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HOME > 今日のことば 2/1 Sun 国際法による秩序
イランの石油はほしいが、さりとて米国の機嫌を損(そこ)ねてもまずいというので、日本は板ばさみになって苦しみました。こちらを立てればあちらが立たずというケースは、狭(せま)くなった地球上では、これからも頻繁(ひんぱん)に起こると思われます。 昨年の暮れ、イランの首都テヘランで米国大使館がイランの大学生によって占拠され、大使館員が人質として拘束(こうそく)されるという事件が起こりました。この米国大使館占拠事件に対して日本政府が事態に即応できずに静観したのも、現在の日本が全石油輸入量の一割をイラン石油によっていることが原因の一つだったと思われます。 しかし、世界には国際法というルールがあります。みんなが交通ルールを守り、信号どおりに行動すればこそ全体の安全と秩序が確保できるように、国際法も世界の国々がそれを守ってこそ平和が保たれます。米国大使館の占拠は明らかにルール違反であり、国際正義にもとる行為です。このような無法行為が世界中に広まれば、世界の秩序は崩れさってしまいます。それを黙視して自国の小さな損得勘定に走るか、平和を守る国際正義に立つか、道はおのずから明らかです。
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Last updated
2015.02.01 16:19:46
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