黄金寺院紛争の巻
ナマステ!!黄金寺院なんてゆーとインディジョーンズやハムナプトラ的な冒険の匂いがぷんぷんしますねーしかしインディもびっくり冒険するまでもなくありました、ドン!あ、もひとつドン!イヤー見事な黄金の寺院ですよね~場所はインド、パキスタンとの国境近くのアムリットサルという街です。世界史を習った方はピンと来るかもしれませんが、あの有名なアムリットサルの虐殺の舞台となった街であります。こちらが慰霊碑とまあ腹黒紳士のイ◯リスの事件は置いときまして、あの黄金寺院は何かと言いますとアムリットサルはシク教の聖地、本拠地なのです。イスラム教でいうメッカですね。インドというと皆さん頭にターバンを巻いているのを思い浮かべませんか。実はあれはシク教徒の恰好でして、インドはヒンドゥー教が主ですから実際のところ少数派なのです。例によってこのシク教の本場パンジャーブ州は30年前まで独立運動を繰り広げまして黄金寺院に拠点を置きそれはもう過激だったそうです。前置きしますと黄金寺院はポツンとあるわけではなく、東京ドーム並みの広さの建物のど真ん中にありその周りを信者の住宅施設やら、食堂(無料)商店などが囲って砦みたいになっています。集合住宅。洗濯もしてますね。食堂。ここに座ると勝手に信者の方が食事を運んできたくれます。そして、巡礼者用の部屋があり、私のような外国人は巡礼者として扱われ無料で宿泊できます。しかも門番付。食住に不自由しないのをいいことに半年も済むイギリス人の自称画家もいました。本人曰く自国では有名なのだとか。驚くべきはこれらすべてがボランティアだという事です。門番も食事運ぶ人も全てボランティアです。食材は全国のシク教徒から送られてきます。いやー日本人以上に助け合いの精神ですね。シク教ってすごい!さてさて前置きが長くなりましたがこの砦を拠点にしていた過激派に困っていた中央政府は無理やり軍事作戦(ブルースター作戦)を敷いて黄金寺院を取り囲み過激派を殲滅しちゃいました。これに怒ったのが全国のシク教徒。そりゃそうですよね~自分たちの信仰の拠り所である黄金寺院を攻撃したんですものね。穏健派もぶち切れだったそうです。そして、この攻撃の指令を下したガンディー首相をシク教徒の護衛が暗殺するわけですが・・・ふつーボディガードにおくか!?というのが正直な感想。何はともあれ、歴史的に受難が多いアムリットサルですが助け合いの精神があれば大丈夫!うまくまとめられませんでした汗 ちゃんちゃん