JEWEL
日記・グルメ・小説のこと726
読書・TV・映画記録2757
連載小説:Ti Amo115
連載小説:VALENTI151
連載小説:茨の家43
連載小説:翠の光34
連載小説:双つの鏡219
完結済小説:桜人70
完結済小説:白昼夢57
完結済小説:炎の月160
完結済小説:月光花401
完結済小説:金襴の蝶68
完結済小説:鬼と胡蝶26
完結済小説:暁の鳳凰84
完結済小説:金魚花火170
完結済小説:狼と少年46
完結済小説:翡翠の君56
完結済小説:胡蝶の唄40
完結済小説:琥珀の血脈137
完結済小説:螺旋の果て246
完結済小説:紅き月の標221
火宵の月 二次創作小説7
連載小説:蒼き炎(ほむら)60
連載小説:茨~Rose~姫87
完結済小説:黒衣の貴婦人103
完結済小説:lunatic tears290
完結済小説:わたしの彼は・・73
連載小説:蒼き天使の子守唄63
連載小説:麗しき狼たちの夜221
完結済小説:金の狼 紅の天使91
完結済小説:孤高の皇子と歌姫154
完結済小説:愛の欠片を探して140
完結済小説:最後のひとしずく46
連載小説:蒼の騎士 紫紺の姫君54
完結済小説:金の鐘を鳴らして35
連載小説:紅蓮の涙~鬼姫物語~152
連載小説:狼たちの歌 淡き蝶の夢15
薄桜鬼 腐向け二次創作小説:鬼嫁物語8
薔薇王転生パラレル小説 巡る星の果て20
完結済小説:玻璃(はり)の中で95
完結済小説:宿命の皇子 暁の紋章262
完結済小説:美しい二人~修羅の枷~64
完結済小説:碧き炎(ほむら)を抱いて125
連載小説:皇女、その名はアレクサンドラ63
完結済小説:蒼―lovers―玉(サファイア)300
完結済小説:白銀之華(しのがねのはな)202
完結済小説:薔薇と十字架~2人の天使~135
完結済小説:儚き世界の調べ~幼狐の末裔~172
天上の愛 地上の恋 二次創作小説:時の螺旋7
進撃の巨人 腐向け二次創作小説:一輪花70
天上の愛 地上の恋 二次創作小説:蒼き翼11
薄桜鬼 平安パラレル二次創作小説:鬼の寵妃10
薄桜鬼 花街パラレル 二次創作小説:竜胆と桜10
火宵の月 マフィアパラレル二次創作小説:愛の華1
薄桜鬼 現代パラレル二次創作小説:誠食堂ものがたり8
火宵の月腐向け転生パラレル二次創作小説:月と太陽8
火宵の月 人魚パラレル二次創作小説:蒼き血の契り1
黒執事 火宵の月パラレル二次創作小説:愛しの蒼玉1
天上の愛 地上の恋 昼ドラパラレル二次創作小説:秘密10
黒執事 BLOOD+パラレル二次創作小説:闇の子守唄1
FLESH&BLOOD 二次創作小説:Rewrite The Stars6
PEACEMAKER鐵 二次創作小説:幸せのクローバー9
黒執事 韓流時代劇風パラレル二次創作小説:碧の花嫁4
黒執事 現代転生腐向けパラレル二次創作小説:君って・・5
火宵の月 BLOOD+パラレル二次創作小説:炎の月の子守唄1
火宵の月 芸能界転生パラレル二次創作小説:愛の華、咲く頃2
火宵の月 ハーレクインパラレル二次創作小説:運命の花嫁0
火宵の月 帝国オメガバースパラレル二次創作小説:炎の后0
薄桜鬼 昼ドラオメガバースパラレル二次創作小説:羅刹の檻10
黒執事 異世界ファンタジーパラレル二次創作小説:碧の騎士2
黒執事 転生パラレル二次創作小説:あなたに出会わなければ5
薄桜鬼ハリポタパラレル二次創作小説:その愛は、魔法にも似て5
薄桜鬼 現代妖パラレル二次創作小説:幸せを呼ぶクッキー9
薄桜鬼 現代ハーレクインパラレル二次創作小説:甘い恋の魔法7
薄桜鬼異民族ファンタジー風パラレル二次創作小説:贄の花嫁12
火宵の月 現代転生パラレル二次創作小説:幸せの魔法をあなたに3
火宵の月 転生オメガバースパラレル 二次創作小説:その花の名は10
黒執事 異民族ファンタジーパラレル二次創作小説:海の花嫁1
PEACEMAKER鐵 韓流時代劇風パラレル二次創作小説:蒼い華14
YOI火宵の月パロ二次創作小説:蒼き月は真紅の太陽の愛を乞う2
火宵の月 異世界ファンタジーパラレル二次創作小説:炎の巫女0
火宵の月 韓流時代劇ファンタジーパラレル 二次創作小説:華夜18
火宵の月 昼ドラ大奥風パラレル二次創作小説:茨の海に咲く華2
火宵の月 転生航空風パラレル二次創作小説:青い龍の背に乗って2
火宵の月×呪術廻戦 クロスオーバーパラレル二次創作小説:踊1
火宵の月×薔薇王の葬列 クロスオーバー二次創作小説:薔薇と月0
金カム×火宵の月 クロスオーバーパラレル二次創作小説:優しい炎0
火宵の月×魔道祖師 クロスオーバー二次創作小説:椿と白木蓮1
薔薇王韓流時代劇パラレル 二次創作小説:白い華、紅い月10
火宵の月 遊郭転生昼ドラパラレル二次創作小説:不死鳥の花嫁1
火宵の月 現代転生パラレル二次創作小説:それを愛と呼ぶなら1
鬼滅の刃×火宵の月 クロスオーバーパラレル二次創作小説:麗しき華1
薄桜鬼腐向け西洋風ファンタジーパラレル二次創作小説:瓦礫の聖母13
薄桜鬼 ハーレクイン風昼ドラパラレル 二次小説:紫の瞳の人魚姫20
火宵の月 異世界ファンタジーパラレル二次創作小説:黄金の楽園0
火宵の月 昼ドラ転生パラレル二次創作小説:Ti Amo~愛の軌跡~0
火宵の月 異世界ファンタジーパラレル二次創作小説:鳳凰の系譜1
火宵の月 異世界ファンタジーパラレル二次創作小説:鳥籠の花嫁0
火宵の月 異世界ファンタジーパラレル二次創作小説:蒼き竜の花嫁0
火宵の月 異世界ファンタジーパラレル二次創作小説:碧き竜と炎の姫君0
コナン×薄桜鬼クロスオーバー二次創作小説:土方さんと安室さん6
薄桜鬼×火宵の月 平安パラレルクロスオーバー二次創作小説:火喰鳥6
ツイステ×火宵の月クロスオーバーパラレル二次創作小説:闇の鏡と陰陽師4
火宵の月 異世界ファンタジーパラレル二次創作小説:月の国、炎の国1
陰陽師×火宵の月クロスオーバーパラレル二次創作小説:君は僕に似ている3
黒執事×ツイステ 現代パラレルクロスオーバー二次創作小説:戀セヨ人魚2
黒執事×薔薇王中世パラレルクロスオーバー二次創作小説:薔薇と駒鳥27
火宵の月 転生昼ドラパラレル二次創作小説:それは、ワルツのように1
薄桜鬼×刀剣乱舞 腐向けクロスオーバー二次創作小説:輪廻の砂時計9
F&B×火宵の月 クロスオーバーパラレル二次創作小説:海賊と陰陽師1
火宵の月×薄桜鬼クロスオーバーパラレル二次創作小説:想いを繋ぐ紅玉54
バチ官腐向け時代物パラレル二次創作小説:運命の花嫁~Famme Fatale~6
FLESH&BLOOD×黒執事 転生クロスオーバーパラレル二次創作小説:碧の器1
火宵の月 昼ドラハーレクイン風ファンタジーパラレル二次創作小説:夢の華0
火宵の月 現代ファンタジーパラレル二次創作小説:朧月の祈り~progress~1
火宵の月 現代転生パラレル二次創作小説:ガラスの靴なんて、いらない2
黒執事×火宵の月 クロスオーバーパラレル二次創作小説:悪魔と陰陽師1
火宵の月 吸血鬼オメガバースパラレル二次創作小説:炎の中に咲く華1
火宵の月 異世界ファンタジーパラレル二次創作小説:黎明を告げる巫女0
火宵の月 異世界ファンタジーパラレル二次創作小説:光の皇子闇の娘0
火宵の月 異世界ファンタジーパラレル二次創作小説:闇の巫女炎の神子0
火宵の月 戦国風転生ファンタジーパラレル二次創作小説:泥中に咲く1
火宵の月 和風ファンタジーパラレル二次創作小説:紅の花嫁~妖狐異譚~2
火宵の月 地獄先生ぬ~べ~パラレル二次創作小説:誰かの心臓になれたなら2
PEACEMAKER鐵 ファンタジーパラレル二次創作小説:勿忘草が咲く丘で9
FLESH&BLOOD ハーレクイン風パラレル二次創作小説:翠の瞳に恋して20
火宵の月 異世界ハーレクインファンタジーパラレル二次創作小説:花びらの轍0
火宵の月 異世界ファンタジーロマンスパラレル二次創作小説:月下の恋人達1
火宵の月 異世界軍事風転生ファンタジーパラレル二次創作小説:奈落の花2
FLESH&BLOOD ファンタジーパラレル二次創作小説:炎の花嫁と金髪の悪魔6
名探偵コナン腐向け火宵の月パラレル二次創作小説:蒼き焔~運命の恋~1
火宵の月 千と千尋の神隠し風パラレル二次創作小説:われてもすえに・・0
薄桜鬼腐向け転生刑事パラレル二次創作小説 :警視庁の姫!!~螺旋の輪廻~15
FLESH&BLOOD ハーレクイロマンスパラレル二次創作小説:愛の炎に抱かれて10
PEACEMAKER鐵 オメガバースパラレル二次創作小説:愛しい人へ、ありがとう8
FLESH&BLOOD 現代転生パラレル二次創作小説:◇マリーゴールドに恋して◇2
火宵の月×天愛クロスオーバーパラレル二次創作小説:翼がなくてもーvestigeー0
黒執事 昼ドラ風転生ファンタジーパラレル二次創作小説:君の神様になりたい4
薄桜鬼腐向け転生愛憎劇パラレル二次創作小説:鬼哭琴抄(きこくきんしょう)10
魔道祖師×薄桜鬼クロスオーバーパラレル二次創作小説:想うは、あなたひとり2
火宵の月×ハリー・ポッタークロスオーバーパラレル二次創作小説:闇を照らす光0
火宵の月 現代転生フィギュアスケートパラレル二次創作小説:もう一度、始めよう1
火宵の月 異世界ハーレクインファンタジーパラレル二次創作小説:愛の螺旋の果て0
火宵の月 異世界ファンタジーハーレクイン風パラレル二次創作小説:愛の名の下に0
火宵の月 和風転生シンデレラファンタジーパラレル二次創作小説:炎の月に抱かれて1
火宵の月×刀剣乱舞転生クロスオーバーパラレル二次創作小説:たゆたえども沈まず1
相棒×名探偵コナン×火宵の月 クロスオーバーパラレル二次創作小説:名探偵と陰陽師1
薄桜鬼×天官賜福×火宵の月 旅館昼ドラクロスオーバーパラレル二次創作小説:炎の宿1
火宵の月×薄桜鬼 和風ファンタジークロスオーバーパラレル二次創作小説:百合と鳳凰2
火宵の月 異世界ファンタジーハーレクイン風昼ドラパラレル二次創作小説:砂塵の彼方0
