カテゴリ:今思っていること
先ほど、テレビ東京で『世界を変える100人の日本人 JAPANALLSTARS』という番組を見ていたら居ても立ってもいられなくなったので、そのある方をご紹介したいと思った。
それは山梨日立建機株式会社の雨宮清さんという方である。説明が簡単で申し訳ないのだが、地雷除去の工作機械を作った方である。 どういった機械化は検索してみてもらうと助かるんだけど。簡単に説明すると耕耘機のような構造で、ドリルを運転部の先につけて、カンボジアなどの地雷がたくさん埋まっているところで動かして、地雷を一つずつ撤去するというものだ。 誰かに勧められて開発したのではなく、山梨の町工場の社長だった雨宮さんが、約十年前にカンボジアに訪れたとき地雷によって身体の一部を失った人を前にして、何とかしなくてはいけないと思ったのがきっかけなのだそうだ。 そして試行錯誤の上、地雷に耐えうるための開発を続け、カンボジアのすべての地雷を除去するのに千年はかかると言われている地雷の90%の除去を達成したのだそうだ。なおかつその工作機に似た構造から、作業後は立派な畑に変えることができて、その国の繁栄に貢献している。そして今、68台の地雷除去機が世界中で活躍している。 平和って言うのは、なんなんだろう。少なくとも戦争が終わった状態であるという定義では説明できない。地雷という恐怖があるかぎり、その国は危険に怯え、恐怖と戦い続けなければならない。国内の思想家が頻繁に使うような観念的な戦争の定義とは全く別次元で雨宮さんは戦争と立ち向かったのである。 私は雨宮さんにこそノーベル平和賞をあげるべきなんじゃないかと思う。実績もないオバマ大統領にではなくて、文字通り、戦争の恐怖に怯えている国に平和をもたらした彼にあげるのが私は相応しいんじゃないか。そう思った。 私が今やろうとしていることは雨宮さんに比べたら本当にちっぽけなことなので、比べることすら恥ずかしいことなんだけど、それでも私も雨宮さんみたいに、あるいは山梨日立建機株式会社さんみたいに、本当に誰かのためになるような志を手に入れて、それを成し遂げらるよう全力で向かっていけたらいいなと思った。 なんか感情的に書いてしまったけれど、日本人は雨宮さんのことを、知るべきだし、誇りに思うべきだと思ったので書かせてもらった。 では。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年11月27日 20時04分39秒
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