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テーマ:最近観た映画。(39320)
カテゴリ:映画探訪【O~U】
【監督】パク・チャヌク
【出演】チェ・ミンシク/ユ・ジテ 2004年カンヌ国際映画祭グランプリ受賞という本作品が得た輝かしい肩書きは、この際忘れて観た方がいいのかも。 もちろんこの栄光の陰には、審査委員長だったクエンティン・タランティーノの影響が大きいと思うけど、確かにバイオレンスシーンの見せ方といいそのテンポの良さといい、タランティーノやバイオレンス映画ファンを唸らせるものがあるのは分かる。 だけどそれが広く一般的に受け入れられるかどうかはまた別の話だと思うな~。 DVDのCMじゃ井筒さんが絶賛してたけど、それはあくまでも監督目線で観た場合の話だし、一般人とは視点が違うんだよってことをそろそろ分からないと、たとえ自腹切って観たところで無意味だと思ってしまう。 もちろんテレビ局から映画代を出して貰って観たんじゃ、あそこまで文句を言える資格は無いだろうから、わざわざ自腹を切ってるという姿勢は評価するんだけどね。 個人的にはこういったジャンルの映画は決して嫌いじゃないんで、それなりに楽しめた。 だけど前評判で話題になっていた最後のどんでん返し。このオチをどうしてどんでん返しと呼ぶんだろうと不思議でならない。これと言ってどんでん返しと呼ぶほどのオチじゃなくて、単なるストーリーの締めくくりに過ぎないと思うんだけどなぁ。 それにしても観終わった後に何ともしこりが残る作品だった。劇場に観に行かなくて良かったな~というのが正直なところ。 せっかく映画館まで観に行ったのに、こんな後味のままだったらもう切なくて切なくて(つД`) 原作は日本の漫画とのことだけど、ストーリーはかなり脚色されたものらしいから、これはもう韓国産の映画と言っても問題無いと思う。 仮に日本で映画化されていたところで、ここまで完成度の高い作品には仕上がっていないだろうし、主人公を演じ切れる役者もいないんじゃないかな。 【eathan's thumbs up】☆☆☆☆☆☆★★★★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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