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何だか心温まる小説でした。帯に書かれていた「山は心の救難小屋」というコピーを読了後に見て、なるほどと思いました。戦場で出会い、心に深い傷を負ったヒーロー・クィンと、ヒロイン・マライア。大自然を舞台に繰り広げられる二人のロマンスと、コカイン密造に絡むサスペンス・・いつの間にかページを捲る手が止まらなくなり、あっという間に読了してしまいました。ラストの落盤した炭鉱跡からの脱出劇は、まるで映画を観ているようでした。異国の地で懸命に生きる、二人の女性と、彼女達を取り巻く周囲の人間たちの心温まるエピソードに、読み終わった後思わず頬が弛んでしまいました。家族を殺した犯人が死刑になっても、むなしさだけが残る・・死刑って一体なんだろうと思いますよね。東野さんの作品の中でも、もっとも考えさせられる本でした。「白蓮事件」を題材にした小説です。ウィキペディアで柳原白蓮のページを読みましたが、家族の愛情に恵まれずに育った白蓮は、三度目の結婚で家族の愛情や、家庭の温かみといったものを知ったのでしょうね。トム・クルーズ主演の映画の原作だというので、イオンの書店で購入し、本日読了いたしました。何度も同じ出来事がループするって、ちょっと不気味ですね。そこから脱出するには・・ラストシーンが、胸にじ~んと来ました。何だか面白そうなので、WAYで購入しました。この作品は、家族を取り巻く問題が描かれているようで・・ある一家の殺人事件が、どんな結末を迎えるのか気になります。三月十三日十三時十三分十三秒―全ての人間が消えた東京で、唯一消えていなかった13人の男女。彼らは何故選ばれたのか―その真相が終盤近くになって明らかになった時、思わず叫びそうになりました。並行宇宙(パラレルワールド)というのはよく小説の題材になったりしますが、東野さんがその世界を描くとリアルに感じられました。読み終わった後、ラストが希望に満ちた終わり方でよかったと思いました。「家族狩り」第二部。第一部に登場した美術教師・凌介の両親が基地外過ぎる。どの家族も歪んでいますね・・ラストがえぐかったです。「家族狩り」第三部。芹沢家が何だかバラバラですね。凌介と赤毛の青年・ケートクの会話が和んだかなぁ。迷走する事件と家族。何だか家族という存在意義がわからなくなりそうな展開になっております。第四部まで読みましたが、何だか読むのが辛くなったので、もう読みません。さっきネタバレを書いているブログを読みましたが、犯人はあの人だったのですね。電話のシーンからして、誰と誰が話しているのが想像できたのですが・・
2014年06月03日
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千代菊シリーズ最新作。何だかシリアスな展開が続くなぁ。過去に千代菊と会ったセラが、美青年となって千代菊の前に現れるとは思いもしなかった。それに、ラストシーンがまた切ない!何だか不思議な小説でした。多重人格を扱ったミステリーは色々とありますが、この小説は悲恋物語かな。前に読んだミステリー小説よりも、面白かったし、これぞ百田さんってカンジでした。現在放送中のドラマ「MOZU」シリーズ第3巻です。今回も手に汗握る展開の連続で、衝撃のラストが・・黒幕の正体が、ちょっとわかりやすいというか・・2時間ドラマのサスペンス並に、なんかこの人怪しいなぁというようなカンジがする人が出てきてました。このシリーズ、何巻で終わるんだろうか・・できれば、最終巻まで読みたいですね。イオンの本屋で平積みされているのを見て、思わず手に取った本です。時代小説はめったに読まないのですが、ヒロイン・七緒の性格がサバサバしていて、自分で行動を起こすタイプで好感が持てました。結構好きです、このシリーズ。一作目「歯のない男」も、機会があったら読んでみようと思います。新聞の広告に載っていたので、興味を持って購入しました。謎のウィルスが、北海道を襲うというストーリーなのですが、その正体は・・何だか、「ヴァイオ・ハザード」のようなスリリングな展開が続き、驚愕のラストを読んだ後は暫く放心してしまいました。帯に書いてあった「徹夜して読んだ」的な感想は、嘘ではなかったと・・とても面白い本でした。最近話題になっている本。昨日から読み始めて、さっき読了しましたが、一体最初はタイトルが何を意味しているのかわからなかったのですが、解説の最後のページを読んで、「ああ、なるほど」と思ってしまいました。恋愛小説にありがちなテーマですね。
2014年05月07日
今日はバイトが休みだったので、イオンで相棒劇場版3を観に行きました。結構面白かったです。人それぞれに「正義」というものは存在するんですねぇ。自分の国を守るためなら、どんなことをしてもかなわないというのは、間違っていますが・・いろいろときな臭くなりそうな昨今の世相を反映した、良い映画でした。神戸尊ことミッチーが久しぶりに出てきて嬉しかったです♪
2014年05月01日
イオンのフードコートで早めのランチ。「日本橋からり」の海老野菜天丼です。揚げたての天ぷらがサクッとした衣とプリッとした海老のバランスが良くて、満足な味でした。開店したばかりのフードコートは、ガラガラでした。11時近くになると混むんですが、ランチを食べるには9時はちょっと早すぎかな(笑)
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『半沢直樹』シリーズの池井戸潤さんが描く逆転劇。廃部寸前の野球部と、倒産の危機に陥った会社・・ラストシーンまで、手に汗握る展開が繰り広げられてページをめくる手が止まりませんでした。前から気になっていたので、イオンの書店で買って読んでみましたが、結構本に書かれていることを実行するのは難しそうですね・・漫画形式なので、説明がわかりやすかったです。手に汗を握る展開が続き、終盤辺りで明かされる驚愕の真相に、ただ驚くばかりでした。ラストシーンを読んで、「ええ~!」と叫びそうになりました。WOWWOWで6月に放送予定だとか・・でも、契約していないから、観れないなぁ・・最近話題の本ということで読んでみた。人間、誰でもやればできるのですね。これは単なるサクセスストーリーではない、人間関係を考える本でした。還暦間近の、男女5人が織りなすストーリー。一番気に入ったのは、「空飛ぶ夢をもう一度」かなぁ。ホームレスの友人を救おうとしたけれど、最後は自分が彼に救われていたというお話です。55歳といえば、子ども達が結婚して独立し、定年退職して夫婦二人だけの生活を送ることになる年齢ですね。年をとってからこそ、わかるものがあるのですね・・
2014年04月08日
先月31日から始まったNHKの新しい朝ドラ「花子とアン」。美輪さんの語りがちょっと怖いこと以外を除けば、村岡花子さんの幼少期のエピソードを、「赤毛のアン」のワンシーンに絡めて描いているのが面白いです。はなと幼馴染の朝市の関係は、まるでアンとギルバートのようだし、石盤のシーンはアンがギルバートに赤毛を「にんじん」って言われて怒った時のシーンとそっくりでした(笑)何よりも、カンニングの竹山さんの和服姿と髭が似合いすぎて彼が出てくる度に笑いそうになりました。今回のお話では、はなが家計を助ける為に長野へ奉公に行くというエピソードがありましたね。現代の日本では、男女ともに中学まで平等に教育の機会が与えられていますが、村岡さんの幼少期には、「おしん」のように子守奉公に出て家計を助けて学校に行かない子ども達も多かったでしょうね。わたしの母方の祖母は女学校に行きましたが、あの時代女学校や中学に行ける子は金持ちの子しかいなかったようです。
2014年04月02日
4月26日に公開される劇場版相棒の小説版です。薄っぺらい本でしたが、右京と亨、そして捜一トリオと米沢さんら、おなじみのメンバーが活躍しているのを読みながら、右京サンと一緒に事件の真相を探っているような気になりました。映画が公開されるまで、楽しみです。この本を読んだ後、いかにフィギュアスケートの採点方式が信用できないかがわかりました。キム=ヨナが何故バンクーバーで金メダルを獲れたのか、その裏に色々と八百長や買収疑惑があるというのがねぇ・・ソチオリンピックで、ロシアのソトニコワ選手が金メダルを獲ったとき、韓国サイドは「ロシアの八百長だ」とかいうコメントをプーチン大統領のフェイスブックにロシア語や英語で書き込んだとか。いい加減にしろってカンジですね・・ある殺人事件の容疑者として浮上した一人の女。彼女は結局犯人じゃなく、実は・・噂の力って、怖いですね。14日公開の「アナと雪の女王」のノベライズです。姉・エルサが、妹・アナを守るために自分から壁を作っていたというのが、なんとも切なくて・・ラストは仲良しの姉妹に戻りましたが、それまでの展開が二転三転して面白かったです。映画も観てみたいと思います。山崎豊子さん、生前最後の作品。「戦争と日本人」をテーマに、自衛官として真摯に生きる主人公の姿に胸を打たれました。何だか続きが読みたくなるようなラストでしたが、山崎さんの作品がもう読めなくなると寂しいですね。一度読みたかった本なので、購入しました。人生における大切なことを、わかりやすく書いていて、とても為になります。実行するのは難しいけれど・・初めてこの作品を読みましたが、結構面白いです。ある殺人事件を背景に、複雑に交錯する人間関係・・驚愕のラストに、ただ驚くだけでした。「エリカ&パトリック」シリーズ、他の作品も機会があったら読みたいと思います。
2014年03月12日
よくお昼時にBSをつけると、よくやってますね。でも、ほとんど同じようなパターンで、飽きます。『冬のソナタ』で韓流ドラマにハマったけれど、もう昔のことですね。といっても、飽きるほどたくさん観ていないのですけれど・・何作か観たら、「またかよ~」って思ってしまうところが沢山あります。現代物よりも、『チャングム』のような時代劇の方が面白いですね。今、観ている『トンイ』が結構おもしろいです。ただ、2月中はソチオリンピックの中継で放送休止だとか・・ちょっと残念だなぁ。
2014年02月09日
コメント(4)
