生きることに一生懸命

今夜は旦那は送別会で、６時からススキノで飲み会。

久しぶりに、ゆっくり一人で過ごせる夜。

「一人でなんのごちそうを食べようか？」

と思って、数年ぶりに牛肉を購入。

ビーフシチューを作った時に買った肉だけど、材料に書いてあった５００グラムがもったいなくて、３５０グラムだけ入れて、残ってた２５０グラム。

それも、たっかい高い「国産黒毛和牛」などと書かれてた肉が、半額になってたから買った、霜降りのすばらしい高級肉。

ステーキソースと、焼き肉のたれを買ってきて、２つの味を楽しみながら食べようと思った。

２５０グラムを、全部フライパンで炒めた。





肉だけでは体に悪いなぁと思って、生野菜サラダも買ってきた。

ベビースターラーメンを上から振りかけるタイプの、１９８円もした小洒落たサラダ。

岩のりなんかで味噌汁も作って、一人きりの大晩餐会！

どうせ一人だから、炒めた肉は皿に入れずに、フライパンをテーブルに持ってきて食べた。

その方が冷めないかと思って。





１口目はステーキソースで。

まぁ～、旨い！！！

牛肉最高！

２口目は、焼き肉のタレで。

おぉ～旨い！！！

焼き肉のタレも最高！

３口目、もう１回焼き肉のタレで。





あれっ？

なんか、入っていかない。

４口目は、あっさりしたステーキソースで。

あれっ？

もう美味しくないし、胸がいっぱいになってきた。

たった４口で？

ギブアップ？

まだ、半分も食べて無いのに、胸焼けと喉仏まであがってくる油で、入らなくなってしまった。





口直しのはずの、生野菜サラダも、油で揚げたベビースターラーメンがいっぱい振り掛けられて入ってるから、食べても麺の油でさっぱりしない！

さらに、深煎りゴマドレッシングなんかかけたから、さっぱりと言う味じゃない。

どーもならん！

どう頑張って食べようとしても、胸が詰まって入っていかない。





あんまり悔しいから、妹に電話してしゃべったら、

「年やねぇ～」

と言われてしまった。

「私は、２・３年前から、もう量を食べられへんようになったから、受難ちゃんは若いなぁ～と、食べてる所を見て、いつも思っててん」

と言われた。





その後、弟のお嫁さんにもメールして、話をしたら、

「私も、もう食べれません。おばあちゃん料理ばっかりで」

と返事が来た。





飲めないから食べる一方で、人の３倍は有る食欲と量が自慢だったのに、そう言えば、最近量が食べられないなぁ～と思ってたんだった。

考えてみたら、３ヶ月くらい前から。

天ぷらだってフライだって、昔は山ほど食べれたのに、最近はどこのバス会社に乗ってても、

「気持ちいいほど食べるね」

とは言われなくなってた。

でも、まだまだ若いと思ってたのに。

内臓の年はごまかせないんだなぁ。

せっかくの霜降りの肉だったのに。

ショックの大きな出来事だった。

パンシロンを飲んで寝た。