この際トミでも良いと思っているアト氏と初めから相手にしていないトミ
文鳥を迎える際は、小さな小鳥屋さんを優先して探すことにしている。一般の飼い主の立場としては、一般に流通している個体、自分の目で見て気に入った上で買いたい。そこで、文鳥の生体の需要が減り販売も縮小している中を、まさに血眼になって探す。しかし、なかなか巡り会えず、大型ペットショップに頼ることが多かった。
それはまさに次善の策、「滑り止め」であり、横浜でのそれは、センター北のペットエコ(ヨネヤマプランテーション)であった。埼玉のこの辺りでのそれは、どこになるのだろうか?同じ横浜市内とは言え、センター北は20キロほど離れていた。同程度なら、県境を越え東京都や千葉県にも行ける。そこで、乗ってみたかったJR武蔵野線で東行し、ペットの卸も行い千葉県にチェーン展開しているペットのデパート東葛の本店に行ってみた。
お店の品揃えなど様子を見ておきたかったのだが、メス文鳥がいれば買うつもりで、その準備はしている。アト氏に後妻を迎えておけば、サカ坊と二チィを同居させる外的な障害は除かれるはずだ。もちろん、違った方向に展開しても構わない。とにかく、独身のオスが多いのが問題なので、メスを1羽迎えたいのである。
新八柱駅の『トーカツ』の外観は、ピンク色だった。「ペットのデパート」と言うネーミングも、この外装カラーも、個人的にはまったく評価できないセンスだが、それはともかく、文鳥の生体の品揃えは期待はずれであった。
「若」とあり、1羽3千円未満の桜文鳥が3羽。2羽は白羽が多いタイプで、1羽は濃い桜文鳥だがさえずっていた。その隣にペアで1万4千円余、1羽で7千円余と、ずいぶん相場よりも高い表記のあるカゴに、桜文鳥2羽と白文鳥1羽。3羽でどういうペアなのかと首をかしげる。なお1羽は、頬黒気味であった。文鳥はそれだけ。シナモンもシルバーもいない。屋外の年季の入った雑居鳥小屋に、白と桜1羽ずつがおり、どちらも美しい姿だったが、その雌雄を判断したり、購入を希望したりは、考えただけでもくたびれるプロセスが必要に思われた。
ピンクの建物を離れ、少々離れたところにある、もう一軒の大きめのペットショップへ行ったが、小鳥の生体はインコ類のヒナのみであった。こちら方面は、とりあえず頭の中のチェックリストから外して良さそうだ。
今後の予定としては、東京の北東部、江東区の亀戸、葛飾・足立方面(亀有・北千住)、板橋・練馬方面といったところに、行ってみたい。JR総武線・常磐線や東武東上線、特に東武東上線は、朝霞台辺りから東に向かってしらみつぶしにしていく感じであろうか(朝霞台・成増・下赤塚・東武練馬・大山にハマケイがあるわけだな・・・)。真夏の沿線つぶしは、飼い主の生死に関わりそうなので、まずは、神頼みで、亀戸天神に参拝して、文鳥をモデルにしたようにしか思えない鷽鈴をお金を出して分けてもらおうか、と思う。