さえずっても相手にされないサカ坊
話せないのだと思う。サカは。
ジュウシマツのさえずりに文法のようなものがあるとする研究があった(nature)。それは当たり前と言えば当たり前で(当たり前のことを科学的に検証したり論理づけることに意義がある)、サカの場合、文節の入れ替え以前に、我が家の文鳥たちに通じる言葉になっていないようだ。ケコと違って文鳥たちと仲良くしたいらしいサカは、オスにもさえずりつつにじり寄っていくが、皆、感激も驚きも恐怖も表さず、たんに「スルー」されてしまう。雑音どころか、環境音程度にしか感じていないようだ。
サカ坊は、おそらく文鳥と接する機会がなく育ち、文鳥言葉を話さないのだろう。まずは、文鳥言葉の習得してもらいたいものだ。