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2018年04月30日
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カテゴリ:本に親しむ
まずは、以下、目次

第一部 青春と挫折

伝説の先祖・無敵齋 待望の「サラブレッド」誕生 ややこしいやつ 薩摩流のスパルタ教育 「日新公いろは歌」の教え 妙円寺武者参りの因縁で大けが 郷中教育でリーダーを育成 郡方書役助時代の上司・迫田太次右衛門 「武の国」の武士とお百姓 学問への異様な傾倒ぶり 改革派として藩政に関心を抱く 義絶と詰腹・薩摩青年の倣い お由羅騒動起こる 赤山籾負の血染めの襦袢 相次ぐ父母の他界 最初の結婚に失敗 念願の江戸出府が叶う 島津斉彬という名君 キセルの音が違ったわけ 篤姫の輿入れで鑑識眼を磨く 「独立独行の気性あり」 豪傑・藤田東湖の家で酩酊 松平春獄人人材登用力 師とも仰いだ英才・橋本左内 陽明学と朱子学の世界観 斉彬の急死 勤皇僧・月照との心中未遂事件

第二部 復活と策動

蘇生後の緩慢な自殺 革命思想を育んだ島暮らし 桜田門外の変、長州と薩摩の熱気 久光を「地ゴロ」呼ばわり 再び遠島、沖永良部島への流罪 幕末の風雲、西郷再びの召還 長州藩の動きを徹底的に探索 蛤御門の変で初めての戦陣 長州征討参謀から日本の顔に 「天下の世話」を理解した糸子夫人 高杉晋作との秘密会談説 薩長同盟成立への思惑 倒幕の密勅VS大政奉還 孝明天皇の死 王政復古のクーデター 「短刀一本あればことは済み申す」 自己保身より死の覚悟 従道の首を銃弾が貫通 イギリスの恫喝という一策 東征軍編成と軍資金の捻出 大総督府参謀として東海道を下る 太田垣蓮月が託した和歌 山岡鉄舟との談判に応じる 蔵屋敷での勝との事前交渉 京都太政官での深夜の激論 江戸城明け渡しの混乱、相次ぐ脱走 彰義隊との上野戦争を指揮 北陸戦線で吉二郎が戦死 「ぽんぽんが痛くなった」 奥羽越を平定、そして帰郷

第三部 失意と天命

明治新政府のスタート 位階も賞典禄も返上したい 妻子との束の間の家庭生活 西郷マニフェストの中身 「今だ戦争が足り申さん」 東京暮らしの実相あれこれ 政教に始まる道徳国家への夢 留守政府という呼称のおかしさ 明治天皇の西国巡航に随行 次第に募る失望感 征韓論と遣韓論 紛糾する閣議と勅裁 暇ある黄金の玉、暇なき銀の玉 異色の公家、岩倉の武家不信 「脱出す人間虎豹の群」 名こと料理人の証言 揮毫の特徴「、」と「・」 文字に表れる沈着な性格 私学校暴発に「ちょっしもた!」 政府に尋問の筋これあり 朝敵として最後の突撃

 以下、本文から“”部抜粋引用

 “‥‥西郷も含めて、薩摩の武士たちの精神性を考える上で重要なのが『日新公いろは歌』です。その中からいくつか挙げてみます。
 ロ:楼の上にもはにゅうの小屋も住む人の 心にこそはたかきいやしき
  ――大きなお城に住む人も、貧しい小屋に住む人も、心体が清く正しければ高貴であり、そうでなければ卑しいものだということです。
 ‥‥
 後年になって、維新の功業を共にした人たちが、『いろは歌』の二番目「ロ」の教えに背いて次々と巨大な家を建てました。これが重要なポイントで、そうこうしているうちに西郷は嫌気がさして薩摩に帰ってしまうんです。”

 “西郷が考えたこの道徳国家という理想は、昭和天皇の教育あたりまでは残っていて、昭和天皇の教育係だった杉浦重剛は帝王学としてこんな話をしていたそうです。
 中国では堯舜の時代、古の聖天子は乗り物で道路を通る時、死刑になる罪人がいるとその手を持って一緒に泣いていた。こういう罪人を出すのは君主たる自分に徳がないからだ、一人の罪人も出ないような道徳国家にするのが君主の務めなのに、自分はなんてだめなのか、そう思って泣いた――という話です。
 似た話は昔の殿様もよく聞かされていて、これが君主の帝王学というものでした。
政治の目標というものは単に物的な実現ではないのであって、人間の心の問題、道徳倫理の実現であり、哲学的レベルで政治を考える。それが西郷が生涯をかけて追い求めていた夢だったのです。
 もちろん、こういう西郷に共感できる人もいれば、人の心の問題に入ってくるのは政治のおこがましさだという人もいるでしょう。でも、「政治はどこまで倫理哲学か」は人工知能の時代を迎えた現代社会においても、いっそう重要な論点でもあります。
 西洋は物的には優れているかもしれないが本物ではない。人間にとって真の国家像は別にある。西郷はそう思っていましたが、やればやるほど日本はエセ西洋国家みたいなものへと移っていき、物的な問題ばかりを追い求めるように見えてきたのです。どれだけ弟や同士たちが血を流して死んでいったとしても、理想の政教ができるような国を作れたなら、それに足る革命だったと思えますが、西洋の真似事がそれより劣る国を作るのが日本国家なのか――。
 そう考えて失望していく西郷の姿がありました。実際、このあたりでは、単なる洋化主義者ではなかった明治天皇と西郷は、心が一致していたような気がします。


 最近は書物が氾濫し、いろいろと他者の文章や考えを寄せ集めたようなものも散見される中、
一次情報を重視し、体を動かしてそこに近づいていく姿勢で、、古文書などを自分で読み解いての視点と独自の感性で書かれている。
 長期的&マクロ的な視座に立って、地頭で物事を考察し発信できる作家であると思われ、これからも応援していきたい一人。 なお、先日BSでの長時間にわたる池上彰対談も面白かった。平成の司馬遼太郎とも言われているらしい。


 最後に、以下、はじめに から抜粋引用

 “本書では、西郷の側近くにいた人々の証言などをあらためてひもとき、素顔の西郷はどのような人物で、いかなる考えをもって生きたのか、を伝えてみます。いずれにせよこの異端の人物なくして今の日本の姿はない、そのことに思いを馳せながらお読みいただければ、と思います。”

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最終更新日  2018年04月30日 20時12分23秒
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