気ままな人生（韓国の達人）

韓国と私。

私が通算１０年の韓国生活を振り返って見た。
まず私が見てきた韓国人は自分がミスをしたのを分かっていても絶対謝らない。
極端なことを言うと、両親が間違っていても間違いと思わない。
これなんかは偏った親孝行とも言えそうだ。
いろいろな場面があり、トラブルがあってもその場が終了すれば後に問題は残らない。
喧嘩しても次の日には何もなかったように会話する。
日本語の良く出来る韓国人も風習が違うので誤解が生じる。
人間として言葉は通じても意思は通じていない場合が多い。
これは一つの例です。
私は健康の為バスか地下鉄で通勤をしている。
この国の人の大部分はバスの中、地下鉄の中でも大きな声で電話をする一緒に乗っている友達とも大きな声で話をする。
周りに人がいてもいなくても同じ音量で会話する。
私も最近なれて来て車内で平気に電話をするようになってしまった。
しかし私は遠慮をしながら小さな声で話をしている。
老人が乗ってくると席を譲るのは日本に見られないほど多い。
また荷物を持って立っていると席に座った人が鞄なり荷物を奪い取るように持ってくれる。
これを最初はこの国の風習が判らず、とられてしまうと驚くが降りるまで親切に預かってくれるのだ。
この様子は現在も見られるが当時ほど頻繁に無い。
私の居るところはソウルの南で郊外にありソウルのベッドタウンである。
当初はバス、電車の座席も時間帯により沢山空いていたが人口も増え最近は席を確保するのが大変である。
物価も上がりアパートは九十八年の四倍から五倍近く上がり日本より高い感じがする。
韓国のバブルかなと考えるこのごろです。
具体的に言えば五十坪のアパートが十億ウォンつまり７千五百万円くらいである。それもソウルからバス電車で一時間のところである。
給料は日本の約三分の一でこの生活をしている。驚く韓国のパワーである。
しかし現実を見ると競売物件がたくさん出回りそれを落とす人はほとんどいない。
毎日の生活や町での人の流れを見ているとこのような不景気な状態はわからない。
しかし静かに危機は訪れている。










今日はマイナス１０℃のソウルです！