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テーマ:今日見た光景は・・・(462)
カテゴリ:街
もっとも、そこまでは漢字からも容易に推察はできる。 では、電信柱と電柱、どっちが古くからあったんだろう? 電気の普及と電信電話の普及、どちらも明治初期のことだろうが、電気がなければ電信電話もないわけで、おそらく電気の方が早かったんだろうな、と思っていた。 ところが調べてみると、電信の初期は、有線モールス信号が使われていたそうで、家庭用電力の供給よりも先に電信線の敷設が進んだようだ。 詳細な調査はしていないが、ざっと電信と電気の歴史を比べるとこうなる。 【電信】 ・1837(江戸時代) モールスが電信機を発明 ・1854(明治直前) ペリーが有線電信機を幕府に献上 ・1869(明治2年) 東京-横浜間で電報業務開始 以降、遠距離通信手段として急速に電信網拡大の必要に迫られたものと推察される。 【電気】 ・1882(明治15年) 銀座に日本初の電灯(アーク灯)が点灯 ・1886(明治19年) 東京電灯会社設立。 ・1887(明治20年) 家庭への配電開始。名古屋、神戸、京都、大阪電灯など相次いで設立。 いかがですかな。 こうしてみると、電信柱のほうが、電柱に20年ほど先駆けて立て始められたということがはっきりとお分かりいただけるだろう。 元祖は電柱じゃなくて電信柱だったんだ。 何となく一安心。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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