1月分の記録が書ききれなかったので、2月分と纏めて書きます。突然姿を消した女の正体・・その女の過去は、時代の激流に呑みこまれた家族の歴史でもあったんですね。何だか、色々と考えさせられる作品でした。杉村三郎シリーズ第3作目です。今回は、驚愕のラストが待っていました。作中にマルチ商法が出ていましたが、マネー犯罪は、自分のみならず家族や友人をも不幸にしてしまうんですね・・NHKでドラマ化された宮尾登美子さんの小説。土佐の一絃琴に魅せられた女達の思いが、文面からひしひしと伝わってくるようでした。何かに向かってただ邁進する人の姿は、素敵ですね。なんとも後味の悪い小説でした。無計画に男と遊んでは避妊もせずにポコポコと子供を生む母親を忌み嫌い、家を出たはずの男が、付き合った女と避妊もせずに無計画にセックスして妊娠させた挙句、結婚したくないって逃げ出して、挙句の果てに殺人まで犯して・・もうどうしようもないほどのDQN男に惹かれる女の方もねぇ・・男に騙されていることにも気づかずに未婚の母になって、男が惨殺した人間を目の当たりにして、男を突き飛ばして殺して・・一番の被害者は、このDQNカップルから生まれた子供ですね。両親共に殺人犯で、無計画でどうしようもない馬鹿ときた。女の弟と両親がまともで常識を持った人間だから、良い子に育てばいいですね。それよりも、このDQN女をかばったオッサンが殺人犯扱いされる理不尽さも救いようがないですね。事の発端を作った夫婦もなぁ・・ギャンブル癖がある夫に、ブランド物のバッグや服を買いあさる見栄っ張りな妻。こっちもお似合いの馬鹿夫婦ですね。一人息子がまともでよかったよ。とある企業の食肉偽装と、中野の居酒屋で起きた殺人事件・・全く接点のない事件の繋がりが徐々に明らかになるにつれ、大型ショッピングモールによって商店街が崩壊し、“町の顔”が消えている地方の現状も明らかになっていきます。フィクションじゃないような気がするなぁと、読み終わった時思いました。チーム・バチスタシリーズ最終巻です。全然読んでいないんですけどね・・まぁ、最終巻とだけあって、ラストまで波乱尽くしの展開でした。面白くて、あっという間に読み終えてしまいました。
2014年01月25日
皆様、新年明けましておめでとうございます。2014年最初の読書記録です。シッピング・ニュース (集英社文庫)/E・アニー・プルー結構読み応えのある小説でした。主人公・クオイルに次々と不幸が襲い掛かってくるのがもう・・でもラストは、希望に満ちたものでしたね。今秋映画化するそうです。ある一軒の喫茶店を舞台に繰り広げられるヒューマンドラマ。読み終わった後、少し胸がジーンときました。ドラマも面白いけれど、原作の方が面白かったです。竜崎と伊丹という正反対の性格をしたコンビが、なんだかんだいって互いのことを認め合っているなぁって思いました。
2014年01月01日
今話題沸騰の曽野綾子さんの本。人間が成熟するには何が必要かーそれを曽野さんが自分自身の言葉で書いているんですが、思わず相槌を打ってしまうほど含蓄が深い言葉ばかり。買ってよかったと思いました。漸く読了しました。4巻は怒涛のラストに向けてページをめくる手が止まりませんでした。ビッグ・ジムざまぁと思ってしまいました。途中で残酷描写が沢山でてきますが、それもスティーブン・キングらしさかなと。最後はハッピーエンドでよかったです。初版の出版が平成8年だったので、作品の中にワープロが出てきて、つい「懐かしい!」と叫んでしまいました。とある誘拐事件の真相を追う主人公と、推理作家の法月。事件の真相は悲しいものでしたが、主人公の身勝手さが二人の女性を不幸にし、さらに何の罪もない子の命を奪ってしまった・・後味の悪い話でした。ミステリーとしては、楽しく読めたんですがねぇ。映画化された作品ということで、読んでみましたが・・中盤辺りで「24人のビリー・ミリガン」が出てくるあたりでなんだかオチが読めてしまいました。エピローグは、一体だれの視点からなのか気になるところですが・・ニコラス・スパークスさんの最新作。この人の作品、好きなのでいくつか読んだのですが、今回は結構サスペンス色が濃かったです。次第に明らかになるヒロインの過去と、彼女を脅かしている夫・・このヒロインの夫がキモ過ぎて鳥肌が立ちました。ラストはちょっとファンタジックな展開になっていましたが・・この先ヒロインとヒーローは結婚するんでしょうね。千代菊シリーズ50巻目。楡崎はついに千代菊が男である事を知ってしまったんでしょうか、それとも・・なんだか気になるところで終わりましたね。あと数冊で完結予定となりますが、どうなるのやら。21世紀に住む男性教師が、ケネディ大統領暗殺を止める為、60年代アメリカにタイムスリップ―タイムトラベル物は何作か読んでいましたが、“歴史を変える”という最大のタブーを犯した主人公。その代償は余りにも大きかったのですが・・ラストで思いもよらぬ人物との再会する主人公のシーンを読んで、ちょっとビックリしました。ハッピーエンドになって良かった。今回はラングドン教授がダンテの「神曲」に隠された謎を解くというストーリーですが、それと同時進行である“陰謀”が進んでいます。上下巻、あっという間に読み終えましたが、とても面白かったです。
2013年11月15日
大河ドラマの小説版最終巻。てっきり八重の最期まで描くのかなぁっと思っていたんですが、ちょっと微妙な終わり方に。どうせなら松平容保の孫娘が皇室に嫁ぎ、逆賊の汚名を晴らしたことを知った八重の反応まで描いて欲しかったなぁ。まぁ、50話で表現しきれないほど、八重は長生きしましたものね。突如町を覆うように現れた“ドーム”その内側に閉じ込められた住民達の秘密が次々と暴かれるというストーリーです。屑どもが多過ぎて、少し胸糞悪い。3・4巻は来月発売のようですが、ラストがどうなるのか気になります。何だか、この小説が作者の創作であったとしても、痛ましい出来事だと思います。戦時中に女性としての尊厳を傷つけられた主人公達・・一生心に深い傷を抱えて生きていかなければならないのが、後味が悪いというか・・。主人公が家族と再会できたラストシーンが、唯一の救いだったような。文庫の帯のフレーズにひかれて購入し、一日で読了しました。「彼女は存在しない」という作品よりはマシだったかも。はじめ犯人だと思っていた人物は、実は・・っていうのがねぇ。「ええ、この人だったの!?」って思わず叫びそうになったわ。
2013年10月18日
なんだか、凄い展開になってきましたね・・このシリーズもとうとう49巻目ですか。一体どんなラストが待っているんでしょうか。警察学校を舞台にした人間ドラマ。ミステリーの短編集といえばわかりやすいかなぁと。それぞれの警察官の卵達の苦悩やら嫉妬やらが垣間見えます。警察学校って、かなりドロドロとしているんですね・・ノーラ・ロバーツさんの新作です。16歳の少女、エリザベスが母親に反抗して夜遊びをし、ロシアンマフィアに誘われて行った別荘で、殺人を目撃してしまう。エリザベスを保護してくれようとしてくれた連邦保安官二人も殺害され、12年間も偽名を使って南部の自然豊かな田舎町で暮らす彼女の前に、その町の警察署長であるブルックスが現れる・・はじめからグイグイと引き込まれて読み始めましたが、二日間で読了してしまうほどのスピード感溢れる小説でした。エリザベスは母親と縁を切って、ブルックスと新しい人生を歩み始めるんでしょうね。彼女が新しい家族を得たラストシーンで、胸が熱くなりました。十津川警部シリーズ最新作。ドラマの方は何作か観たんですが、原作の方は余り読んでません。4年前にマスコミで取り上げられた八ツ場ダムについて、その利権に関わる連続殺人事件が起き、十津川警部が事件の真相を追う・・というストーリー。何だか、被害者達7人を殺した犯人たちは屑だけど、彼らを雇っていてダムの利権で悪事に手を染めていた黒幕はもっと屑だな。被害者達は気の毒としかいいようがないけれど、原田夫妻はいいとして、磯村弁護士は弁解の機会も与えられずに、犯人たちに射殺されるなんて余りにも理不尽すぎるし、胸糞悪い。死んでから「悪徳弁護士」と呼ばれる事になるなんてなぁ・・特に気の毒なのは、吾妻線を守ろうとしていた横山弥生と、彼女の本を出版しようとしていた出版社の社長さん達ですね。激昂した犯人達にリンチされて放火されて・・どんなに悔しかっただろうかと。黒幕である大河内が逮捕されず、事件は一応解決というラストを迎えたのですが、ちょっと後味の悪いラストでした。MIRA文庫の公式HPで面白そうだなぁと思い、大型書店で購入して早速読みました。官能小説というだけあって、かなりハードなシーンとかがありますが、ヒロインのノーラの過去が徐々に明らかになったり、それと同時にヒーローのザックと別居中の妻・グレースとの関係も明らかになったりと、徐々にストーリーが展開していきますね。「泣ける官能小説」と宣伝していましたけど、ノーラとザックが結ばれることはないだろうなぁと思って読んでいましたので、余り泣けなかったなぁ。官能小説としてはヒロインとヒーローの精神面を丁寧に描いていて、新鮮な作品だなぁと思いました。一週間くらい前に近所の本屋で平積みされていたので、少し立ち読みして購入しました。序盤のシーンからグイグイと引き込まれていきます。女性探偵が主人公なんですが、失踪した親友の行方を追う内に・・犯人がまさか意外な人物だったとは。桐野夏生さんの作品は、大学生のときに映画化された「OUT」を初めて読んで衝撃を受けましたね。あの作品も後味の悪い作品でしたが、この作品も後味が悪かったというか・・ラストシーンが主人公の気持ちを考えるとむなしさを感じるというか・・単行本のときに一度読んで、文庫版が出たので再読しました。ちょっと北神家の人たちを美雪が許せない気持ちがわかるなぁ。自分の夫を殺されたようなものだから。まぁ、湊作品の中で後味が悪くないラストでした。この本、読み終わったのが今日(10月4日)なのですが、9月に購入したので、こちらに感想を書きます。主人公・勘一の親友であり、頭脳明晰で剣の達人であった彦四郎は、何故勘一の前から姿を消して寂しく病死したのか―勘一の回想から、ある事件を機に彼が彦四郎との出会いと別れが徐々に明らかになっていきます。なんだか、彦四郎って、『山月記』の李徴に少し似ているような気がするんですよね。優秀でありながらまっすぐな男だったけれど、ある事件をきっかけに落ちぶれてしまう彼・・勘一は後に、彦四郎が起こした事件の真相を知るのですが・・真実を知った彼が彦四郎の名を呼びながら嗚咽するラストが、切ないです。
2013年09月13日
