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テーマ:水系ペットのお話(2827)
カテゴリ:さかな
グッピーは、飼っているとどんどん増えます。(嬉しい悲鳴)
それで、水槽がいっぱいになると、捨てる人がいるんですね。 もちろん、やってはいけないことです。法律で禁止されていな くても、ペットを飼う者として、やってはいけないことです。 いくら小さい魚でも、日本の在来種ではないものを、自然の中 に放すのは危険なことです。現に、沖縄や温泉の近くでは、 グッピーが繁殖している場所がありますからね。 今度、「特定外来生物法」というのが施行されて、ブラックバスや ブルーギル、カミツキガメやアライグマを、飼育・栽培・保管・ 運搬・輸入することが原則禁止になるのだそうです。違反すると、 個人の場合懲役3年以下もしくは300万円以下の罰金ということ ですから、けっこう厳しい法律ですね。 でも、読んでいて気になったのが、この部分です。 「たとえば、特定外来生物を野外において捕まえた場合、持って帰る ことは禁止されていますが(運搬することに該当)、その場ですぐに 放すことは規制の対象とはなりません(釣りでいう「キャッチアンド リリース」も規制対象とはなりません)。」 え?飼ってはいけない、放してはいけない魚をせっかく捕まえたのに、 持ってかえるのはだめで、放すのはいいんですか??? これって、 ひどく矛盾していませんか? まあ、カミツキガメを見つけたら、絶対手を出してはいけないと思い ますが、それでも、もしも捕まえちゃったら、「○○に連絡しろ」 「○○に処分を依頼しろ」とか、どうしてそういう法律になって いないんでしょ? ブラックバスについては、かねがね思っていたんです。我が家の 近くを流れる由良川では、以前よく見かけたテナガエビ(淡水の えび)が姿を消しました。河口近くには残っているらしい、という ことで、これは河口は塩水が混ざるのでブラックバスは生息でき ないからなんです。 糸の先にうどんを付けて、小さい子供がテナガエビを釣って楽しむ ことができなくなってしまいました。これは、釣り人の底辺を狭める ことにもなってるんじゃないでしょうか。 ブラックバスのキャッチエンドリリースは、やめて欲しいと思い ます。釣ったら、食べてくださいな。まずくて食べられないなら、 穴を掘って埋めたらいいと思います。日本中でブラックバスしか 釣れなくなったら、釣り人だって淋しいでしょう? ペットを飼ったら、最後まで責任を持つ。それがグッピーでも、 カミツキガメでも。それがマナーですよね。 日本の生態系を破壊する可能性のある魚は、釣ったら処分する。 それがマナーになることを願っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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