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カテゴリ:本に親しむ
本業が教育学者であり、専門が教育方法の研究をしている氏が
20代から30代にかけて無評価の研究者生活時代に蓄えた ノウハウを惜しむことなく紹介している。 「教育は国家百年の計」といわれるほど大切なものでありながら、 何かが物足りないと感じる昨今である。 以前は先生というと、人格者で知識や経験が豊富で生きる模範と なる人であった。 いつの頃からか、就職できなかったら先生にでもなろうかなどという レベルになってしまった。今は、先生の仕事もいろいろと忙しく、 型どおりのことをするだけで手一杯の状況らしいが‥‥。 これでは未来を担う若い人々への動機付けに不安を覚える。 好奇心、研究心、勉強心旺盛な人々を育成するには‥‥。 教員になる人や現在教師をしている人には必読の本である。 もう子供も大きくなってしまったが、自分でももう少しこんな 意識があったらよかったなどと、半分後悔の念もあるが、それは こっちに置いておいて、親となる人、会社の中で指導的な立場に ある人にも役に立つ。 至極当然なことであるが、人の育成こそが、社会の発展の礎に なるものである。 これまた、大変によい本である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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