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カテゴリ:今日の言葉
2/12 Thu
責任の転嫁(てんか) 教室で子どもが行儀悪くしていたら教師が叱るのは当然です。その子がきちんと行儀を守れるようにしつけるためですが、イギリスでは、同じ叱るのでも(体罰を含めて)、行儀の悪い子ども自身よりも、むしろ静かに授業を受ける権利を持つほかの生徒たちのため、という考え方が強いというのです。 先日の「佼成新聞」にも、イギリスの教育事情を視察してきた方の話が紹介されていましたが、ある幼稚園に行ってみると、遊び時間には大騒ぎしていたその子どもたちが、食事の時間になると大きな声をだす子など一人もいない。隣同士で話すのも小さな声で話すのです。 見学に行かれた方が、「たいへん立派にしつけられましたね」と感心して幼稚園の先生に言うと、先生がけげんな顔をして、「これは家庭のしつけで、別に幼稚園で教えたことではないのですよ」と答えられたといいます。 日本では、子どもが学校で何か問題を起こすと、父母は学校側の責任にし、学校側は家庭の無責任さを非難するといったことが多いのではないでしょうか。考えさせられることです。 庭野日敬著『開祖随感』より お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.02.12 00:20:20
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