カテゴリ:活動日誌
今日は、池袋に販促品を配りに行ってきました。 なにより私が無名であることが一番痛い。もし大手出版社だったら、絶対にそんなことはないだろうなとか、絶対にベストセラーになったはずなのに、とかそう思うと正直悔しいって思う。もちろんこれは負け惜しみじゃないです。まだ始まったばかりだからね。まだ負けてないよ?
まず店員さんに知ってもらわなきゃいけない。作品名ではなく、この作品の面白さを知ってもらわなきゃいけない。作品名は書店員さんは知っているのだ。プロの本屋だから当然なのだけど、ちゃんと置いた場所を分かっていた。逆に一から説明すると失礼になるくらいだった。 ちなみに書店員さんの7、8割ぐらいは女性店員さんだ。(店長クラスになると男性が多いけど、ジャンル毎に分かれると女性の比率がぐっと高くなる)正社員かアルバイト様々だけど、彼らはプロ集団なのだなと改めて気付いた。中には本のことをよく知らないのに書店員になるといって憤慨する人もいるみたいだけど、実際はそんなことはなくてちゃんと本のことについて知っている。あの本は、あの棚の列のあの場所に、どういうジャンルなのかということがすぐに言葉が出てくる。書店の担当の人に話しかける前に、まず自社の本がどの場所にあるかいちおう確認するのだけど、そのときにこっそりと書店員さんの対応を見させてもらっている。対応が素敵な人ばかりなのだ。礼儀正しくて、的確で、一言で言うならばスマートなのだ。 ちなみに書店員さんはどんな本が好きなのだろう。今、ふとそんなことを思った。もちろん本屋大賞に載っているようなものばかりではないはずだ。一人一人違って好きな本というのはきっとあるはず。一人一人と会話してみよう。一応私も本好きの一人である。話が合うかもしれない。お願いばかりするのではなく、今度はそんなことから話しかけてみようと思った。 本を知ってもらうには、私が書店員さんのことをよく知らないといけないということである。
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http://d.hatena.ne.jp/tanu_ki/20100329/1269871659
今、ネットで話題になっているリストラブログです。大手出版社のリストラされる社員自身が書いています。 お仕事の参考になるかもしれませんから、もしご存じなければ目を通すことをお勧めします。 電子書籍や出版社、書店のことで考えさせられることが非常に多いです。本文だけでなくコメント欄まで読まれた方がいろいろな角度から考えられます。 ご存じでしたら、申しわけありません。 (2010年06月07日 10時22分34秒)
通りすがりの読書好きさん
どうも始めまして(でしたでしょうか?) 参考になるブログ教えて下さってありがとうございます。いちおうブログの存在は知っておりました。大手出版社も悲喜交々のようで私の耳にも入ってきています。お陰様で。せっかくリアルの世界で出版業を始めましたので、まずはリアルの世界で見聞きしたことを中心に考えるようにしていこうかなと思っています。現実的にお勧めされたブログを読む時間が(コメント欄を含めて)ほとんどないのが実情でして、読めるかどうか分からないのですが、ご勘弁頂けたらなと思っております。こちらこそ色々と気を遣わせてしまい申し訳ないです。 (2010年06月07日 13時29分01秒) |
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