外国で拘置所に入ったの巻
紛争地帯ではないのだけれど大学のときの後輩がウズベキスタンに行くから情報を教えてほしいというのでウズベキスタンという国を思い出していました。前にも書きましたが目の前で車が爆発したり、寝ててバスを降り過ごしたら村人が家に泊めてくれるとゆーことが二回もあったり色々な思い出があります。その中でも強烈なのが拘置所に入れられたことです。あ、断っておきますが犯罪はしてませんよ!あれはブハラという世界遺産の町にいた時のこと・・・ウズベキスタンという国は旧ソビエト連邦の一つであり、崩壊と共に独立した国です。20年前まではソ連であったため未だに外国人に閉鎖的なのです。そのため外国人は各町で滞在するときは役場に行って外国人登録をするのが義務になっています。通常は宿が代行しますけどね。しかし現在は形骸化されている・・・という情報があり前泊のサマルカンドでも外国人登録証は宿からもらえませんでした。なーんだ、いらないのか~と呑気にブハラでは闇宿に宿泊し、偶然会った日本人と楽しく夜を過ごしていました。しかし翌朝未明・・・・前夜に「朝早く出発する」といっていた日本人Aさんが寝ているワタシの耳元で「この宿は警察に囲まれている!寝たふりをしてろ!」とかなんとか必死で寝たふりをするワタシ、窓から懐中電灯で部屋の中を照らされているのが薄目でわかる・・ひーっホラーじゃー結局警察に見つかり、「荷物をまとめろ!」といわれ車に詰め込まれる日本人5人笑着いた警察署では英語も通じず、ウズベク語とロシア語しか通じない汗当然誰も話せず、パスポートとカメラを取り上げられ拘置所に詰め込まれるワタシたちその中の一人が、「外国人登録証がないと罰金100万ドルで強制送還らしい・・・」なんてこというもんだから、泣き出す女の子。ワタシは親に借金するしかねえな・・・とか、帰ったら寿司食いてえなとか考えてました。すると写真の警察官が女の子にハンカチを差し出し、全員にコーヒーを配り出しました。怪しんで誰も飲まないのですが、ワタシは恐怖でのどが渇いており一気に飲み干しました。するとオカワリ登場。そして笑顔でタバコも一本くれる警察官。もしかしてだけど~とってもいい人なんじゃないの~♪2時間くらい入っていたでしょうか、、、無事パスポートとカメラを返却され解放されました!一度言ってみたかったんだこれ。「シャバの空気はいいねえ!!」解放を喜ぶ日本人5人。全員でパスポートを確認しましたが何かをされた形跡もなーし!罰金もなーし!!すると先ほどの警察官がやってきて「君たちの宿を予約しておいた、今夜はそこに泊まりなさい」とホテルの名前を調べてみると・・・高っ!!わざわざタクシーを呼んでくれたポリスメン。いやジェントルメン。そのお気遣いだけはもったいなすぎていただけないぜ。てなわけで従うふりをして別の安宿に泊まりました。しかし街中のウワサになっており、行く先々で笑われましたとさ。ChanChan後日談ですが最終的にウズベキスタンに14泊したのですが外国人登録証はたったの七枚・・・これで国境を通過できるかしら・・いざとなったら袖の下だな!と開き直りましたが何の問題もなく国境を通過しました。やれやれこれからウズベキスタンに行く人は注意しましょー