高原の廃墟の巻
廃墟マニアのみなさーんお待たせいたしました。国内の廃墟だけでは物足りなくなってきているそこのアナタ!外国の超ど級の廃墟タウンをご紹介いたします。まずこちらドン場所はシリア共和国、ゴラン高原の町クネイトラ熱砂吹き荒れる中東の中,高原というだけあって少し涼しい?いや通り越して寒気がする。ゴラン病院ですね。全体像はこちら↓廃墟といえば病院ですよね。ごらんのとおり銃弾の跡で穴だらけです。そう、ネタバレしますと廃墟の前にここは紛争地帯のど真ん中。歴史に詳しい人はゴラン高原と聞けばピンと来ると思います。簡単に説明しますと第三次中東戦争でイスラエル軍にゴラン高原は占領され、第四次中東戦争の結果、ここクネイトラの町だけがシリアに返却されました。しかし、その際イスラエル側は行きがけの駄賃といわんばかりに破壊の限りを尽くしたとか。そしてシリアはイスラエルの残虐性を世界中に配信するためここクネイトラの町を公開しているというワケです。ただシリアが誇張のためもう少し破壊したとか・・・ま、噂です。そのため、ここへ向かうためにはまずシリアの内務省で許可証をもらわなければなりません。1時間ほどで簡単にくれます。するとやる気のない監視が同乗し案内してくれます。ちなみに山の向こうはイスラエル占領下。監視塔が立っておりこちらの動きをチェックしてます。UN(国連様)も監視しています。牛飼いのおじちゃんも監視して・・ってあれ?廃墟じゃなかったの??この牛撮ったらなぜかガイドのおじちゃんにスゲー怒られました笑そしてこのモスクがハイライトの一つ。ガイドのおじちゃんがドヤ顔で中を見せてくれました。どやあ!上から撮った写真です。よくもまあ~これだけ破壊したなと。大変だっただろうに笑あとなんて落書きされてるか知りたいですねぜひクネイトラ博物館跡地いやー見事に破壊されています。ところで上のゴラン病院の看板の写真に書かれているのは「シオニスト(ユダヤ人)に破壊しつくされた」という内容なんですがさすがシリア。意地でも「イスラエル」という単語は使わないんだなあと感激しました。ここらへんでガイドのおじちゃんが「もうかえろ~よ~」と泣き言を始めます。こいつ・・・完全に飽きたな!?意地悪で「まだ帰らん!」と無駄にうろつくワタシそんな街の入り口には・・なにか記念塔らしきものシリアに帰ってきたことを喜ぶ図ですかね。聞けば昔は20000人ほど住んでいたらしーです。ツワモノドモガユメノアトさてそろそろ意地悪をやめて「帰るよー」とおじちゃんを探したら・・・いない!イスラエルに拉致されたか!? あんなドヤ顔するからだ・・・いやいや車の中で爆睡してました笑 おじちゃん待たせてごめん!最後にクネイトラに咲く花こんな人の醜さを投影した場所でもこんなにきれいに咲くんですね。ちょっと心が洗われました。てなわけで廃墟マニアの方にお勧め物件クネイトラでした~ちなみにワタシは廃墟マニアではありません笑 あしからず・・