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鴎座俳句会&松田ひろむの広場

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2010年11月15日
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テーマ:歳時記(397)
カテゴリ:歳時記

「ザ・俳句十万人歳時記」例句募集!新年3
第三書館「ザ・俳句十万人歳時記」(春・夏・秋・冬の部)では、ご協力ありがとうございました。
いま「新年の部」の編集の最終段階になり<行事の部>の初校中です。毎回ですが困っているのは季語にふさわしい例句がないこと。少ないことです。
現在「行事の部」の例句を募集中です。おかげさまで多くの例句をお寄せいただきました。募集は10月31日で締め切りましたが、このブログ上での応募(掲示板または私書箱)またはメールに限り11月30日まで追加募集します。よろしくお願いします。掲載されている句は応募いただいた句で掲載候補作です。(最終結果ではありません。また<松田ひろむ>の句は参考作です。)句友にもお知らせください!

行事の部

住吉の白馬神事(すみよしのあおうましんじ)
正月七日、大阪市住吉区の住吉大社で行われる神事。奉行の神人が神馬に付き添い四本宮を拝したのち、その周囲を駆ける。宮中の白馬節会をうつしたもの。
住吉の白馬神事
     太鼓橋ゆっくり越えて白馬神事              伊丹三樹彦
     白馬を牽く人神となる神事                 柳田芽衣
     住吉の白馬神事告げを待つ                 三枝青雲
     住吉の白馬神事の中に入る                  宮沢子
     住吉の白馬神事に風貰う                  有山武彦
     「住吉さんが一番でっせ」白馬神事             柳瀬亜湖

柞森の居籠(ははそのもりのいごもり) 祝園の居籠・居籠祭
京都府相楽郡精華町、祝園神社に古くから伝わる神事。居籠祭といわれ毎年正月の申の日より三日間行われ悪霊撲滅を祈る。一日目「風呂井の儀」、二日目燃え盛る松明を先導に神田での「おんだ(御田植)の儀」、三日目午後に青竹の輪を引き合う「綱引きの儀」が行われる。その綱を焼いて霊を鎮める。
柞森の居籠 
     祝園の居籠三日平穏に                   三枝青雲
     火が香り柞森の居籠は                  松田ひろむ
     逆境は居籠祭ではね返す                  有山武彦
     日を繋ぎ居籠祭を無事修む                 柳田芽衣
     あたたかや煙いただく居籠祭                柳瀬亜湖


亥巳籠(いみごもり)  加古の物鎮
兵庫県加古川市の日岡神社神事。二月上亥の日から巳の日まで七日間。亥巳籠祭。神官は前日に浜の海水で沐浴潔斎し社務所で別火謹慎してから神を祀る。氏子は静粛に家業にいそしむ。(かつては家業を休んで戸を閉じていた。) 満期の巳の日に、氏子達は朝早くから神社に参拝し、祭典に供えた榊と供物をいただく。午後には射場での神事がある。安産を祈願してのもの。
亥巳籠  物鎮め子猫を叱るをとなかな                  曽月
加古川を一望の丘亥巳籠                 伊丹三樹彦
樹の叉をくぐりてよりの亥巳籠               三枝青雲
亥巳籠テレビの音を低くして                 宮沢子
亥巳籠姉は関脇あんこ型                  有山武彦
亥巳籠子らの騒げる日々のなか               柳田芽衣


市神祭(いちがみまつり)
市の守護神には市杵島(いちききしま)を祀る例が多いが、恵比須、大国主命、事代主命など多様な神が祀られる。市が集落の境界にある場合は道祖神が市の神となることもある。山形市・会津若松市では一月十日、喜多方市では一月十二日、十七日など。
市神祭  市神祭祭主冠を取り落とす                 福原十王
     市神祭人は阿修羅を嫌ひけり                三枝青雲
     海を好く市神祭の親子神                  乗本真澄
     砂糖菓子市神祭の帰り道                  有山武彦
     人混みの市神祭で茶碗買う                 柳瀬亜湖
     市神祭姫命を見し人なし                  柳田芽衣

布施参(ふせさまいり)  布施籠
正月初巳の日、千葉県柏市布施の布施弁天東海寺に詣ること。
布施参  玉椿昼とみえてた布施籠                    其角
       板に付く女振りなり布施参                 柳田芽衣
       一人身になればなったで布施参                宮沢子
       舟を漕ぐ昼の電車や布施参                 有山武彦
       人の目をはばかる財布布施参                柳瀬亜湖
       白息や布施弁天に詣でても                松田ひろむ

熱田踏歌神事(あつたとうかしんじ)
一月十一日、名古屋市の熱田神宮で行われる神事。「あらばしりの神事」「オベロベロ祭」ともいう。神職の歌に合せて、舞人が卯杖舞、扇舞を舞う。もとは宮中行事の踏歌節会を写したもの。
熱田踏歌神事
    梅が香に鼻息寒し笈拍子                    暁台
    オベロオベロ国造ありし頃        大口元通
    おべろおべろ祭や晴れの舞扇                乗本真澄
    金襴の熱田踏歌の神事舞                  三枝青雲
    熱田踏歌神事「オベロベロ」と舞うていし           宮沢子
    乱れ髪熱田踏歌の舞扇                   有山武彦

