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ジルコニアの気まま日記

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ジルコニア5519

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天衣無縫傍若無人なトークで、リスナーをはじめ、スタッフと相方すらも圧倒する噛み様『風音様』と風音様をはじめ、ゲストやスタッフが投げかける、どんな球も打ち返すそのトーク力で番組を牽引する『荻さん』がメインパーソナリティーのインターネットラジオステーション『音泉』でNO.1の人気を誇る番組っす↓


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2018年11月10日
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先日の話し合い(?)から少し日が経ったある日。

 「敵機接近中、数は5体です」
 向こうがどういう意図でそうしてるのかはしんねぇけども。
 最近、小出しで攻めてくることがちょっと増えてきたような気がするな。
 その際、必ず現れるのがケレスやハウメアといった幹部連中じゃなくて指揮官と一般兵の組み合わせだ。
 「うっし、クェーサー出るぜ!」
 「プレアデス行きます」
 「リゲル改出るわよ」
 俺達はプルト星人の機体が現れた場所へとやってきたわけだが・・・
 ハダル?
 うん、今回俺達の前に現れたのは以前龍子が搭乗していたハダルとかいうケンタウロス的な見た目のモノだ。だが、なんか見た目が一部違う気がする。
 マイナーチェンジ的な感じか?
 ここんとこの傾向から見るに、きっとこのハダルも以前龍子が載っていたものと比べると性能は各段にアップしてるんだろうが、今は俺のスーパーモードに龍子もいるんだ。余裕だろ
 ちらっと横にいる天音先輩の方を見てみたんだg・・・
 「なんだそれw」
 リゲル改の背中にはやけにでかくて重そうなモノが背負われてんですが?
 「これは新武装の超電磁砲よ」
 「お、おぅ・・・レールガンか。ビームライフルよりは威力高そうだが、その・・・大丈夫なのか?」
 「大丈夫って何よ。あたしがこの武器を扱えないとでも?」
 「違うそうじゃねぇ、天音先輩が扱う云々の話じゃねぇよ」
 「じゃあ何なのよ」
 「その、三星先輩?かなり重そうですが、運動性能とかは確保できるのですか?」
 「確かに普段よりこの子の扱いはちょっと扱いづらくは感じるわね」
 「ま、まぁ・・・やるか」
 先手必勝。早速スーパーモードになって俺はハダルの量産機に掴みかかった。
 「いっくぜぇえ!爆砕拳!」
 右のアームで掴み上げたハダルの量産機を炎が包み込み、大きく誘爆させていった。
 「楽勝だな。っと、」
 2人の方も確認してみたが、うん、龍子の方は問題なさそうだな。
 だが、天音先輩の方はというと・・・
 流石にあんな武装背負ってんだ、いつもみたいに動けるわけがねぇ。
 「くっ・・・ちょ、離れなさいよね」
 ダメだ。やっぱりリゲル改の特色である運動性の高さが完全に殺されてる。
 天音先輩の方へと駆け寄り、張り付いてるハダルの量産機を引き離してやった。
 「ほら、そんなもん持ってっからせっかくのリゲル改の持ち味が死んでんじゃねぇかよ」
 「確かにそうかもしれないけど、これの威力見たらそれも言えなくなるわよ。ほら、ちょっと平あたしが攻撃するまでの時間稼いでて」
 「わかったよ」
 天音先輩が背中に背負ってる超電磁砲を手に持ち発射の準備を進めてる間、俺はさっき天音先輩に掴みかかってたハダルの量産機の注意を引き付けた。
 「準備出来たわ、いくわよ!超電磁砲発射!!」
 その声に俺はハダルの量産機から離れ、様子を見てみたがすげぇ威力だな。
 まともに喰らったハダルの量産機が1発で大破してんぜ……
 すげぇ威力だ。確かにこれだけの威力を持ってる武装なら運動性を犠牲にしてでもお釣りがくるかもな。
 今の天音先輩の放った超電磁砲の威力を見た他の奴らがうろたえてるのがわかる。
 「すげぇよ、こんな強力な武器があったなんてよ!さぁ、この武器で他の残りの奴らもやっちまおうぜ!!」
 「あ、ごめん平……これ、1回の戦闘で使えるの1発だけなのよ。エネルギー消費が激しすぎてね・・・あと、もう今のでエネルギー使い果たしたからあたし動けないから護ってね」
 「ちょおぉおおおおおおおおおおおおおおおw欠陥品じゃねぇかよぉおおおおお!」
 この後、残ったハダルの量産機を俺と龍子で天音先輩を護りながら撤退させたのは言うまでもないだろう。

 第40話 リゲル改造計画 その2.終わり
              その3.へ続く





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最終更新日  2018年11月10日 00時25分08秒
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