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HOME > 今日のことば 7/16 Thu 「異類」との出会い
職場で気心の知れた仲間と手慣れた仕事を続けているほうが、居心地がよくて、能率も上がるように思えます。しかし、そこには落とし穴があるのです。 唐の南泉禅師に「すべからく異類中に行くべし」という言葉があります。異類とは経典にさまざまな形で登場する人間以外の存在です。私たちは、いつも同類の中にばかりいると自分の癖や好き嫌い、愛憎にとらわれて、かたよった見方から離れられないのですね。それを矯(た)め直すには、勇気をもって未知の世界へ、新しい出会いを求めていくことが大切だという意味にもとれましょう。 慣れは甘えを生み、自分の癖をむきだしにしてしまいがちです。それが自分の成長を妨げ、小さく固まらせてしまうのです。自分の内に眠る可能性を開花させるには、新しい出会いが必要です。学校の新学期や会社の新年度は、その出会いのときです。「異類」との出会いは、緊張を強いられ、ときには苦しみを伴うこともあります。しかし、新しい出会いには必ず新しい幸せが待っているのです。そう信じきっていると、幸せのほうからこっちへ近づいてきてくれるのです。
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Last updated
2015.07.16 06:34:46
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