カテゴリ:活動日誌
寒い。なんでこんなに寒いんだろ。手袋せずに出かけたら手がかじかみました。 で昨日出がらし状態と書いたけれど、とりあえず復活しました。本屋に行きました。ちなみに私がよく行くのは豊洲のララポートの紀伊国屋書店です。春商戦なのかよく分かりませんが新刊ラッシュでした。しばらくちゃんと見ていなかったのでちょっとびっくりしました。でなんで復活したかというと、良いなと思える本が見つかったから。装幀なんですけどね。素敵だなというか、私ももっと頑張らないとなというか、新しい本に囲まれてしぼんでいたイメージがまた大きく膨らんできたんです。ジャケ買いならぬ装幀買いっていうんでしょうか。あらすじもタイトルも作者名も帯文も読まずに買っちゃいましたよ。値段は少々張るけれど、でもたぶんこれが単行本の醍醐味だと思うんですよね。こういう装幀だったら本棚にずっと置いておきたくなるような、インテリアみたいな要素って書籍にはありませんか。そういう保存しておきたい意味で買いました。
一冊目は カバーを剥がした状態を見てほしいんですが、表紙に使われている紙が良いんですよね。単行本みたいなハードカバーではないということで選びました。ソフトカバーのような質感で、ハードカバーのようなデザインになっている。表紙が本の中身の部分よりもちょっと浮いているんですよね。チリというそうです。ソフトカバーなんだけど本の断裁面が汚れたり傷つかないようになっているんです。こういう何気ない小技が結構素敵だと思いました。表紙の紙も折り畳んであって、丁寧だし、いかにも職人が作ったって感じです。新潮社装幀室さんの実力がこの本には結集されているのではないかなと思われますね。個人的な話なんですけど私、固い表紙って好きじゃないんです。めくりにくいから。それとその分重くなるから。若干お固い印象があるのも好きじゃないです。本当に長く置いてあっても不自然じゃない普遍的なデザインじゃないかなと思います。
あと発売は5月くらいになるかなと思っているんですが(というかそれでも間に合うんだろうかとちょっと不安でもあるんですが)、この新刊ラッシュは避けておいて良かったなーと思いましたね。とてもじゃないけどこれだけたくさんの新しくてウキウキした有名作家が並ぶ中じゃ、勝算もなにもあったものじゃないわけで(汗)。とりあえず初夏~夏にかけて売り出すつもりでいまして、あとあまり他の本とインパクト勝負せず、涼しそうな顔で並んでいたらよいなという感じですかね。冷夏だと長雨で、家にいる時間が増えるわけで、もしかしたら出版業界的には良いのかもしれませんよ? ではこのへんで作業に戻りたいと思います。
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