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2023.01.29
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鳥友からつくば市の探鳥リポートを見て、ルリビタキは年齢により羽色が
違うが同じフィールドに違う羽色の個体がいると争いを見かけないが、同じ青色同志では激しく争うのを見るのはなぜかと質問をもらいました。
森本(2005)が鳥類の色彩信号に関して知見を整理し報告しています。
その中でルリビタキは、年齢により色が変化する特殊な発色様式をもつ小鳥で、
繁殖している雄でも若齢か高齢かで色が異っていて羽衣遅延成熟と呼ばれていることを紹介しています。
(雄の外観の違いが闘争に影響あり)
さて、研究の結果、雄の外観の違いは、雄間闘争に関係があることがわかって
きたと述べています。
具体的には、ルリビタキの雄と雄が争う際に争っている雄同士の色の組み合わせの違い(青vs青、青vsオリーブ褐色、オリーブ褐色vsオリーブ褐色により闘争方法の激しさが異なっていたと記しています。
具体的には、同じ色同士の闘争では、最も激しい闘争方法(*)である「つつきあい」まで発展することが多かったのですが、異なる色同士の争いでは、そこまで激しくならずに「追いかけ」あう段階で勝敗が決する事がほとんどだったと報告しています。
(ルリビタキはお互いの色を闘争の信号として利用)
つまり、ルリビタキが互いの色を雄間闘争における信号として利用しており、互いの地位が外観から予想できる際にはリスクの高い「直接闘争」に至る前に、勝敗を決している可能性を示唆し、青色は構造色であり構造色の有無が視覚
森本 元.2005.鳥類における色彩と機能.
「生物多様性を規範とする革新的材料技術」ニュースレター
 Vol. 4 No. 2.p98-101.
(写真と撮影地)
1枚目:2023年1月28日茨城県つくば市
2枚目:2022年1月31日千葉県市川市
3枚目:2021年2月8日千葉県松戸市
4枚目2009年5月16日栃木県日光市
5枚目:2019年12月22日千葉県柏市














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最終更新日  2023.01.29 14:04:19
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Re:ルリビタキ雄の年齢による色と闘争方法での差(01/29)   jurious(じゅりあす) さん
はじめまして。 私も瑠璃のメスと一年目のオスの判別の難しさから、その話を知りました。

生きるために鳥は様々な進化や変化を経ていることの一つとして感動しました。

また来ます (2023.02.12 23:15:14)

Re[1]:ルリビタキ雄の年齢による色と闘争方法での差(01/29)   kachoiroiro-rakuten さん
jurious(じゅりあす)さんへ
ご覧いただきありがとうございます。オスの年齢と連動した外見の違いは,オスの社会的地位を表す信号として機能しているのかなど興味深いと思っています。 (2023.02.13 10:31:32)


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