! 立 春 ! / 〇『老いの覚悟』
撒きし豆ついばむ鳥来て春の立つ★ ★ ★〇『老いの覚悟』 ・下重 暁子 ・海竜社 ~「75歳は老いの適齢期だ。(中略) 『老いの覚悟』は、私の開き直りでもある。」 1章~気張らずに、自分らし精一杯 -生きることは覚悟すること。 75歳の覚悟を自分に問う 2章~人生に敏感に、自分の情緒に正直に -訪れたチャンス、活かすも殺すも自分次第。 老い に甘えているひまなどない 3章~情熱と年を重ねた、たくましさで--40,50は知識ゃ経験が足 りない。 60代だからできること、すべきことがある。 4章~執着を手放し、諦念を受け入れる。 ひとつの世界に分れをつげたとき、新しい世界が開ける。 5章~肉体の衰えに、上手に向き 会う -余分な力を抜き、下り坂の人生を存分に楽しむ。 6章~いつだって、常に「新しい自分」 -生き方、年のとり方はその人自身。年をとることは、もっと威張っていい と、目次、これだけで も沢山の知恵とヒントが ! 20ほどのフセンをつけたのですが、読んで、自分のものに ! 表紙裏には「(略)若い人にまじって、負けずに活躍できる、そんな世の中であって欲しい。」 と。 46篇ほどのやさしい文章は、そこここで、3.11被災と原発に触れ「福島第二原発は実はアメ リカから輸入された時から問題があった。しかし良心的な学者の意見をきかず、先に"原発あり き"でGM社の出来たものをそのまま輸入したのだ。」「原発の再稼働や まして外国に日本から 輸出するなどという恥ずかしいことは言えないはずなのだか。」などとも!! 嵐山光三郎・立川談志らとの交流談や自転車振興会との関わり、会長就任と改革の苦労談も たっぷりと。 トイレにある濡れ手乾燥機を、あの広瀬隆氏が「ハンカチでふけばいい」と言って いる著書も紹介、するなど、元アナウンサーの視線は広くこまやかである。・・・若い人もどうぞ!!