かけだし樹名板屋の独り言

　全国的にこの冬一番の寒気に襲われた今日、県内行脚の最終日として富士市、富士宮市を訪問した。　これで東海道沿いの主要な街はほとんど訪問したことになる。　富士山の西麓に広がる富士宮市は、富士山の懐だけあってさすがに富士山が近い。こちらは富士宮市役所前から撮影したものだが、手前の民家の大きさを見ていただけば、どれだけ富士山が近いかお分かりだろう（1/13撮影）。　日頃から富士山を見慣れている私にとっても、この近さには圧倒される。　ここに来ると、本当に富士山の懐に入ったという感じがするものだ。　

　富士宮を訪ねたらやっぱり富士宮焼きそば。　昼は大盛り焼きそばをいただいて、富士市へ。　富士市もまた富士山南麓に広がる街で、海岸平野に近い市街地からの富士山は、周囲に遮るものもなく、これもまた美しい（もう１枚・富士中央公園より）。　ところが、惜しむらくは周りにほとんど山がなく、広々とした平野の向こうにぽつんと富士山が見えるため、「雄大」という感じに乏しい。

　富士宮からの富士山と富士からの富士山は、「富士山の懐から見上げる雄大な富士」と、「間近に眺める優美な富士」の違いがあるといえるだろう。　富士市出身の私としては、残念ながらこの雄大さには負けたと感じてしまうが、みなさんはどっちがお好みですかな？