二代目FIAT500購入
またまたロンドン旅行記の途中だけど、今日はFIAT500(チンクエチェント)のことを書こう。初めて読む方のために→先月下旬の事故によってFIAT500が再起不能の姿に。いや、お金さえ払えば再起可能なんだけど、新しいのを買ってしまった方が安上がりだからということで今月上旬に新しいFIAT500、前回と同じくLをカロッツィエーレから購入することにして仮契約。8月は公証人も夏休みでいないから、9月になってから購入するということで話がついていた。一昨日、夏休みから帰ってきたカロッツィエーレのロッコから夫に電話がかかって来た。朝の8時過ぎにだよ。私は思いきり寝ていて、たたき起こされたね。その時の用事は、夫の会社でバイトを探しているということを前回言ったら、自分のところに履歴書を持ってくる人が多いから、そっちに回すよ、と、その都度、志望者を回してくれる。今月だけでもう4人紹介してくれた。しかも、ロッコ、今月は夏休みで3週間ほどいなかったのに。夫は既に仕事に出かけていった後だったから(8時から仕事)、会社に電話をかけるように言って電話を切った。ロッコは夫の会社に電話して用件を伝えた後、夫にFIAT500を取りに来るように言った。で、当日は夫、夜8時半まで仕事だったから、早速翌日の昨日、ロッコのところに行って、ACIに行って、売買の手続きをしてきた。まだロッコには手付金200ユーロしか払ってないけど、これでこのFIAT500はうちのもの。ロッコには、今日にでも約束の800ユーロの支払いと(残りは毎月少しづつ)、車の引き取りをしに来てくれと言われている。昨日、早速夫が持って帰ってきた運転許可証と言うのか、交通手帳とでも言うのか、とにかくその車の登録内容、持ち主、固定資産税の領収証、車検証など、その車の歴史が細かく刻んであるものを見ると、車が製造されたのは1968年8月。購入されたのは1969年4月。トリノのコルソ・シラクーザの男性が買っている。その数年後、何と、うちのすぐ近所のカルッティ通りに住んでいた21歳の女性が購入。その12年後にその近所の女性が(同じ通りで番号が4違うだけだから凄い近所)購入。名前を見ると、何と、私たちが今住んでいる家を建てた人のきっと親戚だよ。この辺のカナーリスさんは皆(遠かろうが何だろうが)親戚同士って話を聞いたことがある。1999年にカロッツィエーレが購入、ボディを直して売りにだそうとしていたけど値段が高くて誰にも売れなかったため、値段を下げてうちの夫に売ったのが2005年。この交通許可証って見てると面白い。その車の歴史が見えるわけで。例えばカナーリスさん、88年に車検をした後、4年後の車検を受けるのを忘れて、93年に車検を受けてないから車検を受けるまでこの車の運転は禁止、という判子を捺されている。その数日後に車検を受けた判子が捺してあって、ああ、この人、かなりの額の罰金取られたんだろうなぁ、というのが覗える。人のこと笑えないんだけど、あるんだよ、イタリアで車検受け忘れることって。日本って前回車検受けたところから何月で車検が切れます、ってDMが来るけど、イタリアってそういうことしないから、うっかり忘れちゃうことがある。実は夫も数ヶ月か車検切れたまま車を運転していたことがある。凄い額の罰金取られるのを恐れて、それからはいつも車検の期日を気にするようになった。500、家に来るのかなぁ、今日。早く新しい500観たいけど、まだ前の500の分解は終わったものの、ボディが庭に残っていて置く場所がない気がする・・・。どうするんだろう?交通許可証を見ると、しかも、2002年以来車検を受けていないみたい。最近は2年に一度の割合で受けないと行けないから、だとしたら、車検が切れていて運転できないじゃん。保険もないし。また前の500状態で悩まなきゃ行けないわけ??また落ち着くまでに時間がかかるなぁ・・・。