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経堂界隈

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May 3, 2007
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カテゴリ:6年3組
連休後半の初日は、家族の午餐つくりまで朝の所用をすませ、小学校の同級生の留さんとお昼を挟む自転車旅行。

桜上水北口での待ち合わせが10時半。
今日は、珍しく予定をちゃんと決めて、和田堀、善福寺川緑地公園。

善福寺川は吉祥寺駅の北東にある都立善福寺公園の善福寺池「遅の井の滝」を源流とし、杉並区内を流れ、方南町の先で神田川に合流する都市河川。
源流から5.4kmの神通橋から7.7kmの白山前橋までが都立善福寺川緑地公園。
白山前橋から、9.5kmの済美橋までが都立和田堀公園。
つまり延長4.1kmの細長い公園だ。

z1_zenpu_wada.jpg

これらの公園、私たち小田急と京王の間の住人からすると、直線距離は桜上水駅からそのまま水道道路を3km弱北上する程度の距離だから、せいぜいが4-5km。それほど遠い距離ではないけれども、途中に京王線、甲州街道、神田川、井の頭通りと何本も電車、道路、川を横断しなければならないため、縁遠い。
善福寺川緑地をご存知ない向きには、井の頭公園のように真ん中に川の流れを挟んだ緑地公園とご理解いただければよろしいか?
烏山用水、北沢用水の上の緑道も、川を利用した公園であるけれど、こちらは太いところでもせいぜい幅10mもあるまい。和田堀公園、善福寺川緑地公園は、それよりはるかに太い。私たちが自転車で目指した大宮八幡のあたりでは、南北の幅は400mほどにもなるだろう。
この両公園をあわせた面積は約300,000平米以上、おそらく杉並区内最大。

北から、
妙正寺池から発する妙正寺川
善福寺池から発する善福寺川
井の頭公園から発する神田川
どこが源流か分からない北沢用水と異なり、杉並を横に流れる3本の川は、それぞれ明確な水源地を持つ。
その真ん中を流れる善福寺川。

善福寺川.jpg

桜上水駅北口で、踏み切りの向こうに見える留さん。だが無情にも踏み切りが閉まり、登り電車の通過を待って合流。そのまま甲州街道を渡って玉川上水公園を横切りさらに北へ。神田川南岸の坂を下って、向陽中学校の裏手で神田川を渡り、また坂を上る。あとは、大宮八幡までほぼ平ら。
「ここらへんなかなかいい雰囲気だね」
と、自転車から街並みを眺めながら留さん。
ひとつひとつの区画が大きく、広い道にしっかり一段上がった歩道があって落ち着いた戦前の分譲地の雰囲気。このあたり、西永福駅南側の一角、永福3丁目は、数ある杉並区の住宅地の中で、もっとも路線価が高いところらしい。
浜田山より永福3丁目が高いというのは、ちょっと驚き。
こちら側でいえば、赤堤の一部(一丁目とか三丁目)をご想像あれ。
しかも赤堤と違い、通過車両が抜け道に使おうにも入ってきにくいのが、落ち着いて静かな雰囲気の背景にあるだろう。

井の頭線踏み切りの手前、線路の南側にあった中央三井信託が、店を閉めてだいぶ長い。そのまま放置された建物が街並みに与える悪影響は多い。
西永福駅の踏み切りを渡る。
左手は理性寺なるお寺。
井の頭通りを渡って、大宮八幡を目指す。
杉並区は大宮八幡あたりを「東京のへそ」と言う。たぶん地理的中心でなく、人口重心。
康平6年(1063年)創建という、杉並区内屈指の古社。武蔵三大宮の一つ「多摩の大宮」と称され、婚礼、披露宴にも対応できる立派な施設を持つ。

永福図書館前の信号を左に曲がると、交通規制をやっている。何かと思えば、大宮八幡でつつじ祭り。連休ということもあって、なかなかの賑わい。
誘導にしたがって自転車をプールの駐輪場に止めてお参りしたあと、境内を歩いて、裏手の森に入る。
境内の高木はよく整備されているが、裏手の森は、すなわち善福寺川南岸。鬱蒼とした武蔵野の雑木林をよく保存している。これほどの広さでむき出しの赤土=関東ローム層=を見ることが、最近絶えてなかった。しばらく善福寺川を眼下に(といっても標高差は10mもないだろう)東へ歩き、橋のたもとへ下りて対岸にわたる。