毎月書いている読書記録ですが、今回は7・8月分を纏めて書きます。7月からTBSで放送されているドラマの原作小説。ちょっと後味の悪いラストになったかな。梶田姉妹にも、姉の婚約者にも、好感が持てない。完璧な隣人の裏には、隠された凶暴な本性があった。ちょっとなぁ、怖いよなぁこういう人。武内みたいに、親切な人を演じながら、徐々に相手の家庭を崩壊させようとする・・実話でありそうで怖い。読み終わった後、ぞぞっと涼しくなりました。「八重の桜」小説版三巻、漸く購入し、読了しました。会津から京都へと舞台は移り、八重はキリスト教と出会い、学校設立に奮闘する日々を送ります。明治維新後、武士だった人たちは士族となりましたが、冷遇され日々不満が溜まっていました。西南戦争が勃発しそうなところで三巻は終わっていますが、佐川さんや西郷さんはどうなるのか・・ドラマで、どう西南戦争が描かれるのか気になります。映画「ペーパー・ボーイ 真夏の引力」の原作小説です。舞台は1960年代後半、フロリダの田舎町で起きた殺人事件の真相に一組の兄弟が迫るというストーリーです。田舎町の閉鎖性や、マスコミがゴシップを求めてありもしないことを書いている昨今のメディアを少し皮肉っているような描写がところどころあり、面白かったです。原作者の方が元新聞記者だと知り、だからマスメディアに詳しかったのかぁ~と妙に納得してしまいました。さっき読了したんですが、まるでサスペンスアクション映画を観ているようでした。「マギの聖骨」も面白かったんですが、こちらもまた面白かった。作者のフィリップ・カーターは性別すらもわからない覆面作家のようで・・この人の作品は初めて読みましたが、こんなにスリリングで面白い作品と出会えてよかったです。後半はヒロイン・ゾーイとライのロマンス要素も絡んできて、ラストシーンは幸せな二人の姿が見れてよかった。「バッテリー」の作者、あさのあつこさんが書かれる時代小説ということで、発売当初から興味を抱いておりましたが、図書館でやっと借りて読む機会がありました。兄の死の真相を追ううちに、藩内の政権争いに巻き込まれる主人公・林弥。兄を殺した下手人の正体は意外な人物でしたが、何だか権力を手にしたい人間は、それを守るために何処までも愚かなことをするのですね。あさのあつこさんの時代小説「燦」も、読んでみたいです。主人公・空が近藤勇の妹という設定で、彼女も剣術を学んでいて、「守られるヒロイン」ではないので好きです。総司達の後を追って京都に行き、そこでも潜入捜査をしたりと活躍しています。総司も、空のことを好きなのでは・・と思うシーンがありますが・・3巻が微妙なカンジで終わっているので、何とも言えません。読んでいて、とても面白かった本でした。
2013年08月01日
こちらも急展開ですなぁ。呪天は一体何を考えているんでしょうか。なんだか不気味なところで締めてるので、気になるなぁ・・同級生が修学旅行中に失踪し、15年後、彼女からのメールが彼らに届くところから様々な事件が始まります。彼女が失踪した真相がわかるにつれて、大人の身勝手さに振り回された少女の叫びが聞こえたきたような気がしました。ラストは、切なかったなぁ・・
2013年07月08日
「永遠の0」の作者・百田尚樹が描く、ある男の波乱万丈な生涯と夢を描いた小説です。こんな気概がある日本人が居るなんてと、感動しました。これも映画化されるといいですねぇ。高校生の時から読んでいた千代菊シリーズも終盤へと近づいているようです。前回は、千代菊の従兄・宏章がドイツへと旅立ってしまい、今回は千代菊の恋人である紫堂がある事情から千代菊の元を去ってしまいます。せつないラストに泣きそうになりました。「暗夜奇譚」の瀬川先生が手がける新シリーズ。あの安倍晴明も登場するわ、主人公の出生の秘密が徐々に明かされるわと、かなり面白い作品です。千代菊シリーズとともに、完結まで追いかけようかと思います。6月に映画化される原作小説。何だか、暗くて後味の悪いラストでした。終盤の怒濤のラストには驚きましたよ。
2013年06月04日
高校生のときから読んでいるシリーズです。完結が近づく中、シリーズ序盤から登場していた主人公の従兄・宏章がいなくなり、また今回も楡崎と千代菊を巡って争っていた少年棋士・紫堂薫君が千代菊の前から居なくなりました。理由は、紫堂君の従姉であり、笛の家元令嬢・志乃さんに関係があるんですが・・紫堂君には責任はないんですがねぇ。二歳の頃の事故も、今回の事故も・・それなのに責任を取って彼女と結婚する展開に少しもやっときてしまいました。けどね、いい男だと思うよ。これから楡崎さんがどうするのか、気になります。奈波先生、完結までがんばってください!
2013年05月18日
作品には「美の基準」とか、「幸せは美醜に比例するのか」といった奥深いテーマを取り上げており、ヒロインが美女になるまでの過程を事細かに描いています。美女になったヒロインは、初恋の相手と結ばれましたが・・やはりそれはかりそめの恋でしかなかった。何だか可哀想だったなぁ。中盤で登場する元やくざ・崎村さんの方がヒロインを理解していたし、醜い頃の彼女を知っているだけに、彼と一緒になった方が幸せになれるんじゃないのか?と思ってしまった。
2013年05月06日
16年前に出版された、ある女性の自伝です。差別と闘い、盗賊の女王と呼ばれた彼女は、国会議員となり、凶弾に斃れました。インドという国は未だに女性蔑視の国であるという現実をこの本から垣間見たような気がします。ドラマが放送されて毎週観てるので、原作の方を読んでみました。一話完結型なので、途中からでも読みやすいです。ベストセラーになることは間違いないでしょうね。ただ、この本を読み終わった時に古書を探したくなりますね。そんな時間とお金はありませんが(笑)何度か読み返した本です。弱者が悪党に打ちのめされる理不尽な世の中で、正義を訴えるインホ達の姿に胸が熱くなりました。八重の桜 二/山本 むつみ「八重の桜」小説版第二巻です。鳥羽伏見の戦いが始まり、会津藩が次第に動乱の渦へと巻き込まれていきます。三郎の最期、読んで辛かったです。
2013年03月09日
結構ダークな展開があり、その中に恋愛要素が絡んで読み応えのある作品でした。事件の結末には唖然としました。映画はまだ観てませんが、原作とは別物と考えた方がよさそうだなぁ。多重人格をテーマにしたミステリー小説。新聞広告につられて読みましたが・・ラストが意味不明だった。「それがどうしたの?」と思うような小説だった。今年の大河ドラマの主役・山本八重さんを主人公とした小説です。会津編はひたすら国を守るために戦う八重さんの姿を、京都編では夫・襄とともにキリスト教精神に基づいた大学設立と女学校設立に奔走する八重さんの姿をそれぞれ描いております。「ハンサム・ウーマン」と襄に評された八重さんの人柄が少しわかったような気がしました。ただの冒険小説かと思っていたけれど、結構奥が深かった作品でした。色々と考えさせられる小説でした。まぁ、不倫は駄目ってことだよなぁ。「隣の家の少女」で、後味悪い話が定評のJ・ケッチャムのデビュー作。あんまりグロくはなかったんだけど、狂気じみた展開に思わず夢中になって読んでしまった。癒しの作家・シャロン=サラさんの小説。前から読みたかった作品だったので、読んでみたけれど、サスペンスと人間ドラマが上手く織り成されてあっという間に読み終えてしまいました。ラストのヒロインとヒーローの言葉が、ジ~ンと来たなぁ。「オフシーズン」の続編です。今回もグロテスクな展開が次々と起こりますが、結局クレアとルーク親子と、エイミーとメリッサ親子、そして元警官のピーターズが助かってよかった。朝から読み始めて、あっという間に夕方に読み終えました。この人の作品、嫌いじゃないかもしれない。
2013年02月16日
ハリポタシリーズの作者・J・K・ローリングさんの新作小説。とある田舎町で若手の有力議員が急死し、まるでパンドラの箱のように住人達のそれぞれの秘密が露呈する・・というストーリーです。英国は未だ階級社会なので、格差社会にも鋭く切り込んでいるところがあります。お薦めの一冊です。わたしが好きな作家・シャロン=サラさんの新作。何でもこれは三部作シリーズの第2話だそうで。前作を読んだことはありませんが、一話完結型なので、読み易いです。ヒロインがタフで前向きな性格で、地元の有力者相手に戦うところは何だか励まされましたし、ラストの大逆転シーンもスカッとしました。今やっているドラマの原作です。不器用な父と子の、親子二人の愛情物語です。ラストシーンにはホロッとさせられたなぁ。奇形的に醜く、迫害された一人の女性が、美女となって故郷へと戻り、自分を虐げてきた人たちに復讐をする物語。ある意味復讐劇でもあるけれど、「美」とは何かを考えさせられる小説でした。大河ドラマの小説版です。小説は小説として、面白いところがあります。ドラマの映像美に毎週目を奪われています。
2013年02月01日
贖罪 (双葉文庫)/湊 かなえ今日読み終わりました。あっという間でした。ある事件を目撃した四人の少女がそれぞれ語り手になっているのですが、被害者の少女・エミリの母親が独白する「贖罪」がなんとも・・途中で「あれ、この人誰だっけ?」と思うようなところがいろいろとありますが、それはまぁいいとして。ドラマ化された「境遇」はいまいちだったけど、こちらはいいかも。湊かなえさんのデビュー作「告白」は読みましたが、あれもラストのインパクトが凄かったというか、女教師の視点、生徒達の視点、そしてある生徒の母親の視点を独白形式で書いているところが、すんなりとストーリーを理解できました。「贖罪」は何の変哲もない田舎町に住む少女達が、都会からやってきたおしゃれで可愛い転校生・エミリに対する嫉妬や羨望といった感情を描き出していました。エミリの母親・麻子の、閉鎖的な田舎町の人間関係も少しわかったような気がしました。かといって、彼女には全く同情できませんが。
2012年06月11日
いやぁ、今回は三田さんの壮絶な過去を知って、「彼女が笑顔を見せなくなるだろうな、これは・・」と思ってしまった。異父弟に家を放火されて夫と息子を殺されて、自殺されるなんて耐えられないわ。阿須田家は徐々に纏まりつつあるけれど、三田さんの笑顔は最終回で見られるのだろうか。
2011年12月01日
今日公開初日なので3Dで観てきました。トランスポーターの予告編が色々と迫力ありそうなシーンばかりで、少し目がショボーンとしてしまいました。<以下ネタバレありなので反転>完結するっていうことで、グリンゴッツのシーンや、ホグワーツでの戦いのシーンが見応えありました。でもハリー・・10年経つともうひげ生えておっさん顔になってるのはショックだったけど・・それよりもマルフォイ役のトムーフェルトンの劣化ぶりが酷かったんですが。まぁ、髪の毛がふさふさだったからいいけど。フレッドとトンクス達が亡くなったシーンは観ていて泣きそうになりました。でも原作ではフレッドが死ぬシーンがありましたけど、映画では遺体だけがうつっていたので、まだ救いがありましたけど・・やっぱり・・スネイプがヴォルデモートの蛇に殺されるシーンもガラス越しでしたけどグロかったなぁ・・「スネイプの物語」の、スネイプとリリーの出逢いから、彼女の死まで、スネイプはリリーを心から愛していたんですね。リリーの遺体を抱きしめるスネイプの悲痛そうな顔が何とも・・1作目では何かとヘタレだったネビルが、最終作でまさかの男ぶりを見せたねぇ! 「ハリーは死んだから俺らの手下になれよ!」というヴォルデモートに対して、「誰かお前の手下なんかになるかよ! 死んだフレッドやハリー達が僕らの心の中で生きている限り、お前らと戦う!」という啖呵を切った彼の顔がいい。ネビル、良い漢っぷり!ヴォルデモートに殺されてあの世とこの世の境?みたいな場所でダンブルドアに会ったハリー。ダンブルドアの「愛を得られずに生きている者は不幸じゃ」みたいな言葉が胸に来ました。ヴォルデモートとハリーが戦っている最中、グリフィンドールの剣でヴォルデモードの蛇を一刀両断した時の姿が、「つまらぬものを斬ってしまった」みたいな顔が少し笑えてしまった。モリーおばさんがヴェラトリックスを粉々に打ち砕いて倒した時のドヤ顔にはすっきりしました。ヴォルデモート消滅により、最後の戦いが終わってから19年後・・ハリーとジニー、ロンとハーマイオニーの子ども達が紅の汽車に乗ってホグワーツへと旅立つところをハリー達が見送ってエンド。子ども達が可愛いなぁ。リーマスとルーピンの息子・テディも出てましたね。マルフォイも結婚して息子居たな・・髪の毛まだふさふさだったけど。これで映画も完結かぁ~、寂しいなぁ。
