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カテゴリ:今日の言葉
1/1 Thu 正見に立つ
「元旦は皆善人に立ちかえり」(淡々)という句があります。新年を迎えると、だれもが一年の目標を立て、身を正す決意をします。 仏教では「真理によって正しく見る」ことを、道に入る出発点としています。正見(しょうけん・正しく見る)なくして正思(しょうし・正しく考える)も、正語(しょうご・正しく語る)も、正行(しょうぎょう・正しい行ないをする)もありえないからです。この「八正道(はっしょうどう)」の正しいという意味は、真理に合っているということです。真理に合致した見方、考え方、行動は、必ず周囲と調和し、人びとに幸せと平和をもたらします。私たちがめざす目的にピッタリと一致していくのです。 リーダーシップという言葉は、人を船に乗せて運ぶ能力のことをいうのだそうですが、人を船に乗せて運ぶ船頭さんは、みんなに不安を抱かせるような船頭さんでは失格で、この人にまかせておけば、なんの心配もないという船頭さんでなくてはなりません。時代を導くリーダーは、大きな立場に立って、人びとを心から納得させ、安心して人びとがつき従える道を示さなくてはなりません。人びとの気持ちを正しく見通す目を持ったリーダーをめざしたいものです。
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Last updated
2015.01.01 19:13:45
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