|
テーマ:中国&台湾(3292)
カテゴリ:北京で驚いた体験
前回北京の交通事情に触れたので、今回続きを書いてみます。
北京には信号はありますが、基本的に皆守りません。赤信号でも周囲を見て渡れそうであれば、横断報道があろうがなかろうが、みんなバンバン渡ります。そのとき左右から車やバイクが容赦なく突っ込んできますので、皆常に周囲に気を配っています。日本の感覚で信号頼りに渡ると容赦なく轢かれるので注意が必要です。 中国は赤信号でも車両の右折がOKです。なので右折する車が多いとき歩行者は渡れないことがあります。なので「渡れるときには赤信号でも渡っておけ」というのが信号を守らない人たちの言い分です。 余談ですが、中国に来るとバスなどの公共交通機関で並ばない人の多さに驚きます。そして降りる人よりも先に乗ろうとするのでグチャグチャになります。北京のバスはバス待ちしている人たちがすべて乗り終わる前に容赦なくドアを閉めて発車してしまいます。なので、乗る方も必死になります。これが並ばず我先に乗ろうという人たちの心理です。 北京オリンピックを来年に控えて市政府は市民に対して「文明的な行動をしよう」「列に並ぼう」など呼びかけていますが、その前にまず根本的な部分を変えないと全く意味が無いと思いますね。並んでたらバスに乗り遅れるんじゃ誰も並ばないですからね。 北京の交通指導員 「笛」と「旗」を武器に市民を交通事故から守ります。 このような状況は安全上良くないということを行政側も承知しているので、人通りの多い交差点には「交通整理員」が配置されています。旗を持って、「渡って」「止まって」という指示を出しています。言うことを聞かない人(ほとんど聞かないのですが)には笛を「ピーッ」と鳴らして注意します。笛はずっと鳴り通しですし、逆ギレする人も多いので交通整理員はつねにテンパり状態です。大変な仕事ですが、「清掃員やレストランの服務員などに比べて給料がいいからやりたい人は多いんだよ」と北京人の同僚が言っていました。 本題です。 これまでずっと交通整理員のアイテムは「笛」と「旗」だけだと思っていたのですが、新しいアイテムが加わりました。 「ロープ」です! これを使って信号無視しようとする人を止めるのです。 これはすごいアイテムだと思いましたが、みんな平気でこのロープをくぐって前に出ていました。。 あまり役立ってないかもしれません。 自転車が強引に渡ろうとしてロープが引っかかってしまいました。 交通整理員のおばちゃんはマジギレしてますが、周囲の人たちはおもしろがってました。 赤信号無視は中国語でchuang紅灯といいます。 ※chuangは門構えに馬で三声。 夜の中国語だと別の意味になるそうですが。。 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[北京で驚いた体験] カテゴリの最新記事
|