|
カテゴリ:地方暮らし 健康 美容
販売店・愛媛県観光物産館 東北新幹線は日本の北部を繋ぐ命綱! 北海道新幹線はやぶさの開業で北海道を繋ぐ。 最も多く乗る東北新幹線が止まると寂しくなる。 それは単にそこへ行けない帰れないの交通問題ではない。 人は町と繋がっていたいのだ。 どんなに辺境の地にいようとも自分の意思でいつでも行ける、帰れることが重要である。 だから人は出かける。 過去は上野が北への入口で、古い話をすれば集団就職の玄関だった。 たった15歳、中学校を出たばかりの少年、少女が東京のほとんどが小さな会社や工場、 商店で働いた時代。 住み込みや名ばかりの寮生活は、いまの少年には耐えられないだろう。 当時もつらさは同じながら耐えるしかない少年たちは そこでがんばり、行動経済成長期の日本を支えた。 独立したり工場を担ったり。 耐えられなかった少年を一人、知っている。 彼は青森県板柳中学校から渋谷の有名フルーツパーラーに就職した。 この果物店は現在も経営が続いている。 板柳駅そばの倉庫には林檎箱がたくさんあった。 町を歩くと赤い林檎が道に垂れ下がっている。 贅沢な風景だった。 龍飛崎温泉 ホテル竜飛 こんな美しい町で育った少年が19歳の未成年で4人を射殺した。 いまは取り壊された長屋は取材当時、まだ残っていた。 彼の書いた小説に出てくる貧しい暮らしの日々がそこにあった。 死刑囚永山則夫である。 生まれは網走市。 4歳のとききょうだいと共に母親に捨て置かれ、 漁港で魚を拾って飢えをしのいだ。 母親は板柳にいた。 林檎剪定師の夫に家出されて生活困窮、 切羽詰まって板柳にきた。 集団就職した則夫の足跡を見ると何度かチャンスはあった。 しかし我慢できず仕事を止める。 ここで我慢していればと思った。 職場がそれほど悪い、いまでいうブラックではないように思えた。 むしろいいほうだった。 だが転職を繰り返し、 盗みに入った米軍基地住宅で拳銃を手にしてしまった。 青森にはもう一人、出会った少年がいる。 彼は横須賀の陸上自衛隊少年工科学校在学中に渡河訓練で死亡した。 成績優秀でなければ入学できない、専門性の高い即戦力が身につく高等学校である。 中学で1,2番の成績でなければ合格しないと当時いわれた。 西津軽郡岩崎町の実家に少年の墓碑が雪に埋まるようにあった。 土木作業に出る嫂さんが休んで家にいた。 自衛隊には訓練中の事故死がある。 その追悼行事が横須賀の母校で20年後も催されていた。 誰でも参加できるということで慰霊碑に私も手を合わせた。 青森は東北の象徴のような県である。 北海道新幹線の開業前は青函トンネル線に乗り換えるために青森で1時間ほど待った。 はやぶさに乗車するようになって青森を素通りし、 新函館北斗まで直通になった。 乗車時間は短くなって楽になったが青森に立ち寄れない寂しさがある。 運転見合わせで困っている人は多いだろうが、 車中で待つ乗客のなかには鉄道駅に思いを馳せている人がいるかもしれない。 取材や出張で様々な町を訪ねて思うのはどの町も美しいということ。 青森の海岸線を走る鉄路から見た絶壁に寄り添う集落は忘れられない。 北海道の海岸線の平地は広く、高い建物も山もないその地に不安になった。 もしいま地震で津波きたらどこへ逃げればいいのかと。 人を不安にする場所は住居に適さないという風水を教訓に、 家を定めるのは理にかなっているだろう。 美しい風景はいっとき眺めるのと寝て起きての暮らしのなかで見るのとで違う。 住居には心の安定、安心を一番に。 #東北新幹線 #青森 #秋田 #新潟 #網走 #永山則夫 #板柳 #横須賀 #自衛隊 #少年工科学校 #運転見合わせ #はやぶさ #北海道新幹線 お風呂でエステ 美肌湯パック 今治タオル 「雲ごこち」使用 1点までは¥250でお送りできます ko-32925-bihadayupakku お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.01.19 23:02:29
コメント(0) | コメントを書く
[地方暮らし 健康 美容] カテゴリの最新記事
|