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かえで出版制作日誌。

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2009年10月16日
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カテゴリ:今思っていること
本日、二つ目の投稿です。
やっぱり私は暇なんでしょうか?(そのとおりです)

えーっといきなりですがWin-Winの関係って聞いたことあります?
ビジネス用語なんですが、双方に利益のある状態のことを指します。

営業というか(まだそのレベルではない)、この事業のことを話すときに、僕がいちおう心掛けていることがこれです。

何事もお願いばかりでは、人は受け入れてくれません。
相手に対して自分が出来ることは何か探り当てるようにしています。なのでやりとりはメールだけでももちろんいいのだけど、直接会って話をさせてもらえるように、話を持っていくようにしています(相手の感触をつかむため)。メールで依頼(もしくは企画提案)、会合、検討、企画の再提出という流れが理想ですね。この流れの途中で話が止まってしまった場合は、何がいけなかったのか考える必要があります。完全な力不足なら、諦めざるを得ませんが、もし私の対応が問題なら、出来る限り改善して行かなきゃいけないかなと思いつつ、この言葉を思い出しています。

でまあ、おそらくビジネスにおいては当たり前のことだったりするらしいんですが、このWinーWinの関係、気になっている方も多いのではないかと思い、いっその取り上げてみました。先日鳩山首相が前原国交大臣の羽田ハブ空港化に触れて述べていましたよね。

まずWin-Winの関係は、何に対立して出来た言葉かというと、利益(勝利)至上主義、個人主義に対抗するビジネス上の考え方と言えると思います。個人主義的な利益の独占を避ける目的で、呼ばれるようになった背景があります。たとえば大企業の下請けいじめなどはそうです。コスト削減で得するのは大企業だけで、下請けにはちっとも利益は出ません。ですが企業間では価格競争の名の下に積極的に推し進められています。
また当座の利益の絶対数は決まっていますから、利益を折半する、つまり痛み分けみたいにみえるかもしれません。つまりそれは利益の損失と言っても良く、デメリットにみえるかと思います。

Win-Winの関係のメリットを整理して説明したいとと思います。Win-Winの関係には、基本的に両者間にとって様々なメリットを浮かび上がらせることが出来ます。まずお互いのことをよく知らなければWinーWinの関係にはなりえません。対話が必要なのです。そこでお互いが、お互いの問題点を把握し、もしそれがもう一方に解決できる問題であるならば、それをサポートすることが出来ます。また同じ業界内であれば、事業の一部を分担することが出来るでしょう。この場合、将来的に自社でまかなうはずだった設備投資を、委託することが出来るので、その分はコスト削減に繋がりますので利益と呼べるかと思います。

この金銭的には表示されない価値を、利便性と呼ぶことができると思います。たとえば、今まで届かなかったことに手が届くようになった。これは近くに高速道路が出来て、遠くに移動できるようになった。それと同じ事です。

つまりWinーWinの関係は、利便性を促進し、業界の流動性を高めるので、業界を活性化し業界全体の力を強めることになります、つまり市場を大きく押し上げることができるのです。つまり、利益独占主義によって得られた100という利益が200に膨らむこととなり、それを分配することになるので、100、100と利益独占主義と同様の利益を分配することが理論上可能になるのです。

これは利益至上(独占)主義の行く末とは反対です。価格競争など、競争の行き着く先にあるものは、市場の縮小でした。私は個人的に経済を競争で考えてはいけないと思っています。金銭だけではなく利便性など様々な枠組みで考えなければならないと思っています。あらゆる事業は、公共のためにあるのであり、人に役立つことを優先して行わなくてはいけない。業界全体として、また将来的な視野で、事業活動というものを考える必要があります。そのためには、協力し合う(テーブルに着く)ことが必要であるかなと思っています。

これ出版業界にも当てはまるんじゃないでしょうか?(先輩諸氏大きな口を叩いてすみません)

書店、流通、出版社、書き手、私が出版業界について調べたときには、それぞれがまったく別の方に向いているように見えるのです。もちろんそれに気付いておられる方は、きちんとした仕事をしておられると思います。これ以上の発言は生意気が過ぎると思いますので控えますが、(いちおう私は素人稼業として出版社を始めるのですからそこは怖いもの知らずということで)、このそれぞれの立場との接点を増やして、対話をし、全体をWin-Winの関係に持って行けたらなと思っております。

ただ、出版業界は、そんな生易しいものじゃないんだという意見ももっともなのですけどね。生き馬の目を抜く、というのも大きくするためには重要ですからね。報道系なんかはそんな感じでしょうか?

とりあえず聞こえてくるのは、そんな妄想を唱えるより、早く業界に身を浸からせて、厳しさを思いしろってところでしょうか(笑) はい急ぎます。><;

では、この辺で。






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最終更新日  2009年10月16日 21時00分09秒
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