直会祭(なおえまつり)   儺追神事・儺追祭
旧暦一月十三日、愛知県稲沢市の国府宮神社で行われる神事。国府宮の裸祭という。数千人の厄年の裸男が素裸の神男(儺追人)に触れて厄を落そうとひしめき合い、境内は興奮の坩堝と化す。深夜にいたって厄を負わされた儺追人は追放される。
直会祭  梅の花散るや儺追の神嵐                    丈草
     裸男の触れて揉み合ふ直会祭                柳田芽衣
     マイナスイオン裸男の儺追祭                有山武彦
         厄を負う直会祭の裸よし                 松田ひろむ

鹿島踏歌祭(かしまとうかまつり)
茨城県の鹿島神宮でかつて行われていた神事。宮中で行われていた踏歌節会の写し。
踏歌とは足で地を踏み鳴らし拍子をとる集団舞踊のこと。梅の枝を手にした神職たちが笛・太鼓・笏拍子の音のなか御仮殿をまわり神礼を行った。住吉大社、熱田神宮でも行われている。
鹿島踏歌祭 
百度石泣かせ鹿島の踏歌祭                 三枝青雲
鹿島の地踏み抜く踏歌祭かな                柳田芽衣
地を鳴らす鹿島踏歌の拍子取り               有山武彦
梅枝手に鹿島神職地を鳴らす                乗本真澄
乱声や鹿島踏歌の笛音色                  柳瀬亜湖

上賀茂御棚飾(かみがもおだなかざり) 御棚会・魚読・御戸代神事
一月十四日、京都賀茂神社で行う神事。かつては賀茂六郷の供物の棚。現在は神社で御棚を作る。雉一羽と酒樽を縛り付けた木の枝を持った神官が先導し、斎庭に運び神前に供える。数えることを読むといい、そこから魚読の語が生れた。
上賀茂御棚飾
     御棚会の真上きれいな空が見ゆ               柳田芽衣
     山称へ御棚飾の祝詞かな                 長谷川ヱミ
     白馬ひく上賀茂御棚飾かな                 有山武彦

枚岡の粥占神事(ひらおかのかゆうらしんじ)  御粥祭・卜田祭・管粥祭
一月十一日、大阪府東大阪市の枚岡神社で行われる粥占神事。枚岡神社では竈に黒樫の神木を十二本入れその焦げ具合で毎月の天候を占う。また粥を炊く釜に入れた五十三本の篠竹を割り、その中に入っている粥の量で作物の豊凶を占う。
枚岡の粥占神事     
本日は天気晴朗御粥祭                   柳田芽衣
豊作と出て粥占の粥の艶                 長谷川ヱミ
枚岡の粥占神事粥の量                  松田ひろむ
黒髪もいまは禿頭御粥会                  有山武彦

三保祭(みほまつり)  三保参
静岡市清水区の御穂神社で行われる粥占。小正月に行われたが現在は二月十四日夜に行う。大釜で炊く粥の中に竹筒を三つ入れ、竹筒に入った粥の量で農業・漁業・経済の三つを占う。
三保祭  亡き人と半身よりそう三保祭                 宮沢子
       竹筒の三つがかなめ三保祭                 柳田芽衣
       竹の粥もっとも白し三保祭                  上田桜
       三保祭粥占なれどひしめきて               松田ひろむ

西七条田植神事(にししちじょうのたうえしんじ)
かつて一月十五日に山城国葛野郡西七条村(現在京都市下京区)で行われていた豊年予祝の行事。おやせと呼ばれる女と鋤鍬を持った男の二人が家々に入って耕しの真似をして囃し、村々を回ったあと産土神松尾に詣でたという。女は赤い前垂れ、紅白粉で化粧し、衣装は村の新婚の小袖を着たため晴れやかなものだったという。田遊び芸能の一種。一九〇五年(明治三十八年)ごろまで行われていたという。
西七条田植神事
     夕映えが田植神事の前垂れに                柳田芽衣
     田植神事の化粧くずるる女形               長谷川ヱミ
     西七条田植おやせが土間囃す                三枝青雲
     西七条田植神事も恋はじめ                松田ひろむ
     西七条田植神事の赤いべべ                 有山武彦

熱田的射(あつたまとい)  熱田歩射神事
一月十五日、名古屋市の熱田神宮で行われる豊年と厄除の神事。御的(おまとう)と俗に呼ばれる。神職たちが三十六本の矢を奉射する。千木(的に付けた木片)は魔除になるとされ、最後の矢が射られると参拝者は的に押しかけて奪いあった。
熱田的射 御的の当り矢を受く村の長                長谷川ヱミ
       御的の魔除けに冴える千木ひとつ              小熊未央
       押しかけて熱田的射の千木奪う                宮沢子
       熱田的射変化転生吉と出る                 有山武彦
       御的を矢の射抜きたる大音声                大口元通

● 11月30日締切 
自作(新作・旧作問わず)でも、第三者の句の推薦でもけっこうです。
姓号・出典(旧作、推薦の場合)を明記してください。
僭越ながら採否は当方にお任せください。
●いっさいの費用は掛かりません。         
『ザ俳句十万人歳時記』編集長 松田ひろむ

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Last updated  2010年11月15日 09時11分09秒
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