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晴 陶 句 読

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2013.01.03
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カテゴリ:俳句&本紹介

古稀なれば産土神を先づ詣で


はつもうで.jpg はつもうで2.jpg

★   ★   ★


『老いのつぶやき』

・黒井 千次   ・河出書房新社


~「新書」である。「1995年から2011年までにわたって書かれたものが集められ」た「身辺雑記

や日常生活の中で感じたことを随筆ふうに自由に綴った」もので「その時代環境の中での感想

であり、不満であり、疑問であり、喜び」である。



1章 老いの歳月 2章 老いの住処 3章 老いの日常 4章 老いの視線 5章 老いのつぶ

やき の、42篇。


・本当の<老人>には女性の方がふさわしいのかもしれない。男性の多くは<高齢者>なの

かもしれない。 ・家族とは動く関係であり、家庭とは揺れる小船なのである。 ・濁音は下級商



品を連想させ、清音は高級商品のイメージ (中略・だからといって)”掛けふとん”炬燵ふとん”

などのいささかわざとらしい呼び方をしたいとは断じて思わない。(ラジオ局への業界意向とか)


・生きるということは、本来不安を生きることに他なるまい。不安とは、現在認識の方法の一つ

なのである。 ・(個人情報)『爪で拾って箕でこぼす』という諺がつい頭に浮かんでしまう。



・趣味とは本当は危険なものである。(略) ただの遊びでもなければ、まして暇つぶしでもない。

・本当に「あきらめる」のは、「あきらめない」ことより遥かにむずかしい。 ・何が起こるかわか


らないような、結果に責任のもてそうもないことに手をつけてはいけない、と子供のころから教え

られて生きてきたような気がする。(原発然り!)振り返ると口唇を噛むしかない。・・・などと

1932年生まれの、先達の知恵と優しく「つぶやく」箴言に溢れている!




★本書、昨年七月読了していたものの、年末に又借りてしまった・・・

半分以上読み進んで気づくテイタラク・・・「コキ"力"」!(老いのツブヤキ)★







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最終更新日  2013.01.03 15:42:09
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