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龍水御朱印帳

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龍水(TATSUMI)

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2015.10.14
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カテゴリ:神社

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飛鳥寺の北東にある小高い丘の上に鎮座する神社。

元々は飛鳥神奈備山に鎮座していたそうですが、

平安時代に現在の地、鳥形山に遷座されたそうです。

その飛鳥神奈備山は「雷丘」や「甘樫丘」など、

どの山のことだったのかは諸説あるようです。

2月の第一日曜日の御田植神事、「おんだ祭」が奇祭として有名。

豊年を予祝する夫婦和合の神事です。

一昨年、「かぶりつき」で拝見させていただきましたが、

確かにそれは奇祭でした。

何度か飛鳥坐神社や「おんだ祭」をご紹介していますが、

いつも祭事のあとになっていました。

そろそろ来年のカレンダーや手帳が出回る今日この頃、

是非とも来年2月の第一日曜日にチェックを入れていただきたいと思います。

その御神事については、別サイトでご紹介させていただきます。

 

 

 

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鳥居から階段を上ると迎えてくれるのが、男根の形をした「マラ石」たち。

以前はもっとたくさんあったそうですが、

参拝者などが持ち帰ってしまったそうです。

密かなたくらみがあってのことでしょうが、

盗んだもので御利益があるとは思えません。

よほど切実な悩みがあってのことだったのでしょう。

その悩みもわからないではありませんが、

私なら「持ち帰る」のではなく、

逆に希望するサイズのそれなりの石を探してきて奉納します。

もっと若いときにそうしておけばよかったと後悔しています。

 

 

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石段正面に鉄籠で保護された石があります(上の画像)。

これはマラ石ではなく「力石」と呼ばれるもの。

男性は左手、女性は右手で持ち上げることが出来れば

幸福をつかめるとの言い伝えがあります。

 

 

 

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飛鳥坐神社(あすかにいますじんじゃ)

奈良県高市郡明日香村飛鳥707番地1  img67cbc0bezik8zj.gif 

 

申し遅れました。

この明日香村の古社は飛鳥坐神社(あすかにいますじんじゃ)。

御祭神は事代主命、 高皇産霊神、大物主命、飛鳥甘奈備三日女神。

この神社の本殿は、ダム湖に水没するため遷座することになった

丹生川上神社上社から譲り受けたものだそうです。

 

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境内にも陽石(男根型)がたくさんあります。

むすびの神石は陰石(女陰型)と陽石が一対になっています。

私のような現代の紳士、そして淑女には多少抵抗がある境内ですが、

古代には「性」は今のような「秘め事」ではなかったようです。

古事記においても、「性」はとてもおおらかに書かれています。

古代人にとって陽石・陰石は、

子孫繁栄・五穀豊穣のシンボルだったのでしょう。

この神社の御祭神である「高皇産霊神(タカミムスビノカミ)」は、

男女のムスビの神(高皇産霊神は男神)、生成の神と言われています。

 

 

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この神社、意外と知られていないのが「元伊勢」伝承地であること。

近世までは「元伊勢」と呼ばれていたらしく、近所に石標もありました。

宮中を出て初めての鎮座地「倭笠縫邑」と考えられていたようです。

現在はその倭笠縫邑は大神神社摂社・檜原神社という説が一般的です。

 

 

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その「元伊勢」とは、天照大神と豊受大神を祀る

飛鳥坐神社の境内社・奥の社のことだと思われます。

その奥の社の奥にあるのが、御皇産霊神を祀る「奥の大石」です。

下にこっそり画像を載せておきますが、解説は省略させていただきます。

通常はこういう撮影はご遠慮させていただくのですが、

この神社のこの石神さまは特別ということで。

 

 

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img.php.jpg

 

 

社務所には、最近の草食系男子に身に付けてもらいたいような御守がずらり。

関西で有名なテレビ番組でも紹介されたようです。

モザイクなしで大丈夫だったのでしょうか?

 

 

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拝殿下に咲く、正に「むすびの神社」らしい源平桃。

1本の木にピンクと深紅の花や、1つの花に両方の色の花びらを持つ木です。

初めて見た時は「奇跡」の木だと思いました。

(撮影は2014年4月11日)



物部も蘇我も藤原も

天智天皇も天武天皇も、厩戸皇子も葛城皇子も

吉野に坐すよんどころないお方の都への思いも

この国を思う共通点でひとつになって

飛鳥坐神社に咲く「源平桃」のように

違う色でもひとつの木に仲良く咲く。

現代の明日香はそんな場所の象徴であって欲しいと思うのです。
下矢印 
「龍水御朱印帳・裏ばなし」









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Last updated  2019.06.01 22:12:17
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