不思議なことに、苑内、特に和田掘池周辺に個人住宅とおぼしき建物が見られる。しかも、それらの建物のいくつかは、食堂を生業としていらっしゃる。土地の権利関係はいかに?
和田掘公園、或いは、善福寺川緑地公園は、東京オリンピック前の1960年前後に整備されたと聞く。それ以前からおすまいの方々なのだろうか。井の頭公園のところの伊勢屋さんも、公園へお見えの方々をご商売の相手とされているが、あちらは、公園隣地。和田掘公園の方々は公園内である。
いまにもあふれ出しそうな和田掘池。留さんは池を泳ぐ体長60cmはあろう鯉をみつけ「大きい鯉がいるねぇ。あの池に浸っているような木の下あたりにはブラックバスでも居そう」とルアー釣りの話。

池畔ではバードウォッチングの写真展をやっている。
善福寺川 和田掘公園.jpg
ご年配の方々を中心に、近くのベンチや、食堂のテーブルを囲んで、お話しやらお食事やら。
写真展の写真の間には、バードウォッチング用だろう双眼鏡や写真機の固定台がそこここに配置されていて、池畔がバードウォッチングのメッカであることを思わせる。

善福寺川の流れを見て留さん「水がきれいだね」と驚いた様子。善福寺川はあまり知らないけれど、神田川は確かにきれいになった。善福寺川緑地公園から水源地までは数キロ。汚くては困る。
烏山用水、北沢用水と、どぶ川、そして暗渠へと不幸な運命をたどった川しか知らない私たち。思わぬところで、育った環境のいびつさに思い当たる。
善福寺川がきれいだと思うなんて...

五日市街道のところまで公園を遡上して、一本南側の住宅街の中を成田西、浜田山、大宮と通って高千穂大学前から大宮八幡社殿の裏から自転車のところまでとって返す。

帰りは、西永福から、神田川沿いにおりて少々遡り、高井戸八幡様脇の坂を登って上北沢へ。
そこでお昼と思ったが、人気の蕎麦屋「ぬま田」は既に外まで人が並んでいて、ほかのお店はお休みか、ぴんと来ない。
それでは家で、と思い、途中酒屋さんに寄ろうとしたが...影も形もない!
比較的新しそうな2階建ての家があるのが、その場所。
配送の途中をよくお見かけした熱心そうな旦那さん、どうなさったのだろう。

やむなくスーパーで、そばと寿司のパックを買って留さんと昼食。
食後も少し自転車で、下高井戸から日大の裏を経て、経堂赤堤通り団地へ抜ける。
宮坂3丁目の中へ分け入り、大きなけやきのお社を回ってすずらん通りを旧田村庵(現セブンイレブン)の角で横切って、裏通りへ。
一色さんがお屋敷の一部を処分され、周辺から猛烈なマンション反対運動が起こったのは、もう20年も前のこと。その土地はいま、恵泉学園農場と看板が出ている。
うまく着地できたのかな?
留さんと別れて、近所で新築中の知人邸を拝観せんとしたところ、ちょうどバイクでご本人がいらっしゃるところへ行き当たった。
設計と素材にこだわったお宅で、その日は施主自ら、無垢材の表面にぬかを塗りこむ作業にいらっしゃるところだったそうな。
邸宅の中までご案内いただき拝観。
それでも、家に戻ったのは15時前。





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Last updated  May 5, 2007 12:44:31 AM
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桜上水二丁目現住人@ Re:東保園はどうなる?(01/23) 激しく同意します! この辺り、公園と呼べ…
坂東太郎9422@ ノーベル賞(10/09) 「株式会社Caloria代表取締役社長 管理栄…
ドイツ@ Re:軍歌、労働歌、国歌の変遷に見る民衆扇動(02/25) 日本は戦前も戦後も「日本国」であって国…
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