ける)が見られたのだ。あまり良い記憶のない症状なので、心配だ。