2011年07月15日
↓の記事に書きましたが、bookoffで購入したダニエル・スティールの「無言の名誉」を今日読み終えました。アメリカの大学に留学し、そこで日系人の伯父一家と暮らして新しい世界を見たヒロコ。ですが太平洋戦争が勃発し、彼女の苦難の旅が始まります。「ヒマラヤ杉に降る雪」にも日系人差別や、日系人の強制収容所移送などが描かれていましたが、収容所での生活についての描写もあり、ヒロコ達の苦悩がひしひしと伝わってきました。4年余りの時が流れて敗戦を迎えたヒロコは、日本の郷里へと息子とともに帰りますが、両親は空襲で死んでしまいました。そこで恋人のピーターと再会し、ヒロコは息子と3人で家族として再出発する・・というラストで終わりました。戦争での悲劇は数知れませんが、何も得るものはない、というのが作者のメッセージですね。苦難の歴史を生き抜いてきた人々へ、敬意を払いたいと思う作品でした。
2011年07月12日
今日徹子の部屋に、Lady Gagaが出演してました。衣装は玉ねぎスタイルで度肝を抜くようなものでしたけれど、徹子さんとのトークを聴いていると、彼女がとても日本のことを想っていること、ファンを大切にしていることが解りました。今や世界の歌姫として音楽界やファッション界を席巻している彼女ですが、高校の時はいじめられてたんですね。他人と少し違うと、「変わった子」としてレッテルを貼られ、いじめの標的になりやすいんだよなぁ。「Born This Way」には、Lady Gagaがいじめられた頃に母親から「他人に思いやりを持ちなさい」、「無理して自分を変えなくてもいい」という言葉をそのままメッセージにしているんですね。徹子の部屋を観終わったとき、わたしはますます彼女の「リトル・モンスター」になりましたよ。
2011年07月11日
先ほど読了いたしましたが、白血病の息子・ダウムを救う父・ホヨンの姿に涙が出そうになりました。親は、子の為に自ら身を削っても構わないと思っているんだな・・と。ラストは胸にじ~んときました。
2011年03月12日
FBI捜査官・マギー=オデールを主人公にしたシリーズ第7弾です。今回はアメリカ最大のショッピングモールで起きた爆破事件の謎をマギーが追っていくとともに、衝撃的な事実がラストに明かされるという、最後までページをめくる手が止まらないほど面白かったです。このシリーズは大学時代に出逢い、3作目から読み始めてましたが、活字が映像になって脳裏に浮かび上がるほどの情景描写が上手いし、マギーをはじめとする登場人物たちの心理描写も巧みに描いており、アレックス・カーヴァさんが書かれるこのシリーズは続きがいつ出るのか楽しみにしております。
2010年11月18日
湊かなえさんの新作です。『告白』のような大事件はおきませんでしたが、ある殺人事件をきっかけに、地方都市の高級住宅地に住む住人達の心理描写や人間関係が巧く描かれています。その中で強烈だったのは、悪趣味ポシェットをいつもぶら下げているオバハン。あんな嫌な人っているよねぇと思いながら、あっという間に読み終えてしまいました。殺人事件の真相は終盤で明らかになるのですが、向かいの家に住んでいる野次馬一家は一体何をしたかったんだろうかと思ってしまいました。人間っていろんな生き物なんだなと、読み終わってそう思いました。
2010年06月30日
あと2話で第2部が終了するんですか。神戸海軍操船所が閉鎖となり、行き場を無くした龍馬達。土佐では半平太から毒まんじゅうを貰った弥太郎がそれを似蔵に食べさせようとするも、できず。厳しい拷問を無理やり見せられた弥太郎は早く彼を楽にしてやりたいと思っているけれど、人殺しはしたくない。似蔵の拷問シーンはいつも観ているだけで吐き気がしそうです。特に石抱きなんかは。今回は西郷さんが登場してましたが、高橋さん何気にハマり役。次回予告で龍馬が土佐に帰ってくる!?なシーンが。新撰組が空気になってしまっているのは仕方がないかなぁ、ある意味。「薄桜鬼」では大河の主役がちょろっとだけ出てきたという扱いの軽さだったもんね。やはり幕末が舞台で攘夷派か佐幕派かどちらかを主人公にするためには敵さんを空気的な扱いにするしかないのかなぁ・・三谷さんの大河は別として。龍馬バンバン出てたけど、近藤勇と旧友って設定が無理すぎるだろ・・とリアルタイムで観ていて何度突っ込んだことか。人それぞれものの見方は違うものだからね。それよりも龍馬伝では豪華キャストが色々と出てますね。長崎編のグラバーの写真が怖いと思うのは、わたしだけでしょうか?
2010年06月28日
4月からネットで観ているアニメです。原案はゲームのようですが、一度もプレイしたことがありません。「羅刹」と呼ばれる吸血鬼のようなものが登場するアニメですが、次週で最終回を迎えます。結構新選組サイドも敵サイドもイケメン揃いで目の保養になったアニメです。ヒロインが可愛いんですけど、性格が少し(以下略)良い作品なので続編希望です。
2010年06月13日
一昨日新聞の広告に載っていたので、気になって読みたくなって買ってしまいました、↓の本を。江戸時代から現代へタイムスリップした侍が、パティシエとなりシングルマザーの家庭で居候するという物語だそうで。夕食後、あっという間に読み終わってしまいました。設定も人物描写も、ストーリー展開もいいし、何よりも江戸時代から来たお侍・安兵衛さんがお菓子作りに目覚め、辛口に現代日本を一刀両断する姿が小気味良くて凛々しかったです。物質的に豊かになり、情報も多様化して恵まれた生活を送っているわたし達現代人ですが、その中で一番大切な「人を思いやる心」というものを失ってしまっていたということに気づかされたようにこの作品を読んで感じました。小学校高学年の時に新撰組を知り、それから現在に至るまで幕末好きになったわたしですが、色々と幕末に纏わる資料や小説などを読み漁るうちに、志を持ちながら生きていた当時の若者たちの熱い思いや、人情というものが健在だった時代をそれらを通して感じていると、ふと便利になり過ぎてそういった「大切なもの」を失ってしまった現代について少し危機感を感じたことが何度かあったような気がいたします。最近では、悲しい事件が相次いでおります。時代の所為だ、と一言では済ましてはいけないような気がする。一本芯が通った人間になるにはどうしたらいいのかと、少し考えさせられた作品でした。
2010年05月11日
岡野先生の新シリーズです。主人公は不幸体質の泉(いずみ)。誕生日に両親と妹が失踪し、その上ゲイバーに売られるという不幸っぷり。逃走を図り、人の「絆」を妖の通貨に両替する両替商「玉屋」へと駆けこんだ泉を助けてくれたのが、金茶色の髪と黒い瞳を持つ美青年・諏訪雪彦。ひょんなことから「玉屋」で働くようになった泉は、父の仇探しの為に「玉屋」でアルバイトをしている鷹宮征人(たかのみやせいと)とともに「玉屋」で働くことに。雪彦が住む高級マンションで生活を共にしながら、家族を探すことにした泉。泉には、どっからどうみても韓流ドラマの登場人物にしか見えないような美青年が付纏うんですが、その正体は貧乏神なんですよ。これには少したまげてしまいました。貧乏神といえば、襤褸の服着た爺さんのイメージしかないので・・高級品のスーツを着た貧乏神なんてびっくりですよ。泉の先輩・征人はなんだか謎めいた一面を持ってそうです。それは店主の雪彦も同じですが。「玉屋」を一方的にライバル視する「鍵屋」の店主・斎牙(さいが)というキャラが登場するんですが、1300歳の妖狐です。1300歳って・・妖力が強ければ1000年以上生きてても美しい容姿を保てるんですね・・羨ましい(ボソッ)とにかく今までにない、面白い新シリーズでした。新シリーズの2作目です。泉の前に雪彦の元恋人で、不老不死の青年・要が現れます。この要はなんというか所謂「眼鏡男子」なんですが、根性悪です。それにしても今回は色々と波乱な展開になってきました。泉の家族にはショッキングな出来事が起ってしまいましたし・・あの妖狐、次元の裂け目から二度と抜け出てこなければいいのに。あの韓流スター風貧乏神は、今度は両親を連れて泉と再会。ですが3人とも川に流されました。3巻目は夏に発売予定だから、海水浴とかビーチバレーとか、夏のイベント盛りだくさんっぽさそうな。雪彦の正体が何者なのか、彼と泉は結ばれるのか、この先の展開が楽しみです。接吻両替奇譚シリーズ第3弾で、舞台は小田原です。季節は夏ということで、海に纏わる妖が色々と出てきます。今回、とうとう泉と雪彦の関係が少し進展します・・というか、雪彦が要にとんでもないことを・・。鷹宮と雪彦は泉のことで恋の火花を今後も散らし続けるでしょうけど、泉が鈍感だからなぁ・・雪彦といつBLできるんだろうか?全6巻だから、まだまだ雪彦や鷹宮には希望があると思う。4巻が楽しみだ。『両替屋奇譚』シリーズ、第4巻です。今回の舞台は杜の都・仙台にある妖の町、六部町。そこで泉は仕事中に失踪した雪彦を探しに来るんですが・・ひょんなことから町の長者の妹、小夜子の婚礼に招かれて・・・。今回は天然の泉と雪彦がいい関係に。更にファンサービスかと思うくらいに、泉の振袖姿のイラストが挿絵にありました。顔が女顔なので、振袖着てても違和感がありませんでした。どうせなら、雪彦さんの女装姿も見てみた(以下略)今回から、雪彦の弟・千晴が出てきますが、一体何を企んでいるのやら・・鷹宮君の想いは当分、届きそうにないけれども、2人の恋を応援しているんじゃないかな・・。