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テーマ:猫のいる生活(139061)
カテゴリ:黒猫クロさん
黒猫クロさんがいなくなって4か月がたってしまいました。その間も色々ありましたが、ようやく落ち着いてきたので、その時の諸々を記録しておこうと思います。
2019年に入って、痩せだしていることが発覚、あまりご飯を食べなくなり、トイレの粗相が増える様になりました。猫缶の種類に気を付けたり、ビニールシートを部屋のあちこちに敷いたり、粗相した場合の洗剤類や掃除道具系をそろえたり、対策を色々立てていました。5月ぐらいに体調を崩したりはしていましたがまだまだやんちゃをたまにするぐらいは元気でした。 元からクロさんはエイズキャリアでしたが、年齢の衰えで発症した可能性が高まり、インターフェロンの投与で様子を見ていました。血液検査で腎不全が発覚して、セミントラの追加もしました。後はご飯のリン成分の管理のためにレンジアレンを腎臓対策用のカリカリに混ぜていました。体が冷えるとすぐ体調を崩すのでなるべく温める様にしてあげていました。体重減少が止まらず、次第に抱き上げる感触が軽くなってきました。三か月ごとに血液検査もして、体調の変化を観察していました。目が見えなくなってきていてぐるぐる回って歩いて、階段から落ちかけたこともありました。 恐らくエイズの影響による口内炎でごはんが食べられなくなって、歯がぐらぐらになり、奥歯の歯槽膿漏も悪化していきました。すい臓炎を起こして猫用ミルクに栄養剤を混ぜたものをシリンダーで与えつつ、お薬も投与しました。少し元気になった所で、ごはんが食べられるようにと抜歯手術をかかりつけ獣医で受けた結果、体力が持たなくて約16歳半の生涯を終えました。連れていく日にずっとしていなかった日向ぼっこをしていたのが撮影出来た元気な写真の最後でした。病院で先生に持ち上げられてニャーと言ってたのが最後に見た生きている元気なクロさんの姿になってしまいました。頑張って栄養補給してもうちょい体調を整えてから手術をしたらよかったのかも知れないと悔いが残っています。 医者から電話が来た時に、心にシャッターが降りた感覚がありました。多分、精神的なダメージを最小限にするためにシャットダウン機能が働いたのだと思います。暫く、突然泣き出したりして結構大変でした。ペットロスという奴です。これに効く特効薬はありません。しいて言うなら日にち薬と経験ぐらいです。皮肉なことですが、子猫の時から面倒を見ていて結婚で故郷を離れてお別れした知り合いの猫が早くに亡くなった経験と、父が亡くなった時の経験が免疫になって何とかしのげた気がします。特に父が亡くなった時は、あれこれ確執があったのに勝ち逃げされたような気にされ、葬式の時はこきつかわれ、その後は風邪をひいて体調は最悪で、仕事と副業のオークションが忙しく、おまけにこういう時に支えてくれるはずのパートナーが超冷酷でオークション等の作業の手助けはしてくれたものの、精神的なフォローは何一つしてくれなかったどころか負担になる言動をたっぷりしでかしてくれることしかしてくれませんでした。バイオハザードのナイトメアモードをナイフクリアトライしている様なその日々の記憶がつらさを軽減してくれたのは皮肉な物でした。暫くはとにかく何も考えたくないので体を動かしてあれこれしていました。おかげで断捨離が進みましたよ。 あと最後になりますが、ペットは動物であり、それ以外の何物でもないじゃん、家族ってのはちょっとひくよな~という人もいると思います。考えはそれぞれだと思いますので。そういう人はペットロスの人は何も言わずにそのままそっとしておいてくれるだけで良いです。かえっていらない気づかいはこじれる可能性があると思いますので。 暫くは猫と暮らす気はなかったのですが、なぜかご縁があって今は黒猫あんみつさんが傍にいます。クロさんを思い出して悲しい気分になると何やらやらかすシリアスブレイカーですw。いなくなったことは覆せませんが、また新しい出会いでそれを補えるのですね。 在りし日の黒猫クロさん。 今の黒猫あんみつさん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.03.06 20:58:08
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