交尾がサーフィンになってしまうキミョー
↑ヒノの前で交尾しようとしているキミョーとノブだが、キミョーの場合、メスの背中に乗りながらさえずりを続けて交尾にいたらないことが、ほとんどのようだ。↑のように横に乗ってしまったら、交尾できるはずもないが、一体、コイツは何を考えているのだろう。・・・何を考えているかわからない時は、だいたい何も考えていないのが、正解ではある。
他の鳥の目も気にせずこの悪癖を披露するので、ヒノに悪影響を及ぼさないか心配になる。で、突然『鳥目』についてのウンチク。鳥目と言えば、「とりめ」と読んで、夜になると目が極端に見えなくなる夜盲症(普通はビタミンAの不足によって生じる)だが、「ちょうもく」と読めば金銭の意味にもなる。「お鳥目は持ってきたかい?」とか時代劇で耳にするかもしれないが、真ん中に穴があいている貨幣の形から、鳥の目を連想したらしい。しかし、江戸時代の寛永通宝で鳥の目を連想できるかなぁ、と今調べたら、中国の明銭を輸入して使用していた室町時代からの言葉らしい。擦れて裏側などは真っ平らになったりするので、そういったびた銭だと、鳥の目に見えてくるかもしれない。と、さらに調べると、鵝眼銭、ガチョウの目型の銭との言葉も中国にあったそうで、私鋳銭(民間が勝手に作ってしまう模造貨幣)などの悪貨の呼称らしいので、模様が擦れてしまって、真ん中の穴も角が取れて丸く見えるようだと、ガチョウの目に似てくるようだ。・・・文鳥の綺麗な瞳は、連想できないけれど。