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貧乏旅人 アジアの星一番が行く 世界への旅

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2024.03.31
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カテゴリ:作家



あらすじ
悠介は、長野県安曇野の隣、池田町に産まれ、長野高校に進学した。大学は東京のM大学である。その間、小平由樹枝と良いお付き合いをした。大学2年になりとあるコンパで飲み過ぎて矢代美恵子と深い関係となる。小平由樹枝を愛していたが、愛想をつかされ振られてしまった。その後、美恵子とは変則的な付き合いを行い、1年先輩の美恵子は就職して大学もアパートも去った。悠介は大学4年になり就職活動も終わり、希望の会社に就職も決まった。そして友人高橋の結婚披露宴も無事終了。その後新婦の友人の唐橋由美子と親しくなったが、あまりに積極的な彼女に右往左往する悠介であった。別れたいが別れさせてくれないので困っている。一方、美枝子は玉の輿と言える結婚する事になった。3月末、悠介は就職の為、神田川辺のアパートから引っ越しする。実習中に由美子が自殺未遂をしたと言う連絡を受けて真っ青になった。大内人事課長と由美子の父親に会い、慰謝料も支払い由美子の心の問題を除けば問題は解決した。悠介は希望の鹿沼工場に配属され社会人生活が始まった。
悠介は女性問題からタイのシラチャへの出張が決まった。



写真はネットより借用

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「それじゃー、泊まりで行こう。特にお正月は用事もないし。だけど会社の人には内緒だよ。恋人同士と分かったら、色々と差支えがあるからね。」
「いいよ。じゃー、パタヤのホテルを予約するね。幾日から?」
「幾日でも良いけど、2泊位?」
「じゃ、31日と、1日に泊まりましょう。」
「家族に言わなくて決めて良いの?」
「問題ないわよ、私はもう大人よ。」
悠介はハンサとまだキスもしていないが、もう深い関係の二人のような感じである。この進展の速さに驚いてしまう。

しかし過去を振り返っても、深い関係になるまで時間がかかったのは、高校時代の小平由樹枝だけである。北海道に行った時も会ったその夜に関係した。矢代美恵子ともそうだった。唐橋由美子ともそうだった。結婚式であってその夜に関係した。そう考えると悠介はモテる男である。元々、シラチャに来たのも、人事部の森本涼子から付き合って欲しいとの事が問題で出張が決まったのである。悠介はどこに行っても女性に人気がある。唐橋由美子の時は大きな問題となってしまったが、進んでいるハンサならば結婚しなくても良いと言っているし問題にはなりそうもない。悠介達以外の他のカップルも良い雰囲気である。邪魔しないように悠介はハンサと話ながらワインを飲んでいる。2時間ほど経ったら、チャクリから挨拶があった。
「この座も盛り上がっていますが、次の店に行く人もいるので、ここはこの辺りでお開きにしましょう。今夜は来て頂いてありがとうございました。」
悠介はハンサ以外の誰とも話していない。どこかで会っても分からないかも知れない。このようなパーティーがあるとも思っていなかった。

8名のパーティ、しかし、ハンサ以外のメンバーとは全く話もしなかった。このパーティはカップルを作る為のパーティであったようです。悠介はこのようなパーティは初めてであるが、悪い気はしなかった。ハンサと恋人になれたのは幸せであると思った。唐橋由美子とのような関係でなければ、肉体関係のある女友達は願ってもない事である。カラオケのハンサと交渉する必要もない。恋人としてもプロの女性と同じように、若しくはそれ以上にお金はかかるかもしれないが、心の関係があった方がセックスもさらに気持ち良いのは分かっている。

パーティはお開きになって、ハンサがバイクで送ってくれる事になった。来る時は、身体を安定する為にどこにしようかと思い、後ろの取っ手を握って来たが、帰りは何の疑問もなくハンサのお腹に手を廻した。柔らかい。しかし、宿泊の宿にはすぐに着いた。悠介がバイクから降りるとハンサも降りてバイクを止めた。廻りには誰もいない。ごく自然に抱き合った。そして口づけを行った。悠介は思い切りハンサを抱き寄せ、腰を自分に引き寄せた。ハンサは積極的である。舌を入れて来た。悠介は思い切り吸ってやった。ハンサは苦しそうである。このまま自分の部屋に連れ帰りたい衝動に駆られたが、上司たちのいるホテルである。

ハンサを帰した。自分の部屋に戻り冷静になってこれで良いのか? と自問自答した。ハンサが積極的であり自分から誘った訳ではない。しかし同僚である。このまま深い関係になってしまったら、唐橋由美子と同じような問題にならないか、それが心配である。しかしハンサは結婚は望んでいない。そこは唐橋由美子とは異なる。一緒に遊びたいと言っている。だからと言って問題がないはずがない。シラチャに来た経緯もある。あっちでもこっちでも女性関係で揉めては仕事どころではない。そう考えるとハンサとの付き合いは止めた方が良いという結論になった。一体、どうしたら止められるのであろうか?

翌日、会社でハンサにあった。昨夜きつく抱き合った事は忘れたようにあっさりと「お早う。」と言った。ベタベタ来られたら困るなー、と思った事は杞憂に終わった。その後も普通に仕事をこなしている。悠介も仕事に没頭した。思っていたスケジュールより早くリスト作りは進んでいる。ハンサも普通に会話し普通に仕事をしている。これなら付き合いは出来ないと言う必要はないかな、と感じるほどである。しかし大晦日から正月、パタヤに行く事を約束している。パタヤに行ったらもう後には引き返せない。何とか、断らねばならない。しかし理由が見つからない。昼休み食事をしながらどう言う理由で断るか考えた。いい案はない。正直に実態の問題を話すしかないな、と言う結論に辿り着いた。大晦日はすぐである。早めに話さねばならない。

悠介は午後、ハンサを資料室に呼び出した。
「実は、恋人になる件だけど・・・。」
「恋人になるって、もう恋人でしょう?」
「まぁ、そう言う行為はしてしまったけど・・・。」
「何? 何か問題あるの?」
「もし恋人関係が続いて会社の人達に知られたら、社内恋愛は禁止とは聞いてないけど、色々と難しい事が出て来るんじゃー、ないかな?」
「何も問題にならないわ。私達の事と会社は関係ないでしょう。」
「それはそうだけど・・・。」
「そんな重要な話をここで出来ないわ。今夜、食事でもしながら話しましょう。」

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Last updated  2024.03.31 10:46:03
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