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カテゴリ:旅・見物
8月8日夜、ロンドンに出発。
計画では、その日、夜、ロンドンのスタンステッド空港に到着して、空港で寝る、ということだったんだけど、どうせ空港では眠れないだろうから、その日は朝遅くまでぐっすり寝て、昼寝して、出発するつもりでいた。 なのに、朝、子供が9時に起き、午後はギリギリまで支度に追われて、寝るどころじゃない。 夫がギリギリまで家の仕事(壁を削ったり)していたので、その掃除にも追われて、支度が思うように進まなかった。 今回はお留守番の子供と猫を義母の家に預けに行かなきゃ行けなかったんだけど、本当にギリギリまで支度に追われてしまった。 家を出発した時にはもう既に疲れきっていて・・・。今後、ロンドンでツアーの日本人観光客並みなハードスケジュールで見所を周るつもりだったから、先が思いやられた。 思えば私ってば、海外旅行へ出発する時は(今回もイタリア→英国だから海外)いつもギリギリまで支度している。大抵前の日夜遅くまでか徹夜で荷物の支度して、で、出発する時には既に疲れきっているの。吐き気がしたりして。 去年日本に里帰りした時も、出発する時に既に気持ち悪くて、乗り継ぎ地のアムステルダムでトイレに篭っていたっけ。 出発地のトリノ、カゼッレ空港に着いたのは午後8時10分。 出発予定時刻が10時10分だから、ちょうど二時間前に空港に到着。 初めて使う格安航空会社RYANAIRのチケットの予約は事前にインターネットで予約しておいた。 予約コードと私のパスポートと夫のIDカードを提示して、チェックイン。 搭乗券に書いてあるはずの座席はどこかなーとチェックしてみると、ない。座席欄が空欄になっている。 代りに、他の欄に番号が振ってあることに気付いた。夫は55、私は56。・・・整理番号なの?? 格安だから座席指定もないわけ? 早い者勝ち?? トリノのカゼッレ空港は小さくて、大したお店もない。ピスタもそんなに大きくないよなぁ。 これで本当に来年オリンピックのための受け入れが十分なんだろうか?? まあ、大抵の国際便はミラノのマルペンサ空港に到着するから良いのか。 チェックインした後暇だったので、さっさとゲートに向かってしまうことにした。 しかし、何もない・・・。時間が時間だから店は全部閉まってるしさ。 空港内は凄い冷房がきいていた。寒い。 私はイタリアを出発する際、キャミソール姿で、ロンドンはきっと寒いだろうからその上から5分袖のTシャツを着て、更に寒かったら長袖のジャケットを着ようと思っていたんだけど、すでにトリノの空港内で両方とも着ている始末。 ゲートで待っている人たちは半分が英語で喋っていたんだけど、なぜかカナダ人が多かった。ロンドンで乗り継ぎしてトリノに来たんだろうな。フランス語で喋っている人もいた。 カナダ人と思われる人たち、くそ寒いのに思い切り半袖姿で、しかもアイス食べてて、その姿が余計に私を寒く感じさせた。 待ち時間が長いので、閉まっている店のウィンドーを見ながらフラフラしていると、ふと、TERRAVISIONという会社の広告が目に止まった。 ロンドンから離れたところにあるスタンステッド空港からロンドンへは、リヴァプール・ストリート駅行きの電車スタンステッド・エクスプレスに乗るか、同駅行き、もしくはヴィクトリア駅行きのTERRAVISIONのバスに乗るか、National Expressのバスに乗るか。 電車だと45分、バスだと同駅まで約55分。値段は前者が往復25ポンド、後者が往復で14ポンド。 バスの方が全然お得なんだけど、バスは朝7時15分発が始発。電車は5時始発。 私たちは早朝からロンドン市内に繰り出して、体力尽きるまで練り歩いて観光しようという予定だったので、8時半にロンドン市内に到着ではちょっと遅すぎる。 結局、電車で行った方が良いかなぁ、と思っていたんだけど、トリノの空港にTERRAVISIONのスタンドがあって、「前売りチケットを買うとお得!!」と書いてあったのに釣られて、即買っちゃった。ユーロで買えたし。なんせ手持ちポンド、135ポンドだけだから絶対足りないだろうし。 そろそろ登場時間。ゲート前の出国審査窓口が開いた。 イタリア人やEU国の人たちは簡単な審査。IDカードを見せるだけで、さっさと通り過ぎていった。 私、搭乗券とパスポートを提示すると、審査員、パスポートのコードを読み取らせていた。そのデータが届くのが遅いこと遅いこと・・・。私の出国手続きに1分半ぐらいかかった。 出国審査窓口を通り過ぎてゲートに並ぶ。 周りを見ると、カナダのパスポートを持っている人がほんとにいっぱい。・・・何でこんなにいるの? ふと出国審査窓口を見ると、アジア人カップルがいる。女の子はあんまり日本人っぽくなかったけど、男の子の方の格好といい仕種といい、日本人っぽかった。 彼ら、何か問題があったらしく、出国審査に物凄い時間がかかっていた。出国に問題があるって一体・・・。 ゲートが開いて、まずは子供連れの人が呼ばれて通された。 そのあと、整理番号65番までの搭乗券を持っている人は右に並ぶよう言われ、言われたとおり右に並んだ。・・・けど、私たちは更に右に並ばなきゃ行けなかったらしい。周りを見ると百何番とか言う人ばっかり。 気付いた時には既に遅し、で、ちょうど、「66番以降の方もゲートをお通りください」というアナウンスが流れた。 ゲートを通って、バスに乗り込もうとしたら、満員。乗れなくて、次のバスを待つ。 一番乗りでバスに乗って、座席確保。代りに飛行機に着いたら、一番最後に下りる始末。 おかげで、いちばん最後に飛行機に乗るはめに。 ・・・座席指定ないんだろうけど、座席、あるかなぁ? 夫と隣同士座れるかな?? 運よくひとつだけ隣同士が空いている席があって、そこに座った。 帰りの便はもっと早くに飛行機に乗り込まなきゃ!! 離陸してすぐに、スチュワーデスたちが食べ物や飲み物を用意しはじめた。 え? こんな格安チケットで飲み物も出るの? 嘘でしょう? と思ったけど、スチュワーデスたちがカートに食べ物や飲み物を運んできた。 けど、よく観察していたら、皆お金を払っている。 隣りの人を見ると、メニュー表を持っているじゃん。 なるほど、そうだよね。飛行機のチケット代、4.99ユーロしか彼らに払ってないもん。飲み物なんか出してくれるはずないよね。 こういう無駄なところを省いてコスト削減してチケットの値段も安くしてるんだもんね。 何か、飛行機じゃなくて新幹線に乗ってるみたいな気分だった。 上空からパリの夜景が見えて、しばらくしたらスタンステッド空港に到着。 着陸が、下手。 一旦地に着いたのに、思い切りふわっと浮いて、吐くかと思った・・・。 まあ、格安だからしょうがないのか。 何はともあれ、無事、ロンドンに到着。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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