結婚だの嫁だのという単語がポンポン出てきましたが、男同士でもそんなことが話題に上がるんですか・・何だかカオスなカンジが。接吻両替屋奇譚シリーズ5巻目です。今回の舞台は遠野です。泉と雪彦さんはラブラブでいいカンジですが、今回はその雪彦さんの実家で事件が。雪彦さんの弟・千晴が泉との仲を引き裂こうと色々と泉に吹き込んでいるシーンは胸がムカつきましたね。一体彼は何をたくらんでいるんでしょう?たくらむといえば、雪彦さんと敵対している斉牙が泉に恋をしてしまったらしいですね。次回が最終巻ですか、何だか複雑に絡み合った糸がうまく解けばいいんですが。ラストのプロポーズのシーンは素敵でした。第6巻です。今回は色々と波乱尽くしでした。泉の猫耳&尻尾の呪いには萌えてしまいました。あと、雪彦さんの焦らしプレイにも・・結構わたし雪彦さんが好きなんですが、仕事しているときと泉といるときのオンオフの切り替えというか、ギャップがいいんですよね。何やらあとがきを読んだら、次巻で妖狐の斉牙が再登場するとか。公式HPでは「全8巻」になってるので、どんなラストが待っているのやら。接吻両替屋奇譚シリーズ7巻目です。今回は、泉と雪彦のラブラブタイムが多かったです。ですが、2人の仲を引き裂こうとする雪彦の異母弟・千晴が再登場。泉が父親に雪彦との結婚を反対されていることを知り、泉の家族に接近する千晴。これ以上書くとネタバレになりますが、泉に対して随分と酷い事をしている千晴の姿を見て、ムカ~っときましたね。このムカムカは、「少年花嫁」シリーズの蝶子登場の時より大きかったです。雪彦の代わりに自分が神に捧げられたから、雪彦は自分に感謝すべきなのに、してくれない、それどころか何の魅力もない少年(泉)に夢中になり、結婚までしようとして許せない・・って考えがおかしすぎる。「僕は自分を犠牲にしたんだから、感謝くらいしてよ!」っていう彼の気持ちが押し付けがましい。結局自分のことしか考えてないじゃん、こいつ。因果応報という言葉がありますが、その言葉通り彼には悲惨な末路が待ってました。にしてもあの斉牙、まだ泉のことを諦めていなさそうですね。鷹宮にも頑張って欲しいものです。昼ドラのようなどろどろとした人間関係を期待してますが・・次回で最終巻だからそれは無理かも。いよいよ接吻両替屋奇譚シリーズ最終巻。最後だけあってか色々と波乱尽くしです。ラストは泉と雪彦の結婚式でハッピーエンドとなりますが、敵の妖狐・斉牙の最期が何故か泣きそうになりました。はじめは何だか色々と泉と雪彦の関係を邪魔しやがる憎い狐野郎と思っていたのですが、泉に恋してしまった姿が可愛く思えてきたのです。まぁ、最終巻では雪彦や鷹宮に憑依したりしてちょっと怖いヤンデレになってましたが。あのレ●プ目のなんとかさんよりはいいかもしれません・・愛の言葉を呟いて消滅したので。今回の萌えシーンは、雪彦×泉のお風呂のエロではなく、鷹宮と泉のエロでした。合体まではいきませんでしたが、鷹宮は最後まで報われなかったような気がして可哀想だった。でも泉としては頼れる友人であるから、一線を越えることはできなかったんだよなぁ。泉はちゃんと鷹宮の気持ちを解っているからなぁ、良い子だなぁ。天然で男を何人も誑し込んでいる無自覚小悪魔さんとは大違いですね・・。これで終わりかと思うと寂しいな。2人のその後の生活を見てみたいような気が・・もしかすると奇蹟が起きて泉と雪彦にそれぞれ似た双子が生まれているかもしれない(←バカ)
2010年04月30日
現在NHKでドラマ放送中ですが、ドラマの方は観ずに原作の方を先に読みました。不倫相手の子どもを誘拐する女、というのはどこにでもありがちな設定ですが、この小説には主人公・希和子のほかに、名古屋で彼女をかくまうゴミ屋敷に住む女や、宗教団体「エンジェルホーム」に住む女たち、小豆島に暮らす女たち、そして希和子に家庭を壊された不倫相手の妻・恵津子など、様々な女たちが登場します。2部構成になっており、1部は希和子の視点、2部は彼女が誘拐した不倫相手の子・恵理菜こと薫の視点です。女性達には色々と共感できましたが、ただ1人恵津子には共感できずにいました。それよりも何よりも、結局悪いのは希和子が本妻の子を誘拐させるような原因を作った恵津子の夫です。妻がありながらよそに女と子を作り、必ず別れると騙して子どもを堕胎させ、その子どもが戻ってきても父親らしいことをひとつせずに酒で現実逃避をする男の身勝手さに、呆れました。全ては自分が蒔いた種だというのに。恵理菜(薫)も不倫相手の子を妊娠しますが、中絶ではなく産んで育てるという道を選択しました。彼女が一緒にエンジェルホームで育った千草とともに小豆島へと向かうシーンで終わりましたが、彼女達の未来に幸多からんことを、と願いながら本を閉じました。こういう設定の小説はご都合主義のむなくそ悪い終わり方で幕を閉じますが、この作品は爽やかなラストで締めくくられました。血が繋がっていなくても、心と絆が繋がっていれば親子になれる・・角田さんはそういうメッセージを込めたのではないかと思っております。
2010年04月11日
前から興味があったので、市民図書館で予約して移動図書館で借りてきてあっという間に読み終わってしまいました。舞台は幕末の京都なんですが、主人公が現代に生きる少女・秋飛(あきひ)で、ひょんなことから新選組隊士の青年の身体に宿ってしまうという設定です。新選組が舞台なので、沖田総司や土方歳三といった人達も出てきます。「月下~」の方は導入部分に当たり、「花天~」が本編です。大政奉還~鳥羽・伏見の戦いという、激動の舞台。鳥羽・伏見の戦いのシーンでは、戦争の理不尽さを改めて感じ、不利であっても己の忠義を貫く新選組隊士の姿に心打たれました。負け戦であっても、「誠」の一文字を掲げて生きた男達の生き様は、百年以上経っても人の心に響くものですね。秋飛と沖田総司とのやり取りは、よくある恋愛風味というか要素は全く無く、端的にいえば「師匠と弟子」のような関係に見えました。ラストの、禊の雨は読んでいて少し切なくなりました。この本の作者である越水利江子さんは、他にも色々と本を書かれておられますが、最近気になったのが、「恋する新選組」という作品です。主人公は近藤勇の血の繋がらない妹・空。武士になりたい為に新選組に入隊することに。1・2巻は江戸編で、坂本龍馬や岡本似蔵といった幕末の有名人との友情も描かれております。小学生向けのレーベルですが、大人でも楽しめそうな作品なので読んでみようかなと思います。
2010年03月01日
完結に近づくにつれて、「火宵の月」扉絵が何故かセクシーグラビアっぽくなってました。たとえば単行本版12巻に収録されている本編の扉絵ではすごいカメラ目線で己の美しい裸身を晒す有匡さんとか、烏帽子被ってるのに上半身裸で斜め45度目線な有匡さんとか、吹雪の中上半身裸で乳首出して遠い目でどこかへと走っている文観がいたりします。セクシーグラビアな扉絵に目を奪われてしまいましたが、今は↓の文庫版の表紙に目を奪われています。メインのラブラブっぷりが感じられる文庫版表紙。ここでも有匡さんは何故か上半身裸です。そして本日、大型書店で見つけた文庫版2巻の表紙が↓です。セミヌードも色っぽいですが、チラリズムも素敵です、有匡さん。黒髪の艶やかさが伝わってくるようです。
2010年02月09日
またまた性懲りもなく「火宵の月」のレビューをば。この作品は本編はシリアス全開ですが、番外編は色々とカオスなかんじでした。たとえば、文観との勝負に敗れた挙句に妹の裏切りに遭い、心身共に傷ついてヒッキーとなってしまった有匡さんが子守をすることになり、子ども相手にキレたり、その有匡さんの3●歳の誕生日にその文観を呪い殺してやろうと火月ちゃんと式神シスターズがわら人形を作ろうとして有匡さんに見つかり一喝されたりと、ギャグ満開でした。どれもこれも爆笑しましたが、番外編の中で式神シスターズの妄想トークが面白かったw有匡さんがエロザルこと琥龍の人格にチェンジヴァージョンになるという設定が笑えました。「フェロモンボンバー!」と叫び、火月ちゃんを押し倒す有匡さんが何故か違和感ありませんでした。主従逆転バージョンでは、短髪有匡さんという、サービスショットが見られます。蛇足ですが、番外編の中で一番萌えたのが、有匡型式神「影」デビュー。外見はそっくりなのに、火月ちゃんに微笑んだり、花を手渡したり、手を繋いであげたり頭を撫で撫でしたりと、初めて雑誌で読んだとき、「有匡さんがバグった!」と思ってしまいました。
ジェフリーとナイジェルにとうとう病気の事を知られてしまった海斗。未来の和哉のこともあり、色々と心労が重なりそうです。ビセンテサイドが少し描かれてましたが、こちらも何かと複雑なようで・・ラウルはファンと一緒に逃げたようですし。彼の事だから、海斗とジェフリーに何らかの方法で復讐するかも・・何せ、あいつは蛇のように陰険な男ですから。和哉がもし、海斗がいる世界でラウルと会ったら、ラウルは彼を利用して海斗を脅迫しそうな・・。彼には、いつか天罰が下るんだろうか・・。リリー姐さんが好きです。姐御肌なキャラが好きなんですよ、わたし。それよりも、もしジェフリー達が21世紀に海斗ともにタイムスリップしたら、とんでもないことになりそうですね。ジェフリーは最初戸惑いそうですが、暫くすると21世紀の世界に慣れて普通に生活してそうです。ですがナイジェルは何時まで経っても21世紀に慣れなさそうな・・海斗とリリーの会話は今後の伏線になるのでしょうか?気になりますね~。2月末に発売すると思っていたのに、3月に発売延期になってやっとこさ昨日ゲットしてあっという間に14巻を読み終えましたよ。イングランド組が登場するのかと思いきや、最初に出て来たのはあのラウルとファンでした。挿絵もあるんですが、襞襟レースの服を着たラウルが一瞬「富豪の夫に死なれ莫大の財産を手に入れ、間男(ファン)とよろしくやろうとする喪服姿の未亡人」に見えたのは、わたしだけでしょうか。肺病の治療中の海斗ですが、容態は快方に向かうどころか悪化の一途を辿っています。なんだか読んでいて辛くなっちゃいましたよ、海斗が発作を起こすシーンが。21世紀に戻って病気治してジェフリーの元に戻るっていう展開は予め予想していたんですが、まさかその通りになるとは。ジェフリーと再会できるんだろうか、海斗?肺病でも抗生物質効かないタイプのやつだったらどうなるんだろう?どうか抗生物質で治るタイプだったらいいんですけど。それよりも和哉は親友の恋人の存在を知ったらどんな行動を取るんだろうか?ああ、読み終わったばかりなのに続きが気になる・・。