雀坊の納戸～文鳥動向の備忘録～

　マダラを見ていると、女子高校生みたいだと思えてくる。好奇心旺盛、食べるのが好き、かっこいい男の子を追い掛け回す。飛んだり跳ねたり、何事も無駄にエネルギーを消費する。新しいもの好きで、やたら甘ったるいものばかり食べまわり、アイドルの追っかけをしているが如くだ。
　そのマダラと同じ年頃で隣カゴに住んでいたマナコも、最近、マダラに感化され、妙に、つまり無駄に、活発になっている。その一因は、夫になるはずのウノが換羽になっていることにある、と思う。彼女、「あさの山くん」こと巨体で二枚目でしかも自分をイジメないウノに一目ぼれしたものの、換羽でビジュアルが低下して幻滅したらしく、現在、絶世の美男子ながらゲイ（バイセクシャルかも）のミャウ派（さえずりの最初に「ミャ～ウ！」と鳴く）の創始者ボクジュの追っかけとなっているのである。
　無駄に若い嫁２羽が落ち着くには、もうしばらく時間が必要だろう。