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カテゴリ:日常
「このグラフ変じゃない」とTVを視ているとき、何度か気付く事がありました。
正しいデータが命のニュース番組や、健康生活をテーマにした家庭情報番組でも。 ちょっと前にも、嘘の情報をベースに番組を作って、大きな社会問題になった事件もありました(「納豆で痩せる」ってやつ)。 当たり前ですが、情報番組は正しいデータを基にしなければ存在価値がありません。それどころか、視聴者、大衆の判断を誤らせる、大きな悪影響のある悪質な問題です。 ところが、誤ったグラフを示して、印象を操作している場合が結構あるんですな。 TV番組は、どんどん画面が切り替わるから、グラフの細かな誤りに気が付かない。紙の資料じゃ、じっくり読まれてバレちゃうんですが。 例えば、棒グラフで2つを比較して、ぱっと見2倍の差があるように見えて、実は1割の差しかなかったり。 種を明かせば、良く見ると基線がゼロではないんですな(=ゼロから始まるグラフでない)。または、途中を2重波線で省略している。 つまり、10と9を比べると1割の差ですが、基線を8でグラフを作ると、2と1であるかの様な印象となり、ぱっと見10は9の2倍に見えてしまうんです。 グラフがゼロから始まっていないことに気が付かなければ・・・ 差の部分だけを虫眼鏡で拡大して強調して見せて、 「こんなにも大きな差があるんですよ」と言っている様なもんです。 そういったTV番組のグラフ誤りをテーマにしたブログがありました。 わりとメジャーな番組で使われたグラフ画面を実例に、誤りを指摘しています。 これが、かなり沢山あるんですなー ニュースも信じられないなんて、恐ろしい。 見てみてください。 日本図表審査機構 [JGRO] 誤ったグラフを審査し、情報発信者に正しいグラフの書き方を、消費者へ正しいグラフの見方をPRする。 このブログは、単にグラフの書式や体裁を指摘しているのではありません。(書式は重要な要素ですが) 縦軸の省略等により、棒の長さを変化(数値が改ざんされたのと同じ)させ、嘘の情報を消費者に公開しているものを指摘しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.10.21 17:15:39
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