後半生記

前回の記事より
二重リングは以下の画像のようにプリントしました

空中に浮く部分は下にサポート材が構築され
出来上がったらバリを除去し
ルーターで削ります



土台に接地する部分は
皿のふちを描くように積層するので
フィラメントがこぼれまくり
積層に障害がでます
これがひどくなれば造形は無理で中止になります

そもそも一番酷な物体形状
これでうまくプリントできるFDM形式は無いと思います


無理やり続けると
何とか積層できますが
凸凹でひどいです

こうならないように
モノの向きや角度を変え
時にはダミー支えを付け加えたり
積層がスムーズになるよう考えなければいけません



サポート材の構築も
ノズルの移動スピードや
フィラメントの送り出し量を微調整し
もっとも造形が精度よく綺麗になるポイントを
見つけなければいけません

この造形で6回試しました
設定を色々変えてやってはみたものの
満足のいく設定はできませんでした

フィラメント良し悪しもあります
(安物使ってるから何も言えません)


別なものをプリントしてみました
FDM形式で最も苦手な平面
単純なんですが
必ず反ります
熱収縮の影響です
下の画像では台一面に大きく配置してプリント
端から端まで描くのに時間がかかり
冷え切ることで
収縮反りがひどくなり
モノが浮き
動いているヘッドに当たりクラッシュ!!
すぐに中止すればいいものの
放置プレイしていたため
大惨事になってました(笑)


これの解決策は
土台にスティック糊を塗り
接着を強めてあげる
そして
冷え防止のため
単品でプリントすることです
(下層の熱が残っている間に積層する)

良い機械であれば土台にヒーターが付いている
かなり高温の状態を作ることができるため
反りが少ない
安物なんでヒーターなんてありません・・(;´Д｀)

実はモノの同じ量だけ失敗の連続だったりします


↓　ポチッとお願いします　↓