14巻のラストが気になるところで終わってしまったので、「これからどうなんの!?」と思いながら15巻を待っておりました。昨夜一気に読み終えてしまった15巻は、急展開過ぎてびっくりです。和哉が何だか海斗に執着して攻めチックになり、黒いです。どうやら彼は海斗が16世紀に戻らせなさそうですね。だってあの海斗の肩越しに浮かべた笑みがどうも「海斗は誰にも渡さない、海斗は僕のものだ」と言っているような気がして・・イングランド組はジェフリーの救出で意外な方法を見つけたとか書かれていましたが、一体なんなんだろうか、気になるぅ!そしてスペイン組・・もといビセンテとレオも出て来ました。ビセンテはまだ海斗に未練たらたらで、失恋の痛手を無理に忘れようとしています。そしてレオは、海斗が自分を裏切ったことへの憎しみで黒くなっておりました。嗚呼、2巻でまだ可愛くて明るい頃のレオに戻ってくれるといいのに・・。どうかヤンデレにならないでぇ。最後の和哉とババァの会話は余りいらなかったと思います。別にババァのこと深く掘り下げんでもいいやん。和哉は用意周到に計画を練って彼女に近づいていますね。彼もヤンデレになる可能性高いですね。それよりも何よりも、ジェフリーがぁぁ!表紙を見た時に嫌な予感がしましたが、拷問なんて・・。昨夜呼んだばかりなのに16巻発売が待ち遠しくなる。15巻のラストで和哉のヤンデレが進んでいることがわかり、これからどうなるんだろう? と思っていたら4ヶ月後に16巻が出たので、早速読みました。口絵は海斗と和哉、そしてラウルとファン。いつの間にか登場人物紹介イラストからビセンテが消えておりました。その代わりに和哉がモデル立ちしてました。冒頭はファンが何故ラウルに従っている理由が判明しました。友人の息子を探す為だったんですね。それよりもその友人の壮絶な最期を楽しげにファンに語るラウルが歪みまくっていました。それよりもナイジェルとキットのキスシーンに不覚にも萌えてしまいました。キス以上は進んで欲しくないな、この2人については。所変わって現代。海斗はジェフリーが何故ドレイクの信頼厚き船長でありながら、ジェフリーの名が残されていないのかという疑問を、海斗が解決する為にある人物がメールを出したのは、なんとナイジェルの祖父!これにも衝撃的な事実でしたが、それを上回る衝撃がラストに。段々和哉のヤンデレが恐ろしく思えてきました。特にラストの、海斗の肩を掴んでいる和哉のイラスト・・レ●プ目になっているし。このまま彼はあの女たらしの主人公に惚れていた準ヒロインのようになってしまうのだろうか?「何処にも行かせないよ・・」闇化しそうな和哉とともに、レオも心配です。16巻ではビセンテが空気になっておりましたが。前巻は和哉のヤンデレが全開していたので、もしかして怖い展開になるのか・・と思ったのですが、和哉は今回もヤンデレ全開です。海斗をリハビリ施設に監禁する為に、アーミーナイフで自分の手を傷つけてそれを海斗が自殺を図ろうとしたと嘘を吐くほど病んでるよ~。和哉は一度海斗を目の前で失ってしまったので、もう二度とあんな悲しい思いはしたくない一心で海斗をジェフリーの元へと行かせまいと必死なんですね。でもその想いは海斗には伝わらず。海斗がトンネルへと向かおうとした時の、和哉の告白が切なすぎる。無事ジェフリーの元に戻れるんでしょうかねぇ?もし和哉追いかけて行ったら、ラウルサイドにつくのかもしれないなぁ。あれで諦める彼ではなさそうだし・・。今回はジェフリー救出のため、ナイジェルが大活躍しました。投獄されるジェフリーとナイジェルとの別れのシーンには、少し涙しました。ついに海斗とジェフリーが再会しましたね。500年以上もの時を越え、愛を育んできた二人の仲を引き裂ける者などいませんね。
2010年02月01日
海斗、ヴァージンをジェフリーに捧げるつもりのはずが・・寸止め。最後までいってほしかったな。ナイジェルと海斗、両思いだったのね。でもジェフリーを2人とも失いたくないから・・複雑だね。ビセンテ、しつこいよお前。本当にストーカーだな。今回は海斗がかわいそうだ。あのジジイに海に放り投げられる。ジジイを鮫の餌にしてやりたいと思った。ジェフリーとナイジェル、海斗を巡って亀裂が・・これからどうなるんだろう?添い寝のシーンが萌えでしたvビセンテにもようやく春が来たねv自分に見せる海斗の笑顔にうきうきしたり、自分が黒髪だから海斗がつれないのかと思ったりと、結構かわいいな。金髪のかつら買いそうだなビセンテ。でもあなたには金髪は似合わないよ。金髪染めたら眉を剃って書かなきゃいけないじゃん。眉毛ないビセンテなんて見たくない!海斗、ジェフリーのこと想いながら1人H。ビセンテに目撃されたらえらいこっちゃ。でもそれも面白いかもvビセンテも1人Hするのかな?してほしいな(殴)。ジェフリーとナイジェル、スペイン上陸する日は近いかも?!早く海斗を助け出してあげて。待ちに待ったF&B10巻。海斗が可哀想な巻でもありました。毒殺されかけるは、恥辱を受けるわで、可哀想な海斗。それとは対照的に、ビセンテの恋は順調かな。海斗に対して優しい言葉をかけたり、なんといっても人工呼吸で海斗と初キッス!!ビセンテホーの丘で海斗と出会った瞬間、ビビビッと来たから、執念深く追いかけてきたんでしょうね・・まぁ、本人にとっちゃぁ迷惑ですが。イングランド組はというと、ジェフリーが海斗を救うため髪をバッサリと切った。ああ、トレードマークのサラサラの長いブロンドが~(泣)。ルーファスだけじゃなく、早く髪を伸ばして欲しいと思った私。海斗とジェフリー、早く再会できるといいな。スペイン上陸したし・・あとは海斗を救うのみ。頑張れ、ジェフリー!!さっき読み終えましたよ、待望のF&B11巻。なんていうか・・すっごい複雑な人間関係だ。ビセンテと海斗はかつて王の寵姫だったエボリ大公夫人こと、アナのところにお世話になるのですが・・そこでジェフリーと再会するのですよ、海斗が。でもその前に、ラウルが怖い・・顔は良くても、性格悪い男だ。ビセンテ、海斗、ジェフリーの複雑な三角関係・・まるで昼ドラのようだな・・。ビセンテはビセンテで、海斗に恋をしてしまったことに気づいてしまったようで・・。海斗とジェフリー、ナイジェル、そしてマーロウは無事イングランドに帰ることができるんだろうか?ビセンテ、夢の中で海斗を抱いているってことは、すっごい苦悶してるんだな・・海斗のことは弟だと思っているのに・・それなのに、彼のことが愛おしくて堪らないんだろうね。海斗も海斗でジェフリーとビセンテを選ぶのか悩んでいるし・・。なんか、フランシスとキースの間で揺れているナージャのように海斗が見えて思えません。11巻は、まさに昼ドラでした・・。待望の新刊です、F&Bシリーズ。10巻では邪悪な顔だったけど、12巻では絵師さん変更のため、その外見の邪悪さが3割薄めになったラウルが今回悪魔の本性を剥き出しにし、僧衣を返り血に染めるのかと思いきや・・囚われの身になり、地面を馬で引きずられておりました。あらら、これで彼の悪だくみ終わり?あっけないですが、こいつの悪行で胸糞悪くならなかっただけでいいです。彼は海斗が毒殺されかかったときに密かに海斗の身体を調べた上であんなことをしたんですね・・許せないです。ジェフリーとナイジェル、キットが海斗を連れ出す為に登場するんですが、そのシーンの挿絵が、「お前らどこのロックバンドだよ?」と突っ込みたくなるような立ち位置でした。ギター(ナイジェル)とドラム(キット)との間に挟まれ、ボーカル(ジェフリー)がファンの前に颯爽と登場・・みたいなシーンを連想してしまいましたよ。ナイジェルは海斗のことを諦めずにいるようで・・ますます海斗が大変な立場に。今回はビセンテの行動が切なすぎます・・海斗が肺結核に罹っていることを知りながらもキス・・それも涙を流しながら。彼は海斗のことを諦めたんでしょうかね・・。それよりも和哉、16世紀に来そうな予感がする・・そうなればますます海斗の立場が苦しいものに・・。考えてみりゃ、突然親友が失踪し、春分の日にタイムスリップして再会したと思ったら、彼には金髪の美男子の恋人がいた・・なんて事実、簡単に受け止められないでしょうね、きっと。ジェフリーが名簿に載ってなかったっていうのも、何かの伏線なんでしょうか?きっと彼なら現代英国をエンジョイすることでしょうね。これからどうなるのだろうか・・。
1巻なので分厚いです。結構主人公・海斗の家庭環境のことについて説明が多くて、読むのが少しうっとうしかったんですが、それを過ぎれば時間を忘れて読むのに夢中になってしまいました。親友の友情を素直に受けとめない海斗。もっと素直になれよ~、和哉はあんたのこと好きなんだよ。ビセンテにスペインが負けると言って首絞められた海斗。ビセンテ、海斗弱ってるのに質問しすぎ。ジェフリーに助けられた海斗は、日本から流れてきたと嘘をつく。そして海斗は憧れのドレイクに会う。海斗、ドレイクに向かって「小さい」はないだろ!憧れの人に会えたんだから!ジェフリーにファーストキスを奪われた海斗。でも絵になるからいいか。ジェフリーとその愛人・シリルのセックスシーンにはひきました。シリルと海斗、ジェフリーはどっちをとるのか気になるし。読み応えあったな。今回のメインはビセンテとジェフリーの戦い。ビセンテ、ジェフリーに嫉妬しているのかな?海斗に嫌われてるから。ジェフリーに脛蹴られて「なんて汚い!」って言ってたけど、不意打ちしたあんたが言うことないだろ。海の戦いは迫力満点だったな~。でも悲しい出来事が・・。ナイジェル、海斗のことが好きなのかな?なんだか三角関係になりそうな・・。ビセンテ、しつこいなぁ。彼は海斗のストーカーです、間違いない(長●秀和風に)!!ナイジェルの過去が明らかに。愛人の子って、いつの時代もひどい待遇なんだね。三角関係できちゃったね。強烈キャラ登場。ナイジェル好きーな脚本家・マーロウ。海斗の女装姿、見たかった。同僚の道化師のピッポ、嫌いだな~。ろくに努力もしないで人のこと嫉妬してるし。なんなんだ、こいつムカツク~!!海斗、殺人罪で捕らえられる。ジェフリー早く助けてあげてっ!シリル、ジェフリーにふられる。ご愁傷様。眠らせてもらえない拷問って、精神的にキツイなぁ。ビセンテなんとしてでも海斗を手に入れたいのね。シェイクスピアを使っても。殺人犯として処刑されるのは免れたけど、焼き印押された・・痛そぉ~ジェフリーとナイジェルも、同じものを。2人とも、海斗のこと好きなのね。スリリングな展開の4,5巻と比べて、なんだか6巻は読み応えがない。ジェフリーと海斗のトランプシーンが微笑ましかっただけで。7巻に期待。
