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ジルコニアの気まま日記

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ジルコニア5519

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天衣無縫傍若無人なトークで、リスナーをはじめ、スタッフと相方すらも圧倒する噛み様『風音様』と風音様をはじめ、ゲストやスタッフが投げかける、どんな球も打ち返すそのトーク力で番組を牽引する『荻さん』がメインパーソナリティーのインターネットラジオステーション『音泉』でNO.1の人気を誇る番組っす↓


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2010年06月26日
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 「もう入ってきてもいいわよ」
 紫先輩のその声を合図に、僕たちはちくわ部の部室に入ったんだけど、そこには想像を絶する者が恥ずかしそうに立っていた。
 茶色のセミロング、凄く整っていて綺麗な顔立ち、バニースーツを着てるが胸が大きすぎて全ておさまりきらず、今にも零れ落ちそうな状態、そして手を前で組んで恥ずかしそうにモジモジとしてる少女というには綺麗過ぎる美女が立っていた。
 「こ・・これ本当に由実先輩なの?」
 「あらあら~、これは意外でした~、もしかしたら文化祭のミス花園でも~、優勝出来るかもしれませんね~」
 「……誰だお前……」
 僕たちは驚いたが、その中でも咲先輩が一番驚いてたように見える。
 その様子に紫先輩は嬉しそうに笑いだす。
 「どうよ!まさかこれが由実だとは思わないでしょ」
 「え、えぇ・・これは完全にやられました・・」
 「……いつもより胸が増量されてるように見えるんだが、私の気のせいか?……」
 「流石にそこはいじってないわよ。てか、いじりようがないもの」
 「……だ、だよな……」
 「ね、ねぇ・・もう着替えてもいいかな?メガネがないから何も見えないし、何よりバニースーツなんていつまでも着てるの凄く恥ずかしいよ」
 モジモジとしながらそう言ってくる由実先輩に激しく萌えた!てか、結婚してくれ!!でも、由実先輩が喋りかけてるそっち、誰もいませんよ・・
 とりあえず、こんな素敵な格好の由実先輩はもう2度と見えないだろう、僕が制服のポケットから携帯を取り出すと、皆も同じ考えだったのだろうか、先輩達も携帯を取り出して由実先輩を撮影しだす。
 「えっ!?何か、ピロリロリーン♪とか、携帯で写真撮ってる音が聞こえるんだけど・・・・」
 「はい、こんな綺麗な由実先輩をただ目に焼き付けるだけじゃもったいないと思ったので、記念に撮影させてもらってます」
 「えっ!?綺麗だなんて、そんな薫君」
 頬に左手を当て、右手をパタパタと振ってくる由実先輩。だから、そっち誰もいませんって・・・・
 「あ、いいぜぇ!こりゃいいぜぇえ!由実、由実!視線こっちにちょうだい!そして、ちょっと胸元はだけさせてみようか!」
 何やら凄くハッスルしてる感じの紫先輩、そしてその紫先輩の要望にこたえていく由実先輩。
 ゴクリ・・・・
 ちょっとしたグラビアの撮影会みたいな感じがする。実際行ったことないからどうなのかわかんないけど。
 「……何喉鳴らしてる、この好色一代男……」
 一通り撮影も済んだ僕たちは、由実先輩にメガネを手渡す。
 「や、やっと世界に光が戻ってきたよ・・・・」
 「そんなに何も見えないモノなんですか?」
 「世界のすべてに靄がかかった感じだよ、本当全てのモノが見えないの」
 「そういえば、由実先輩さっきの画像見てみますか?」
 「いや、いいよ・・こんなに背の高い私がそんなに綺麗じゃないって自分でわかってるから」
 「もっと自信持っていいと思いますよ?その瓶底メガネをかけてる時も魅力的なモノを感じますけど、メガネを外した時は、更に光り輝いて見えましたから」
 僕の言葉を聞くと、火でもついたかのようにボッと耳まで真っ赤にさせる由実先輩。
 「ちょ、ちょっと急いで着替えてくるね」
 制服を持って足早に部室から外に出て行く由実先輩。
 「……なんだ、薫は由実の事がお気に入りだったのか?てっきり、背の低いモノ同士、私に気があると思ってたが……」
 いつもの半開きの眠たそうな目をこっちに向けながら口を開いてくる咲先輩。
 「べ、別にお気に入りとかそういう意味では・・ってか、咲先輩何ですか!私に気があると思ってたって、それ絶対ありえないですから!」
 「……ないのか?残念だ……」
 「磯菊君は~、露海さんみたいな少女よりも~、わたくしのような~、レディがお好きなんですよね~」
 「あの・・鐘子先輩も何言ってるんですか?」
 「わかってないわね、薫にはぐいぐい引っ張って行くお姉さん的なタイプの人がお似合いなのよ」
 「紫先輩まで何言ってるんですか!いきなりわけわかんないですよ」
 「そうだよ、薫君のカップリング相手は男の娘しかありえないよ!」
 「いやいやいや!僕、そんな気は全くありませんよ!?」
 声の聞こえた方へ振り返ると、ブレザー姿の由実先輩が楽しそうに笑いながらそう言っていた。
 「由実先輩速かったですね」
 「……もうちょっとゆっくり着替えてればよかったのに……」
 「何やら素敵ワードが聞こえた気がしたから、光速で着替えてきました♪」
 さっきまでの大人びた様子は由実先輩からもう全く見えなくなったけど、やっぱりこっちの方が由実先輩らしくていいや。
 「そうだ薫君、今日は今からちょっとお姉さんの家でエロエロt」
 エロ親父のように鼻の下を伸ばした由実先輩が言葉を言い終わる前に、紫先輩のチョップが由実先輩の脳天を捉える。
 前言撤回・・やっぱり由実先輩は色んな意味でダメな人だ。
 その時、僕は関係ない事だけど、ふと思った事を言葉にしてみた。
 「そういえば、この部って顧問って誰なんですか?まだ1回も見てない気が」
 「あ~、そういえば芹香ちゃん今月まだ一回も顔だしてないわね」
 「……奴は危険だ、芹香が来ると色々と掻きまわしていくからな……」
 「わたくしたち以上に~、純粋な心といいますか~、子供っぽい方ですよ~」
 「ま、まぁ・・良い先生だとは思うよ?うん・・・・」
 何やら先輩達の言葉から不安しか浮かばないんだけど・・・・
 ま、まぁ・・一応教師なんだし、そんな変な人じゃないよな?今日の所はそう思っておくか・・その期待は見事裏切られる事を僕はまだ知らないw





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最終更新日  2010年06月26日 10時32分47秒
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