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貧乏旅人 アジアの星一番が行く 世界への旅

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DAI@ Re:10日目 シンガポール市内観光  ~(04/24) こんにちは。 シンガポールでお食べになっ…
アジアの星一番Ver4@ Re:Res(04/20) ヨーコさんへ まぁ、乗客が飽きないよう…
アジアの星一番Ver4@ Re:お久しぶりです(04/19) 吉田幸枝さんへ 本当にお久しぶりです。…
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2019.01.16
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カテゴリ:作家
あらすじ
山川純一は、東北の寒村で生まれ、育ち、中学卒業と同時に東京へ。
苦労しながらも、29歳で、念願の社長になる。26歳で結婚した糟糠の妻は
純一が67歳の時に、医者の誤診から、あっけなく天国に旅立った。
長女、長男はいるが、長女は結婚せず、長男は結婚したものの、子供は
作らないと言う。子供との会話も少なく、純一の財産を貰いたい彼らに
嫌気がさし、チェンマイに旅立つ。
そこで、タイ人女性、フォンと出会い、純一の生活は一変する。フォンとは
愛人の関係になり、フォンの家族との交流も始まり、家族同様の間柄に
なった。さらには、車も買い与え、家も買い、同居生活が始まった。
ゴルフも一緒に行い楽しい生活の中、子供が出来たと告げられる。
そして、翌年、丸々と太った、女の子が産まれた。



=================================

純一の性技に夢中になった好美であるが、彼女の転勤と共に、純一との仲も
終了した。その後も、純一の女性関係は、不思議と途切れなく続いた。

主には、不動産の仕事関係でのお客さんである。1日、何人もの客を物件先へ
案内する。OLであったり、水商売であったり、時には、女子大生であったり、
女性の客も多い。純一は、不細工な顔ではあるし、田舎者丸出しの青年で
あったが、一生懸命、細かい事でもフォローしたので、客に好かれた。
その延長線上で、男女関係になる事が多かったのである。

純一は、その女性達の一人一人を、頭に描いて思い出している。
誰といたしても気持ち良かった。その気持ち良さは同じなのであるが、身体と
心が一致する女性がいる。そう言う女性とすると、同じ気持ち良さではあるの
だが、事を終えた後の気持ちが異なった。

終わってすぐにシャワーを浴びたい女性もいれば、気が合う女性、心惹かれる
女性とは、そのまま一緒に横になっていたい。そこの所が違うのであった。
純一は、何人の女性と交わったか数えて見た。20歳まで二人だった。
その後、1年に3人ほど関係を持った。同時期に複数の女性と付き合っていた
のである。結婚した頃は、妻に悪いとの意識もあり、1年ほど、一穴主義者に
なった。しかし、子供が出来て、性生活が満足に出来なくなると、又、女性との
関係が出来た。

だから、20歳代は、30人近く交渉を持ったことになる。
その後も、年に数人は、関係した。純一自身にも、はっきり数えられないが、
65歳位までに、100人とは、したのではないか、と凡その推測をした。

所謂、100人切りである。
この人数は、多いのか? 少ないのか? 純一が酒の席で聞いたりする他の
人の経験からすると、相当多いように思われる。その人数が自慢になるのか
どうかは分からないが、その女性達との光景を思い出す楽しみは、他の人より
多いと言う事になる。

そんな女性との交接を思い浮かべながら、自分の人生を振り返る。
ビールはもう飲み終えて、ウィスキーの水割りを飲んでいる。
純一にしては、早いペースである。酔っ払って来た。

純一は、思った。
人間死ぬときは自分の過去、人生が、走馬灯の如く駆け抜けると聞く。
今の自分も、過去を駆け足で、思い起こしている。
「これって、死ぬ時の予行演習をしているのかなー?」、と。

そして、ふと、犬山から言われた事を思い出した。お金の件だ。
暫く、庭を眺めながら、純一は考えた。
「やっぱり、お金を渡すのは、止めよう。」
車も買った、家も買った、月々の生活費も渡している。フォンは全く困って
いない。これ以上、お金を渡す必要がないと考えるのであった。

問題は、純一に万が一の事があった場合である。子供が成人するまでの費用は
必要である。生活レベルをあげたフォンが、自分だけで、それだけの収入を
得られるとは思わない。月々多めに見て、2万バーツとして、20年間で、
必要なお金は、1,700万円あればいい。

家を売り払ったお金、1億円を、こちらに持ってくる必要はない。
さらに、フォンは今、純一の正式な妻である。従って、自分が死んだ場合、
遺族年金が貰えるのである。それだけでも、充分過ぎる金額である。
フォンや、プロイ、産まれたばかりの子供の将来は、金銭面で見たら、何の
心配もないほど安泰なのだ。

日本に現金を置いていたとしても、子供達への相続となるだけであり、それも
必要ではない。「全部、使ってしまうか?」、とも思う。
しかし、1億円ものお金を、どのように使って良いか分からない。
家は、日本にもチェンマイにもある。もうこれ以上は不要である。車もある。
部屋を見回して見たが、買いたい物を思いつかない。

これまでの人生で、純一はお金を貯める事に精を出して来た。大きな買物は、
自分の持ち分も含めて、不動産であった。その他の買い物は、ほとんどないし、
お金を使う術を知らない。

「お金を使うって、結構、難しいものだな。」、酔った頭で、純一はそう思った。

====================================





夜になって、ベッドに横になると、いつも思う事。

「又、寝る時間だなー、よく寝るなー。」、と。
しかし、産まれて以来、毎日寝ているのですよね?

若い時は、良く寝るなー、なんて思わなかった。
だが、どうして?

歳を取ると、日中の時間が早く過ぎ去るからでしょか?
どうなのかなー? 
生い先が短くなっていると、身体が感じているのでしょうか?

そして朝が来て、又、夜になるんです。

純一は、自分の人生を振り返っています。
自分も、自分の人生を振り返り、今後の生き方も考えるかなー?





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Last updated  2019.01.16 08:30:33
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