今更になって火宵の月本編を何度か読み返しておりますが、今日は3年前に読了した番外編を読了いたしました。琥龍×禍蛇の唐土組、神官×文観、有匡×火月の日本組と、3組のカップルの後日談です。最初の琥龍×禍蛇ですが、初恋の相手(火月)が旦那(有匡)と別次元に蒸発したというのに、その初恋の相手の紅玉をまだ持ってるって、どんだけ未練たらたらなんだよ!とつっこみをいれながら読みました。今まで黒髪だった禍蛇にとうとう変化期が。何だか嬉しいような、悲しいような(意味不明)まぁ、幼馴染からやっと嫁として認識されたんですね。2組目の神官×文観は、ちょっと複雑。特に神官は産まれた時から兄同様“人間と妖狐との混血児”として、元々存在すらしていないことにされた経験もあってか、妊娠告げたときの文観の拒絶ぶりを見てショックを受けたんでしょうね。文観は文観で、孤児として育ち、頼れるのは己の力だけだったというのがまた悲しいような。実はわたし、こんなことここで書くのもなんですけれども、連載当初文観のこと大嫌いだったんですよ。当時は有匡×火月のメインカップル派で、粘着質でお邪魔虫キャラの彼が疎ましかったんですが、神官が有匡に対して横恋慕していて、それを文観に利用されて人質になって、いい感じに落ち着いてきた頃には少し好きになったかな。ドSだけれど実はドMだったり、いつも冷徹(ツン)だけど神官に対してはデレるギャップが何だか可愛く見えてしまいます。無事神官は男の子出産するのですが、どんな子に育つのやら。3組目は、有匡×火月のメインカップル。14巻のラストで別次元で新しい世界(所謂並行世界みたいな?)に蒸発し、そこで仲睦まじく暮らしているのですが、いつの間にかそれぞれ両親に似た双子が誕生しておりました。メインカップルを応援してきたわたしにとって、これは嬉しかったなぁ。でも今まで“伴侶”だった火月が“母親”になってから1歳児のわが子たちに嫉妬する有匡さん。「妻に戻れ」発言に萌えました。そんな双子に“災いの種”である妖狐の力が。有匡さんの両親についての話になってますが、半人半狐として生まれ、辛酸をなめてきた彼にとって妖狐の血と力は厄介なものでしかない。その力ゆえに母に置き去りにされたと長い間彼は誤解していましたが、実は自分が父親の傍にいることを選んだのだという真実を知ったんですね。その母の力で双子の変幻は解かれたんですが、要は女は強いということですか。強いといえば、本編では色々と優柔不断で頼りなかった火月ちゃんが母親になって変わってきましたね。最後は「子作り宣言」とか言い出したし。いずれ彼女は有匡さんを尻に敷くのでしょうか?そんな姿見てみたいような、見てみたくないような。双子の雛(すう)ちゃんと仁(じん)ちゃんはどんな子に育つんだろうなぁ。ハッピーエンドで完結してよかったです。
2010年01月30日
最近火宵の月レビューばかり書いていますが、今日も性懲りなくドラマCDの感想を。中学の時に購入。子安さん演じる有匡さんの声に悩殺されました。日高のり子さんが火月ちゃんで、少年の声はやっぱりこの人がベストだなぁと思いました。まだ単行本版1巻分のやつで、初期の火月ちゃんが完全に男の子だったからね。続編も出てたと思うんですが、このドラマCD、ブックオフあたりで売っていないかなぁ?最近火宵の月の後半部分(11巻~14巻)読み返してるんだけど、活字読んでても有匡さんの声が聞こえてしまう・・。
2010年01月27日
↓の作品の単行本版2巻に出てくるエピソードをアニメ化したものです。わざわざ大学の図書館にリクエストし、友人と鑑賞しました。なんというか、ここでの萌えポイントは、有匡さんが崖から転落したショックで記憶喪失となるという、アニメオリジナル設定です。いつもタカビーで俺様な有匡さんが、火月ちゃんに怯える姿が少し可愛く見えてしまいます。あと、ハゲ時代の文観の邪悪な顔と声もいいです。彼が最初出てきたとき、一瞬ホラーアニメかと思ってしまいましたが。原作でも文観のカメラ目線がすごかったんですが、こちらでは文観が操る式神の人形が衝撃実験用の人形に見えなくもなく、思わず目がいってしまいました。観終わってもう友人とその式神のことで爆笑した覚えがあります。有匡さんの式神返しによって額に傷を負い、法力を失った文観はこの後有匡さんのストーカーと化すんですが、はたから見れば横恋慕してんのかといいたくなるほど有匡さんに執着する文観の姿をアニメでみてみたいような気が。
2010年01月25日
これ、中学2年くらいに単行本発売するたびに揃えて読んでハマりました。白狐と人間との混血で稀代の陰陽師・土御門有匡(つちみかどありまさ)と、両性体の野猫族・火月(かげつ)とのラブストーリーです。単行本版1~3巻までは絵が少しBLっぽいんですが、一応ノーマルラブです。3巻から元ハゲこと有匡に執着し彼を陥れようとする文観が登場するんですが、そのストーキング加減というか、策略ぶりがもう「あんた、有匡のこと好きなんやろ!?」と突っ込みたくなりそうなほどネチネチとしつこい。9巻~14巻までは4・5巻の唐土編で登場した元国の呪術師・神官(シャマン)の出生の秘密が明らかになるわ、火月の「女性化」を阻むある伝説のことで色々と起きるわ、その上文観が色々と罠を仕掛けてきて神官を人質に取るわで、怒涛のストーリー展開になっております。まぁ最後はメインCPの有匡と火月が別次元へ→両方似の双子誕生というハッピーエンディングになりましたから良かったです。↑でさっき書いていた文観っていう奴は文庫版6巻の表紙を飾って少しカメラ目線でリンゴかじってますが、彼は一児の父親です。完結すると何だかさびしくなる作品とはこういうことを言うのかなと思ってしまったり。メインカップルの双子の成長がみてみたかったような気が。
2010年01月21日
昨日のテレ朝の日曜洋画劇場でやっていたので、「龍馬伝」を観るのを止めて家族で観ました。「ダイ・ハード」シリーズは3まで観ていて、4はまたマクレーン刑事がどんな酷い目に遭わされるんだろうかと思いながら観ましたが、爆発に遭おうが、高所から落下しようが、戦闘機に攻撃されようがマクレーン刑事の不死身パワーは全開です。寧ろパワーアップしているようにみえます。下手したらター●ネーターじゃないかと思うくらいに。4でマクレーン刑事の娘が登場してたんですが、「あれ?この子誰だっけ?」。2で一瞬出てたような、出ていなかったような。マクレーン刑事とハッカーのマシューとの遣り取りが漫才のようでした。でも映画のようなハッカーによるシステム妨害が現実に起きている中、いつこんな事態が起こるのかわからないですね。番組の最後に、前に読んだ小説が映画化され、その鑑賞券のプレゼントがありました。『ミレニアムシリーズ』の1巻だけ読んでみたんですが、物語の序盤から終盤まで、二転三転の展開で、ページをめくる手が止まりませんでした。2巻・3巻は図書館で借りて読もうと思います。スウェーデンではドラマ化されているとか。映画は機会があったら観ようかな。
2010年01月04日
今週の日曜に、CSの映画チャンネルでやってたので途中から観ました。絵が得意だけどいじめられっ子のジェスと、空想好きで明るいレスリー。そんな2人が空想の国「テラビシア」の王と王妃となり、様々な冒険をする。だが突然の悲劇がジェスを襲う・・。最初から観てませんでしたが、ジェスとレスリーのやり取りや、「テラビシア」での2人の冒険が生き生きとして楽しかったです。これ以上はネタバレになるので言いませんが、ジェスはレスリーから勇気や心を開けば何でも出来るということを教えて貰ったんじゃないかなぁと。この映画には2人をいじめる上級生・ジャニスという憎たらしい少女が登場しますが、最後は彼女と和解するんですよね。憎み合っていても何も生まれないということなのかな。ファンタジー色もあり、ラストのシーンは美しかったです。
2009年12月29日
この本12年前にわたしが中学1年の時に興味本位で読んだものです。のちの源義経が、遮那王の頃だった時のお話です。 人と鬼との混血児である弓月というオリキャラが出てくるんですが、彼がクールというか、ツンデレな性格なんですね。顔が綺麗だけどどこかかげがあるキャラって好きです。彼は遮那王のことを初め疎ましがっていたんですが、徐々に心を開くようになっていくんですよ。それなのに彼の兄で鬼族の頭である花月がキレるどころかもうとんでもないことをして・・最初読んだ時その手のシーンが事細かく描写してあり、どん引きしてしまいましたよ。今読み返しても引いてしまうよ、あのシーンは。「ヤンデレどころか近●相姦じゃねぇか・・」と思ってしまいます。さらに物語の中盤で弓月を狙う美形陰陽師・天狼(てんろう)って奴が出てくるし、そいつが「家に来いよ。世話すっからセ●レになれよ」みたいなことを口走るシーンがありました。まぁ、結局は遮那王とともに奥州へ出発というところで終わったんですが、なんか中途半端な終わり方でした。この小説をきっかけに二次創作というジャンルに興味が湧き、小説を書くきっかけになったし、BLというジャンルにも興味を持ちました。ただ、遮那王こと源義経の生涯を少し知っているだけに少し悲しいような・・(←意味不明)。
2009年12月18日
市民図書館で、6年くらい前にハマって読んでいた『ダレン・シャン』シリーズ最終巻を借りて漸く読みました。シリーズ完結してから4年経ってましたが(笑)ラストが切ない・・何だか続編を期待してしまうけれど、また原点に戻った時点でそれはなくなったんですよね・・高校の時、1巻から読んでいたわたしにとっては少し納得のいくラストだったような・・複雑な気持ちですね、読み終わって・・。
2009年11月09日
『獣の奏者』、『精霊の守り人』シリーズの上橋菜穂子さんが描く和風ファンタジー。今回は不思議な力を持つ少女・小夜と、彼女に想いを寄せる敵方の霊狐・野火、そして小春丸という少年3人を巡る物語。独特の世界観の上に、敵対する国同士の謀略とか、ヒロイン・小夜の出生の秘密とかが絡んで複雑なストーリーになっているんですが、ラストはハッピーエンドでした。この人の作品を、機会があったらまた読んでみようと思います。
2009年11月08日
『不毛地帯』を現在2巻まで読んでますが、山崎豊子さんの作品は奥が深いですね。初めて読んだのは、『大地の子』でした。これは結構涙出そうになりました。3巻まで読みましたが、満州引き揚げ時の壮絶な場面を読んだ時は胸が切なくなりました・・。最近映画化された小説ですね。日航機墜落事故のことを取り上げた「御巣鷹山編」が一番読んでみたかったので、この際全巻纏めて買いました。『不毛地帯』を読み終えてから読もうと思います。
2009年10月25日