|
全て
| .
| ★円谷プロ
| ◆◆三億円事件・発生40年目!!◆◆
| 現在・記事お休み中。コメントをどうぞ
| ◆◆ 好きな邦画と 三億円事件再捜査 ◆◆
| ★運命の日迫る!真相究明なるか!?★
| ◆三億円の残り火とともに・・
| ・・無題・・
| ◎中洲産業大学 夏期講座 タモリ たけし他
| ◆三億円事件・その後の捜査結果、ほか◆
テーマ:ニュース(99464)
カテゴリ:◆三億円事件・その後の捜査結果、ほか◆
文 ・ 礫川全次 「戦後ニッポン犯罪史」 批評社 (2000年06月)より一部を掲載・敬称略 文献・「三億円犯人」大下英治 「戦後史開封」産経新聞社 「三億円事件」一橋文哉 (※ 本書では少年をBと表記していますが、混乱を避けるため、Sに統一させていただきました) 元警視庁捜査一課長の齊藤訓正は 『立場上口に出せなくても、捜査員の多くは S少年への疑いを捨て切っていないのではないか』 と言い切る。また、同じく捜査員 の石井千代松も 『S犯行説は時効直前の昭和50年の時点でも強かった』 と証言する。 ある捜査幹部は、Sが再度シロとされた時点で、当時の警視庁副総監から 『本当にSじゃないのか』 と電話で念を押されたという。 Sがシロだとされたのは、多磨駐在所へ脅迫電話があった時期に東京・練馬区の 東京少年鑑別所にいたこと。さらには、銀行に届いた脅迫状と筆跡も違っていた -- などの理由からだったという。 (「戦後史開封」より) しかし、この論はほかに共犯がいた場合はもちろん成り立たない。警察はまた、S少年 には事件当日のアリバイがあるとした。(※前回記事、オカマX氏の一件)犯行当日の 下準備という事を考えると、S少年が犯人ということは有り得ない、というのだ。 多少でも疑惑を 感じれば、平気で 犯人扱いしかねない 警察が、S少年に対 してはずいぶん気を 使っているようである。 事件直後の12月15日、 捜査本部はS少年をクロと にらみ、逮捕状を持って 少年宅へ向かった。 (※ 上記記述は大下英治 「三億円犯人」。一橋文哉 「三億円事件」によれば少 年宅に向かったのは立川 署の刑事で逮捕状は別件 の恐喝容疑であったという) 対応した母親は「いない」 とウソをついた。 少年が青酸カリで自殺を遂げ たのは、その日の夜である。 逮捕状が出ている有力な容疑 者に、やすやすと自殺を許す というのも不思議な話である。 こういう事になったのは、少 年の父親がたまたま警官だっ たから、としか考えようがない。 ▲「決定版 昭和史 16 昭和元禄」 毎日新聞社より ・・捜査本部は少年をクロとにらみ、逮捕に向かう。両親(父親)も息子が犯行に加わって いることを認めざるを得なかった。しかし、警官の息子がこのような犯罪を犯したとあれば、 警察全体に傷がつく。 そこで父親は息子に因果を含め、隠し持っていた青酸カリを渡す。 捜査本部も父親の措置を黙認し、S少年の死後、クロ説を改め、シロ説を打ち出す ---- もしこの推測が誤っていないとすれば、この事件の「真犯人」が捕まるはずはない。 10億円近い費用と、7年の歳月をかけた大捜査は、全くの無駄だったということになろう。 この事件はほぼ間違いなく複数犯による犯行であり(S少年は白バイ担当)多磨農協脅迫 事件を含め、事件全体を計画、指揮し、脅迫状作成などの準備を行った有能なリーダーが 存在するはずである。 (前出の大下英治氏はオカマのX氏も共犯の一人に擬している) そのリーダーを始めとする犯人たちは、今頃どこで何をしているのだろうか。 巷間には、この時の犯人が後に「グリコ・森永事件」を起こした、とするウワサがある。 一笑に付せないものがあるようにも思うのだが、どうなのだろうか。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[◆三億円事件・その後の捜査結果、ほか◆] カテゴリの最新記事
|
|